2020/05/20

起きた。今朝は激辛カレーのLEE20倍。奇しくも昨日追求していた刺激的な書き出しになった気がするけど、たぶんそういう意味じゃない。期間限定激辛ソース付きだったので全部入れた。単体で舐めたら酸っぱいタバスコみたいな味がした。

昨晩は比較的よく寝られた。ただ、昼ころから体調の悪さを感じて横になっていた。二度寝して起きた後は、元野球監督の本を読んでいた。

監督は元キャッチャーで、ときどき出てくる配球(ピッチャーにどういう球を投げてもらうか)の話がおもしろかった。打者の意表をつくために、意図をやりくりするのだけど、そのサイクルが高校野球だと二拍子、プロ野球だと三拍子だそうだ。監督はこれが四拍子・五拍子とできるのが一流のキャッチャーと言っていた。そこまで意図を凝らせるキャッチャーはなかなかいないらしい。

僕は野球はコンピュータゲーム機ででしかやったことがない。思えば自分がピッチャーのときは常にストライクゾーンぎりぎりのところ一ヶ所に投げ続けていた。監督流にいえば一拍子ということになるだろうか。それは対戦でも負け続けるわけである。

どうしてそんなことをしたのだろう? 当時の自分の気持ちをトレースするとこういうことである。ストライクゾーンがあったら全部使わなくないともったいない気がするし、ピッチャーも得意な球の曲げ方があるから毎回その方法を使わないともったいない気がする、したがって同じところに同じ方法で投げ続けるのである。卵が安かったので10パック買ってきたみたいな考え方である。

僕は数学をやっているので、そういう先を読んで諸葛亮孔明みたいなことは得意なのではと期待されることもあるのだが、全然そうではない。将棋もゼロ手以上先を読めないので、頻繁に二歩で負ける。僕の気質がトライ・アンド・エラーを死ぬほど積み重ねるタイプなので実践でそれをやり続けてしまった。10000局くらい付き合ってくれる奇特な人がいたら違ったかも知れない。そのうち500局は二歩で負けただろう。

今でも計画は苦手である。でも計画をしないと仕事にならないということもあるので、ある程度は技術として身につけた。これは、利き手と逆の手でも、ものができるように訓練した、というのに似ていて可能ではあっても、不相応なことをしている感覚はどうしても拭えない。

ここで話がもとに戻ってくるのだが、大まかな方針として二拍子や三拍子くらいの拍子でカウントする、というのはできそうな気がした。僕の習慣……例えば英単語も数学書の写経は、毎日欠かさず、すなわち一拍子でやっている。次に何か習慣を加えるなら二拍子くらいの何かから始めてもいいかなと思ったわけだ。

どういうものが、いいかはよく分からない。アイデアを述べる。例えば、筋トレは、筋肉を休ませる日というものを作ることが大切と聞いたことがある。毎日トレーニングをしたい人は、鍛える部位をローテーションしながらやるそうだ。そんな難しいことはできないと落胆していたけど、表と裏の2メニューくらいなら可能かもしれない。(この表と裏は野球のイニングにかけたわけではない)

他にも長編を書く人というのは、ものを書いた後に「寝かせる」ということをするらしい。書いたばかりの原稿を客観的に見るために、いったん忘れておくという。だとすると、何作も書きづつけている人は、新しいものを書くことと、冷却したものを書き直すことを交互にやることになるだろう。売れっ子になれば三拍子・四拍子・五拍子となるのかもしれない。

これを日記形式のデフノートでやると、今日の出来事が2週間後に校正されて出てくるみたいになるのだろうか。のんびりした話だ。本人が死んでからなお約20000字のやまびこが聴こえてくるというのは面白いかも知れない。

- 英単語 1000単語
- タケバキの写経 1ページ
- ヒザ曲げ立位体前屈 3分
- 睡眠 1-6.5, 12-14.5 (8時間)

図書館にもスーパーにも行けておらず、明日の朝食に不安を感じている。コンビニスタートになるかもしれない。野菜スティックをガジガジ噛みたい。

(2020/05/21 へ続く)

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