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漫画家からの転職!?DeNA流『マーケットアナリスト』に大切なこと(後編)

前編では、DeNA独特のマーケットアナリストという職種についてチームリーダーの桑山さんに伺いました。後編では、『マーケットアナリストに必要な資質やどんな人が向いているのか』について、詳しくお伺いできればと思います!

※前編の記事をお読みでない方は、以下から是非ご覧ください!


①実はなる予定じゃなかった!?『マーケットアナリスト』になったキッカケとは・・・?

モリシー「前編ではマーケットアナリストの役割や業務内容について説明いただきました。そういえば桑山さんってどういう経緯でマーケットアナリストになったんでしょう・・・?」

桑山「実は僕、当初はデータアナリストとしての採用だったんですよね」

モリシー「データアナリスト・・・聞いたことありますが、どんな業種なんでしょう?」

桑山「僕が入社した当時のDeNAでは、主にスマホゲームのログデータをSQL(データベース言語)を駆使して集計・可視化した上で分析し、そこから導き出される示唆によって運営をサポートする役割でしたね」

モリシー「ふむふむ、ですがデータアナリストにはならなかったと?」

桑山「そうなんですよね。一次面接の面接官が入社後の上司になる方だったのですが、面接中に映画が好きだという話をしたら、具体的な作品名となぜ面白かったかを説明してほしいとなりまして」

モリシー「桑山さんってかなりの映画好きと伺ってます」

桑山「映画好きというか映画狂ですね。どの年代、どの国、どのジャンルでもいけますよ。一番得意なのは70年代で特に・・・」

モリシー(聞かなきゃよかった・・・)

桑山「それはさておき、確かその時お話ししたのは西川美和監督の 『永い言い訳』という作品だったと思います。他にも好きなゲームやその理由なども聞かれたのですが、その返答内容などから急遽マーケットアナリストとしての採用に切り替わったと伺っています」

モリシー「へー面白い!どういった点が決め手だったのでしょう?」

桑山「『面白さ』といった曖昧なものをしっかり論理的に言語化できる能力があると評価していただいたみたいですね。昔からモノの成り立ちやルーツみたいなものがどうしても気になり、調べまくって考えるタイプでもあったので。マーケットアナリストの業務は数字も当然扱うのですが、合わせて定性的な情報を元に分析するケースも多々あるので、確かに必要な能力かと考えています」

②漫画家からアナリストに!『マーケットアナリスト』に向いている人とは?

モリシー「ちなみに入社前は漫画家だったと伺っていますが?」

桑山「まあフリーで細々とwその時に培ったものもだいぶ仕事には活かされてますね」

モリシー「なんと!漫画家からアナリストは大きな転身だと思いますが、どういう部分ですか?」

桑山「元から好奇心が旺盛というのもありますが・・・僕は作品を一つ作るのに膨大なインプットをするタイプなので、普段からジャンルや媒体問わず幅広い知識やエンタメ作品に触れ続ける生活を送っています。特にDeNAの事業はエンタメを幅広く扱っているので、そこで得た知識や経験は間違いなく役に立っていますね」

漫画家時代のイラスト
入社して約半年の初々しい桑山さん

モリシー「なるほど、エンタメ知識は重要と・・・・」

桑山「知識だけじゃないですよ。マーケットアナリストの業務は特定のプロジェクト専任というよりも、多岐にわたるプロジェクトに関わっていく傾向が強いので、積極性やメンバーの意向を汲み取る力でしたり、分析結果を的確かつ相手に敬意を持って伝える力など、コミュニケーションを介して信用を獲得し、案件を広げていく能力も重要です」

モリシー「確かにフリーランスの仕事でそういった能力は磨かれそうですね!・・・ただ、お話を聞いている限り、素養が大事というか、属人性が高そうなお仕事の印象を受けるのですが、いかがでしょう?」

桑山「確かに属人性は高い仕事だと思います。ただ、知識や経験は少なくとも、好奇心を原動力にエンタメコンテンツを分析する楽しみを見出せる人であれば十分活躍できると考えています。前回記事に登場した新卒の大島さんもマーケットアナリストチームで”スーパーマーケットリサーチャー”として大活躍中なので!」

モリシー「なるほどです!エンタメ好きで論理的思考が得意な方にはピッタリの仕事ですね!本日はどうもありがとうございました!」

桑山「それでさっきの映画の話の続きなんですが、僕の好きなジョン・カーペンター・・・」

モリシー「おしまいです!!!」

インタビューは以上になります。

DeNA流マーケットアナリストについて、皆さんご興味を持っていただけたでしょうか?

次回以降もDeNAのマーケターたちのチャレンジ事例をどんどん紹介していきたいと思ってますので、是非楽しみにしててください!