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産婦人科で涙が止まらなくなったADHD母ちゃん。

3人の我が子が揃って発達凸凹、不登校、引きこもり、うつや自傷行為、拒食に過食、癇癪、感覚過敏などの精神疾患(症状)で荒れる日々を送ってきた
2010〜2016年までの6年間の我が家の様子を綴った物語が、2023年1月に書籍となり、出版させて頂きました。
外の世界で生きることに適応していけなくなったあの日から
心の世界を向いて生きてきた親子の物語です。ぜひ読んでくださいね😊✨


わたしが長女はなちゃんを産んだのは、26年前の1998年7月。

はなちゃんを産んだ産婦人科が、自宅から歩いていける距離にあるので、出産して26年経った今でも子宮頚がんの検診を受ける時はこの産婦人科で診てもらっています。
(兄じろと弟たろは、また違う産婦人科で出産しました)

この産婦人科の待合室の雰囲気や置かれている椅子やベビーベットなどの配置が26年前のあの当時と全然変わらなくて、そしてはなちゃんを取り上げてくださったお医者さんもあの当時と全然変わらないので、
(そのようにわたしには見える…👀)

この産婦人科の待合室に座ってこの空間の中にいると、ふと、26年前に妊婦だったわたしのあの時の感覚や、はなちゃんの出産の時の事、生まれたばかりのはなちゃんのサイズ感、抱いた時の感じの温もりなんかが、わたしの記憶と身体にふんわりと蘇ってくるんです。

そしてつい先週、この産婦人科に行く事があって、夜の診察で行ったんですね。

そしたらちょうど待合室のテレビに、読売テレビの「かんさい情報ネットten.」の番組が流れていて、今日生まれた赤ちゃんを撮影して放送している番組のコーナー「めばえ」の時間になったんです。

今日生まれたばかりの赤ちゃんと、今日出産を終えたばかりのお母さん、そして今日初めて我が子を抱くお父さんの姿を見ていたら…

恥ずかしいけど涙が止まらなくなってしまって、持ってきたハンドタオルで必死に涙と鼻水を拭いてました…🤧

『生まれてきたこの赤ちゃんの人生が今日から始まったんだなぁ…』

『出産を終えた女性の身体って神秘的だなぁ…』

『わたしもこんな時があったなぁ…』

『今回のわたしの人生では、もうこんな時を味わえないんだなぁ…』

そんな色々な思いが湧いて出てきて、胸がいっぱいになりました。

出産で感じる感動や幸福感、安堵感、満たされ感は本当に次元が違ったし、我が子が生まれたその瞬間から、この子が存在しない人生を生きていくなんて全く想像ができなくなって、本当に不思議な繋がりを感じました。


わたしの子育ては試練や課題が多くて、ジェットコースターに乗りながら天国と地獄を行き来するような、全くコントロールが効かない不安定で激しい日々を経験してきたけど、我が子が生まれてきた時のあの感動やあの幸せな気持ちを経験させてくれた事自体が全てで、それだけで我が子から十分なものを与えてもらってたんだなーと思いました。
(もちろんどんな時も、子どもから与えてもらってるものはわたしにとってかけがえのないものですがね😊)

(産院でのわたしとはなちゃん)
(退院後に実家で沐浴頑張る新米母さん)
(産後の痛みと夜中の授乳の寝不足なんかでしばらくきつかったー)

写真が何だか古さを感じますが…
こうやって昔の事を思い出すと、自分の人生には沢山の思い出があって、その思い出がわたしの人生で得てきた何よりもの宝物なんだなーってしみじみした気持ちに浸ってしまいますね〜。

歳を取ったんだなー😅

終わり😊

サンキューソーマッチ😊