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100字物語「少年のさがしもの」第5話

少年はフレームを探していた。セピアに退色したモノクロームの写真。トタン屋根の工場の前でポーズをとる青年たち。肩を組んでいるのは、たぶん祖父だ。屋根の上で猫があくびをする。アルバムを閉じて、窓をあけた。

(to be continued)


毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。

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