DeNAの『マーケットアナリスト』って一体何者？どんな仕事してるの？（前編）
こんにちは！DeNAのモリシーです！
今回は、以前紹介したDeNAのマーケティング部コンシューマーインサイトグループ内にある『マーケットアナリストチーム』についてチームリーダーである桑山さんにお話を聞いていきます。
桑山さんは大学在学中に漫画家としてデビューし、卒業後もフリーで漫画やイラスト関係の仕事に従事し、2017年にDeNAに入社したという異色の経歴をお持ちの方です。
ストラテジックマーケティング統括部
マーケティング部コンシューマーインサイトグループ
①DeNAの『マーケットアナリスト』は一味違う！
モリシー「初めまして！モリシーです！本日はよろしくお願いします。」
桑山「よろしくお願いします！度々記事内では拝見していますが、根掘り葉掘り聞かれそうでちょっと怖いですねw」
モリシー「根掘り葉掘り・・・『根を掘る』ってのは、わかる・・・スゲーよくわかる。
根っこは土の中に埋まっとるからな・・・だが、『葉掘り』って部分は」
桑山(被せ気味に)「あ、ジョジョネタはちょっとわからないので本題に移りましょうか」
モリシー(わかっとるやん。。。)「ゴホン、失礼しました！では早速ですが、桑山さんは社内でマーケットアナリストという職種を名乗っていますが、マーケットアナリストってあれですよね」
桑山「株の」
モリシー「そうそう！テレ東の経済番組とかに出てる」
桑山「一般的にはそうですよね。でもDeNAではちょっと違っていて、『エンタメを中心とした市場や競合他社の動向を国内外問わず調査し、事業を成功に導くための示唆の提供や戦略を立てる役割』をマーケットアナリストと呼んでいます。理想的な動きとしては軍師や参謀のようなイメージですね」
自社タイトルのマーケティング戦略考案をサポートする
モリシー「なるほど・・・軍師というと真っ先に三国志の諸葛亮*が思い浮かぶのですが」
*諸葛亮（しょかつりょう、紀元前181年 - 234年）、または孔明。中国三国時代の蜀漢の政治家、軍事戦略家、発明家、そして学者。最も著名なのは、劉備とその後継者の劉禅のために、蜀漢国の首相としての役割。彼は非常に賢く、戦略的な洞察力に長けていたことで知られ、多くの戦いでその才能を発揮した。
桑山「まあ彼は軍略家というよりは内政に手腕を発揮するタイプだと思うのですが、イメージは近いですね。マーケットアナリストがプロジェクトに参加する際はただ分析や戦略を提供するだけではなく、人員管理などプロジェクト自体の推進も担当することも多いので・・・」
モリシー「まさにDeNAの諸葛亮だと」
桑山「いや、それはちょっと畏れ多いですね・・・馬謖ぐらいにしておいてください」
モリシー「泣いて斬られちゃうじゃないですか！」
桑山「さっきからマニアックなネタ多くて読者の皆さん置いてけぼりなので自粛しましょうか！」
モリシー(アンタもノってるやん。。。)
②頼れる軍師役！『マーケットアナリスト』の仕事内容とは・・・？
モリシー「・・・気を取り直して。ちなみにマーケットアナリストがいることで会社にはどのようなメリットがあるのでしょう？」
桑山「そうですね。対象とする事業に関する市場の状況を調査・分析することで、そもそもその分野に参入する価値があるか、未成熟市場であれば成長する可能性はあるか、などの判断ができますし、現在の市場で成功している企業やプロダクトを分析することで勝ち筋を見出し、事業の成功確度の上昇に寄与することができると考えています」
モリシー「ふむふむ。確かにそのような情報無しで大きな事業を動かすのはリスキーですよね。具体的にはどんなことをしているのでしょう？」
桑山「例えばゲーム事業に対してでしたら、新着タイトルや注目施策、ゲームジャンルごとのトレンドなどを分析した記事を毎月展開してゲーム関係者の市場感覚をアップデートしたり、それらの分析で得た知識や外部データソースなどを駆使して、新規ゲームタイトルの売上試算や自社・競合のマーケティング分析なども実施しています」
モリシー「なるほど、幅広いですねえ」
桑山「最近は社内で培ったノウハウを活かして他社のマーケティング課題解決などにも取り組んでいますよ。冒頭でもお話した通り、とりあえず、市場や競合の分析関連で困ったら駆け込む何でも屋という感じです」
モリシー「大変そうですが、そのぶん面白そうな仕事でもありますね！もっと深くお話をうかがいたいのですが、ひとまずここで休憩をはさみましょうか」
前編は以上になります。
後編では、マーケットアナリストに必要な資質やどんな人が向いているのかなどを伺っていきます。
お楽しみに！