見出し画像

誰も何もしないコラム2 skitkr

 ここまで生活スタイルが変わるなんて正直思っていませんでした。
人と会うことに細心の注意を払い、行動の制限が社会の悪循環を生む。

「自粛」という言葉は、時に優しさ、時に凶器になりかねない諸刃の剣と化し、発言の難しさを痛感している毎日です。

 個人的に昨年は、身内が倒れたり亡くなったりと慌ただしい中、未知のウイルスとこの世界に存在しなければいけないことに、少なからずストレスも感じていました。
こんな時に死生観を見つめ直すことがいいのかわかりませんが、この世界に生きている以上、すべての出来事に最善の選択ができる仕様にはなっていない自分がどうエンドロールまで進んでいくか考えなければなりません。

ドラゴンクエストの生みの親、堀井雄二さんは「人生はロールプレイングゲーム」と言いました。

言い得て妙とはまさに!と思ったのは、僕に子供が産まれてからでした。

 親子3代に渡るストーリーの中に別れや結婚があるドラゴンクエスト5。
1992年の発売から月日が流れ、ただのゲーム好きから父親になった僕の中で、ドラクエ5のストーリーの素晴らしさを再確認したのは

「自分はこの世界の主人公だけど、勇者ではない」

そして

「産まれてきた最愛の子こそ、真の勇者なんだ」

ということでした。
この設定を作った堀井さんほんとに凄過ぎます。。。

 子供の誕生が自分の人生の転換になったのはもちろんですが、それ以上に世界の主軸と思っている自分と、自分から観た世界を変えことができるキャラは子供なんだ、と人生の歩み方を考えさせられるドラゴンクエストは、「人生はロールプレイング」という言葉を体現できる唯一無二のゲームだと思っています。

そして

 そんな感じで、人とふれあうことの重要性を再確認しているときに聴いたWeezerの新譜があまりにも自分の心に寄り添ってくれる作品で驚きました。
オーケストラを導入し、アナログサウンドのみで作られたという本作。

 リヴァース・クオモの哀愁漂うお得意のメロが、パワーポップの枠を超えてここまで感動的に聴こえるのは、本来のソングライティングと混沌とした世界の現状に、オーケストラサウンドの美しさが重なりあったからこそできた「必然の最高傑作」だからではないでしょうか。。

 個人的にはシンバル類の、アタックよりもオーケストラサウンドになじませるような浸透性を持ったコンプ感が、作品全体の耳心地の良さを作っていると思います。

 ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』からインスピレーションを受けているとのことですが、個人的に感じたのはサウンドメイキングや声質(低いトーンから高くなっていく感じ)もポール・マッカートニーみたい聴こえました。
 ビートルズの新作ですね笑

 そしてde la chick ですが、ライブ以外での活動が動きやすい僕たちはあれやこれやとメンバー離れながら楽しんで活動しています。

 
 これからもyoutubeや曲もアップしていきますのでよろしくおねがいします。

skitkr


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?