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100字物語「少年のさがしもの」#第38話

少年は対話を探していた。教室が微熱を帯びる2月。期待と落胆の嵐が吹き荒れる日がやって来る。朝から甘い匂いに浸食される脳髄。恋愛は未知の領域。数学よりも理解不能。義理でもいいさ。猫まで女子に媚びを売る。

(to be continued)


毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。

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