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はじめてみる(2020 11.3 追記)

はじめまして。限界リサーチャーのタカダマサです。この記事は、私自身の苦しみを、軽く書いてみようという動機で書いています。動悸もしますが、ぜひ読んでみてください。

以下に、プロフィールを書いていきます。公開できる範囲ですので、気になる方は個別にご連絡ください。

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私のこと

千葉県出身。大学、大学院ともに教育学部(教育学研究科)で、主に教育哲学に関心を持っていました。その後、ずっと住んでみたかった山間部に拠点を移し、対話の場づくりの現場に自ら入るなど、それなりに楽しく暮らしていました。その後、とある高等教育機関で勤務するものの、そこでうつ病(抑うつ状態)になりました。現在は、月1回の通院でうつ病と闘いつつ、勤務しています。

お仕事

文系の研究職。研究領域は、教育学(pedagogy)です。
主な関心として私は、「個人が自分自身の苦しみをどのように知り、その苦しみを語りあい、そこから公共圏を立ち上げる、そんな場づくりのあり方」を考えています。研究方法は、批判的教育学(critical pedagogy)と言われる領域です。この領域は、既存の教育のあり方を乗り越えるための教育方法を探究するものです。この探究の中では、「人びとの経験を知ることが、どのような意味(特に公共的領域に関わること)を持ちうるのか?」ということに関心が持たれています。私は特に、「自己の経験を、言葉にして解釈する(これを「自伝的エスノグラフィー」(autoethnography)といいます)」こと、そしてそのことから生じる「対話」(dialogue)が、どのように人々の意識を変容しうるのかに、とても興味を持っています。
現在、このことをもっと深く突きつめるために、批判的教育学がさかんな地域である北米(Canada, USなど)へ留学することを目指しています。現在は、批判的教育学研究の中心地であるマギル大学(Mcgill University)、あるいはトロント大学(University of Toronto)で学ぶことを目指しています。

好きなこと

ひたすら、歩くことと考えることが好きです。楽しいこと、創造的なこと、要するにワクワクすることが、何よりの宝物です。考えることは、僕にとってもっとも大切なことです。僕は自分のこと、他者のこと、人間のこと、世界のことに関心があります。しかし、病気のこと、発達特性のこともあり、あまりうまく生きていなかったなーと思っています。今もそうですが。その中で、今の研究法を、修士課程・博士課程・現在の仕事の中でゆっくりと見つけてきていて、とても楽しい時を送っています。散歩して、コーヒーを飲んで、カフェで知り合いと語って、たまに親しい友人たちとパソコンで話して、ラジオを配信して・・・それがどれも大切なことです。好きな散歩コースは、山が見えるところです。現在住む地域は、とても山と川、空が美しく、毎日感動しています。※ 写真は、今住んでいるアパートから見える冬景色です。

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病気のこと

現在は、うつ病(抑うつ状態)と診断されております。服用している薬は、イフェクサーです。それに加えて、不眠症状が出ているので、睡眠薬(トラソドン)も服用しています。抗うつ剤は、一般的には過眠症状を副作用としているようですが、私は不眠症状が出ました。現在も、「あまり寝られない」→「眠すぎる」という循環を繰り返しており、仕事の調子も波がある状況です。

また、2020年11月に、「注意欠如・多動症」(Attention Deficit, Hyperactivity Disorder, 略称ADHD)の診断を受けました。学校、職場で「なんかおかしい」「なんでこんなこともできないのか」と言われ続け、ついには合併症(二次障害)としてうつ病も発症しました。今からすれば、なぜ気づかなかったのだろうな〜と思っていましたが、あまり困ることもなかったのも事実です。事実、私はこの個性を自分なりに理解しており、「これは『一般的な常識』が大切にされる職場では生きていけないな」と思っていました。ですので、「研究職」、しかも上記のように「ある程度『一般的な常識』がないことが許容される分野」として哲学を選択しました。もっとも、大学、大学院ともによい友人・同僚・先輩に恵まれたので、とても幸せな毎日でした。ですが、念願叶い就職してみたものの、なかなかうまくいきませんでした(この辺りは、また記事を書きます)。

こんな私ですが、上記の「自伝的エスノグラフィー」の練習として、このnoteをはじめてみようと思います。このnoteは、主に「自伝的エスノグラフィー研究」です。ですので、主に私の体験(lived experience)の記述と解釈(批評)が中心となります。「自伝的エスノグラフィー研究」についても、そのうち記事にします。

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