100字物語「少年のさがしもの」#第1話
少年はフェンスを探していた。港の突堤を、猫が夕陽にむかってぶらついている。その背は太陽の残照を浴びて黄金に輝く。朱色に染まる波をからかうように、カモメが低く旋回している。サギが一羽、高く空に舞い上がった。
(to be continued )
毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。
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