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#26 執着を手放せば、色々とうまくいく説。「無頓着を極め、1つの分野に情熱を注げ!!」

この前ずっと積ん読して読んでいなかったケリー・マクゴニカルさんの「スタンフォードの自分を変える教室」という本を読んでいました。

これからはアウトプット回ということで、この本から得た知識を元に色々話を展開していきたいと思いますけれども。

タイトルにもある通り、「執着」は良くない、という話です。

多くの悩み、葛藤、コンプレックスは「執着心」から生まれる場合があります。

「皮肉なリバウンド効果」というのをご存知でしょうか?

これは、カリギュラ効果とも言われる一種の心理現象であり、「~しないようにしよう」と決心すればするほど余計そのことをしたくなるという現象のことを指します。

「お菓子を食べないようにしよう」と思うほどお菓子と葛藤する羽目になり、「人前で緊張しないようにしよう」と思うほど人前でボロを出しやすく、「気前良く振る舞おう」と思うほど人に良い印象を与えるのが難しくなります(巷で流行るコミュニケーション術の本は鵜呑みして文字通りに解釈してノウハウだけを取り入れて実生活で実行すればロクな結果にならないんでしょうね、何事も鍛練が肝心という訳ですか)。

だから、ダイエットする際にも余り「食事制限」「チートデイの日にち」を意識しすぎるのは「皮肉なリバウンド効果」に繋がり、帰って心に余裕が生まれずハードモードになるという訳ですね。

大事なことは、「~しない」という目標をするのではなく「~する」という目標に再定義すること、それに使う時間やお金を自分がより良い方の為に使う(オルターナティブプラン)こと、に生かすことなんでしょうね。

「もう夜中にコンビニ飯食わない!」のでは無く
「夜9時には寝て、浮いたお金で為になる本か気になるCD買おう」という訳ですね。

また、メンタリストDaiGo氏の動画で「鏡を見る人の心理」について話していた回があったのですが、「鏡を見れば見る程自信無くなり精神的に不安定になる」(体型を執拗にチェックしたり、メイクしたり、髪整えたりする行為が自分のネガティブな部分に脳が自動フォーカスしてしまい粗探しすることで自尊心を失う。多少ラフでもいいしょ!というスタンスが大事!)というのには自分も納得出来る節がありました。一時期鏡をずっと見ていると凄く不安になって、その不安を解消したいが為に更に鏡を見るという病的な悪循環に陥った時期がありました。
これも、鏡を見るのを止めた(諦めた)途端にスッと楽になったんですよね。本当に外見に自信のある人は外見をチェックしようとしない。だから鏡で外見チェックするのは自信のない行為と間接的に脳が認識してしまう?というのは、納得出来る話です(このブログを読んでいる方も、鏡に向き合って自分の粗探しすることをやめてみては如何でしょうか)。

コンプレックスというのは(特に外見に関しては言えることだと思うンですが)、個人的な主観により部分的に嫌だと感じた場所を執拗に思い悩むことで悪化することって多いんですよね、「自動思考」の罠というやつで、認知の歪みが自動思考によりますます深まっていく、根拠もないのに自分を否定したくなるのは個人的な選り好みが執着心に変わった結果だと感じる訳です。

コンプレックスはなにも外見のみに及ぶ話ではないですね、執着は過去のトラウマだったり失敗だったりパートナーへの未練にも存在します。

これだって、「忘れよう」なんて思う限りは悲しい重荷を背負ったままです。大事なのは「忘れよう」とすることに拘るのではなく、「ありのままに、感情の赴くままに泳がせてあげること」なんですね。
時にはトラウマや失敗を思い出しても良い。でもその感情を殺そうとするのはやめて、ありのままに泳がせてみるという訳ですね(ディズニーランドで亀のクラッシュが「好きだった人を忘れられません。どうすれば忘れられるでしょうか?」という一人のお客さんの相談に「無理に忘れる必要はないと思うぜ!」と返したのは、単なる慰めではなく、合理的な判断だったとは!)。

皆さんにとって、執着していること、執拗に拘っていることはどんなことがあるでしょうか。
外見をよく見せようとしたり、いい人になろうと心掛けたり、糖質制限しようと無理に頑張ったりするのではなく、ゆるくいく。

自制心を持つコツは、自制心を持とうしないこと!なんですかね、やっぱ。自制って、「自分に制約をかける」と書くじゃないですか。その行為事態が執着を産むんでしょうね(知らんけど)。

なんか、ブランドに拘る人とか(健康オタクとか)、色々拘る人って人生楽しそうかって言われたらそんなに楽しそうに見えないですよね。もちろん何も拘りがない生活は面白味のない生活になりますが、拘りが多ければ多い程面白いとは限らず、むしろ「自分への制約」が多いせいで色んな面で執着する羽目になりそうです。

拘りは、1つか2つがベストなんじゃないか?というのが、今現在自分が考える説です。

注ぐべきエネルギーが余りにも多くの場所に分散してしまえばそれこそ何も達成出来なくなってしまう恐れがあり、どっちつかずになってしまうからです。

そのかわり、欲張らずに「一分野のオタク」になることです。これは前田裕二氏も本で言ってましたが、今の時代に求められるのは誰もが得ている知識を得る「ジェネラリスト」では無く、1つの分野に特化した「スペシャリスト」です。
どんなことでも良いのです。例えそれがお金になることではなくとも(むしろ誰もエネルギーを注がなかったであろう場所に注ぐからこそ面白いのです)、皆さんがハマれることが大事なんでしょう。

ただし、他のことには無頓着でいきましょう。コミュニケーションの達人になりたいのであれば、外見を気にするのはやめて、体を鍛えることに拘りたいのであれば、シェフの道はお預けしといて、海外で働きたいと強く願うなら、日本に未練を残すのはやめて、歌手として輝きたいのであれば、医者の道は諦めましょう。

執着がストレスとわかった以上、目標達成の為にお邪魔虫にしかならないストレスは断捨離するんです(作家として輝きたいなら昨日の食べ過ぎなんて気にしないで!昨日の失恋はあなたからチェスのチャンピオンになる道を妨げたりはしないはずです)。

皆さんは、皆さんのエネルギーで何かの「スペシャリスト」になれるんです。ただ、他のことに気をかけるだけでそのエンスージアズムは瞬く間に付け焼き刃程度の威力しか持たないでしょう。

うちの兄がかなり良い場所に内定を得やがったんですが、それもうちの兄は車関係の仕事を得たんです。ずっと子供のころから車に情熱を注いできた結果なのでしょう…自分も車は好きですが、あれほどのエンスージアズムがあれば確かに「車のスペシャリスト」としての道を開くのもおかしい話ではないなと納得しました。(今正直いうとこの点で〝葛藤〟しています。まさかうちの"車オタク"に元気付けられる日がくるなんて…)

そして私の尊敬してやまない布袋寅泰さんを紹介させてください。やはり、情熱を注いだ結果大成した人として挙げるならこの人は外せないでしょう!

群馬から東京に一人で上京し、狭いアパートでアルバイトをしながらギターで練習を重ねに重ねるそのハングリー精神…布袋さんについて語るのは別の機会たっぷりお話したいと考えています!!

自分が、何の「スペシャリスト」になれるか。それはまだ行き先が不明瞭な部分がありますが、(外大に行けなかったからと言って英語のスペシャリストになる道を完全に断念した訳でもないですからネ)それは、これからの課題だなと感じています!

目標達成のメソッドとして参考になる本を最後にご紹介して終わろうと思います。

・ナポレオン・ヒル「思考は現実化する」
・アンジェラ・ダックワーズ「GRIT やり抜く力を手に入れる」

それでは!!

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