見出し画像

【日記】2020年11月(霜月) のふりかえり

写真は、私の家から撮影された、湯の丸高原あたりです。いよいよ、信州は冬模様。僕は寒いのがなかなか好きなので、雪を見ると少し嬉しくなります。

11月(霜月)は、なかなかに忙しかったので、noteを書くことを、この記事を書こうと思った瞬間まで忘れていました。余裕もなかったですが、それ以上に体調がよくなかったですね。ふりかえりをしながら、買い物とか、読書について書きます。

11月(霜月)の活動

11月は、これから貰う冬のボーナス(おそらくこれが生涯で最後になるであろう)を見据えて、かつ来年度の活動を見据えて、少し買い物をしていました。

そこで買った一番高価なものが、iPhone SE2でした!

画像1

僕はredを購入したのですが、いやはやかっこいい。Apple製品では、ダークグレーが割と好きなのですが、今回はSEしかないredを買いました。前のiPhoneが6Sだったので、随分と利便性がよくなったように感じます。処理速度も速いし、画質もいい。やはり5年落ちのiPhoneだと、隔世の感がありましたからね。

さて、次に購入したのが、Adobe コンプリートプランでした。現在している仕事のため、および趣味でデザインを勉強しようかなと思ったので購入しました。人生ではじめてAdobe製品を使ってみたのですが、これはいいおもちゃですね。とっても面白い。

もう一つ、Adobe製品を使いこなすために、Udemyでデザインの勉強をはじめました。デザイナーの友人もあまりいないので(いても自分で仕事をしている)、自分の仕事のデザインは自分でするかーと思ったものの。全然デザインができない! だから、Udemyで勉強しようかな〜と思い、登録しました。Udemyの講座は、とても面白いですね。ただ、上記のように11月は全く時間がなかったので、あまり講座を受講できていないのが悲しいところ。TOEFLの講座も開始したので、これからは時間を取れるといいな〜。

11月の読書

11月は、あまり研究書を読む時間はありませんでした。ですが、その中でもいくつか本を読めました。その中で面白かったものを3つほど紹介します。

⑴ 鎌田 華乃子『コミュニティ・オーガナイジング 〜ほしい未来をみんなで創る5つのステップ』(英治出版、2020年)

コミュニティ・オーガナイジングについてハーバード大学ケネディスクールで学び、現在はピッツバーグ大学博士課程に在学する鎌田華乃子さんによる著書です。鎌田さんは、性暴力撲滅へのアクションを行なっており、現在も多岐にわたる活動をされています。この本は、ハーバードで学んだこと、およびご自身が活動してきたことを実例として、「仕方がない」を「仕方がある」に変えていくための思考法・実践法を示しています。

まず、鎌田さんの活動に敬意を表したいと思います。私は学生時代に「勉強したい」と思い、教育理論・政治理論を学んできました。しかし、教育理論・政治理論を学ぶといっても、それは随分と実践から離れたものでした。否、むしろ社会問題にコミットすることが怖かったのです。社会問題にコミットしていくことは、自分の信じる世界が否認されるような気がしていたのです。ですが、少しずつ自分の「当たり前」から降りていく作業をしていくうちに、その頑迷さに気づきました。コミュニティの中で、きちんと自分の思いを言葉にする。これはとても簡単な気がしていて、とても難しい。なかなか伝わらないし、理解してもらえない。その難しさを超えるには、言葉をつくし、連帯するという希望を持つことなのかなとわかりました。でも、どう言葉を伝え、連帯すればいいのか? この道筋を示すのが本書です。

コミュニティでアクションを起こしたい! そう思う方はぜひご一読を! すごく読みやすい本です。

⑵ 遠藤野ゆり、大塚類『あたりまえを疑え! 〜臨床教育学入門』(新曜社、2014年)

こちらは、私の大学院の母校の先生が書いた本ですね。ですが、私が休学〜退学した時期に着任した先生なので、面識はありません。と思いきや、実は学会で質問していただいていたりして笑。

この本は、いわゆる「入門書」です。ですが、導入がとてもうまい。(これから教員になるかわからないけど)できれば教科書にしたいくらい、とてもいい導入です。この導入だけで、3コマは講義ができる。以下に、本書の「まえがき」を示します。

 教育にまなざしを向ける時、そこにはつねに2つの問いがあります。1つは〈どのような問題を見るか〉であり、もう1つは〈どのように問題を見るか〉です。前者は知識の問題で、後者は観点の問題です。知識がなければ、何かを語ったり考えたりすることはできません。けれど、センスの良い観点がなければ、せっかくの知識も、ほとんど意味がありません。それどころか、へんに知識だけを覚えると、「最近の子育てはなっとらん」とか、「イマドキの若者はコミュニケーション能力がない」といった、押しつけがましく説教じみた教育論になりかねないのです。
 本書はそのため、教育問題を〈どのように見るか〉にスポットを当てています。第Ⅰ部の視点は、私たちが理解している現実の疑わしさです。第Ⅱ部の視点は、他者を理解するメカニズムとそのむずかしさです。第Ⅲ部の視点は、自分自身を理解する複雑さとふ可能性です。本書が選びだしたこれら3つの視点は、ひととひととが関わり合い豊かになっていくことを目指す教育において、最も基本となるものであり、不可欠のものであり、にもかかわらず、実は自分のものにするのがとても難しいものだと、私たちは考えています。
(遠藤・大塚『あたりまえを疑え! 臨床教育学入門』ⅳ頁)

「どのよう」「どのよう」、なるほど。この視点は、僕にはなかった。でも、どちらも大切だ。だけど、この問題はわりと混同されがちだ。というのも、僕自身は教育問題を考えるときに、「切り口」として「どのような」問題を選ぶかを考えがちだからだ。でも、本来は「どのように」問題を理解するのかを教え、考えるのが教育学だ。これをうまく切り分けながら講義をするのって、とても難しい(と思う)。ということで、個人的にはこの本はなんとなくヒットしました。

⑶ ヨンチャン 作画、竹村優作 原作『リエゾン 〜こどものこころ診療所』(講談社)

子どもの発達障害(発達凸凹さん)に焦点を当てた漫画です。主人公自身も、発達障害(ADHD)を持っており、困難さを抱えている描写からスタートします。主人公(2巻の表紙の方です)は、小児科医を目指しているものの、研修で思うようにいきません。それどころか、教授に医療ミスを叱責されるなど、医療者として失格の烙印を押されかけていました。その中で、主人公は研修医として児童精神科医のクリニックに訪れました。その中で、様々な子どもとふれあい、理解しあっていきます。

とても大雑把なまとめですが、とにかく主人公へ共感できる笑 僕のADHDの症状とは異なりますが、大なり小なり共通点があります。特に、同じものをいくつも買う、鍵をつけっぱなしで出かけるなどは、割とあるあるでした笑 とりあえず、ADHDネタ、発達障害ネタとしてでした笑

11月のまとめ

とにかく、まったく覚えていない。この記事を書きながら、「何したっけ?」と思い出したけど、ギリギリ思い出せるのは大きなイベントのみ。勉強もまったくできていない。久しぶりに、(研究日の自宅勤務を合わせて)3日間自宅に引きこもってたけど、やっと頭がクリアになりました。それくらい、余裕がなかった。

何よりキツかったのが、睡眠の質が下がりまくっていたことですね。現在、睡眠剤(トラソドン)を処方されているのですが、それでも4時間睡眠したところで、いきなり目が冴える。僕は1日の仕事が終わると、本当にストレスがマッハ状態になるので、基本的には8時間睡眠しないと脳が正常に動きません。だからこそ、この状態ではうまく頭が回っていませんでしたね。

12月、すなわち師走はもっと忙しい気がする。でも、どうにか頑張ります。

では!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?