マサ(仮名)教育学者

30代の限界リサーチャー(文系博士課程満期退学)。あらゆる問題と日々闘いながら、どうに…

マサ(仮名)教育学者

30代の限界リサーチャー(文系博士課程満期退学)。あらゆる問題と日々闘いながら、どうにか生きています。現在は長野県在住。専門は教育学(批判的教育学)、ジェンダー研究、質的調査論。より深めると、「自伝的エスノグラフィー」による社会変革を考えています。

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「できないこと」は、お互い様では?

この投稿は、自分なりの「普通」な人びとへの応答です。 僕ができないことは、認める。僕が知らないことも、認める。僕が気づけないことも、知っている。僕がわからないことも、認める。 だけど、それってお互い様では?だってあなたも僕の気持ちなんてわからないでしょう? というのが、この投稿のおはなしです。 「できない」ことって、そんなにわるいこと?その前に、僕がよく言及する「できない」という言葉について定義しようと思います。「できない」という言葉は、きっと多様に定義しうるでしょう。

    • 【日記】2020年11月(霜月) のふりかえり

      写真は、私の家から撮影された、湯の丸高原あたりです。いよいよ、信州は冬模様。僕は寒いのがなかなか好きなので、雪を見ると少し嬉しくなります。 11月(霜月)は、なかなかに忙しかったので、noteを書くことを、この記事を書こうと思った瞬間まで忘れていました。余裕もなかったですが、それ以上に体調がよくなかったですね。ふりかえりをしながら、買い物とか、読書について書きます。 11月(霜月)の活動11月は、これから貰う冬のボーナス(おそらくこれが生涯で最後になるであろう)を見据えて

      • 「エモさ」は、けっこう難しい。

        10月25日(日)に、ブレッドボード主宰「俺の話(専門)を聞けェ!」で、僕の関心について話しました。即興で話すネタをつくったのですが、ちょっと伝わりにくかったかな・・・と思い、こちらでまとめてみました。 ちなみに、当日のスライドはこちらになります。もしご興味あればダウンロードしてみてください。 「エモさ」を再定義するまず、「エモさ」をつくる技術について考えなおしました。プレゼンでは、「『エモさ』とは、感情を大切にすることである」と定義しました。 ですが、ちょっとこの定義

        • 少しずつ、「男らしさ」から下りていく

          うつ病になると、わかってくるものもあります。 いかに、自分が疲れているか。いかに、自分が観念に取り憑かれているか。いかに、組織はシステムの維持に固執しているか。いかに、社会が弱者に冷淡なのか。いかに、社会は自分の思うような、美しいものでないか。 その中で、自分の中でとっても大切な気づきがありました。それは、「いかに自分が『男らしさ』に固執しているか」ということでした。 「男らしさ」はつらいよまず、「男らしさ」とは何でしょうか。平たく言えば、「男」であることのパフォーマン

        「できないこと」は、お互い様では?

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        • 自伝的エスノグラフィーのために、ある研究者が書く
          2本

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          はじめてみる(2020 11.3 追記)

          はじめまして。限界リサーチャーのタカダマサです。この記事は、私自身の苦しみを、軽く書いてみようという動機で書いています。動悸もしますが、ぜひ読んでみてください。 以下に、プロフィールを書いていきます。公開できる範囲ですので、気になる方は個別にご連絡ください。 私のこと千葉県出身。大学、大学院ともに教育学部(教育学研究科)で、主に教育哲学に関心を持っていました。その後、ずっと住んでみたかった山間部に拠点を移し、対話の場づくりの現場に自ら入るなど、それなりに楽しく暮らしていま

          はじめてみる(2020 11.3 追記)