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水でくっつける⁉実はみんなが知ってるアレって...の「本当はすごいガムテープの話」~ハリボテ+ダンボールでDIY革命~

こんにちは、ディアデザイン鹿内です。今回は、ハリボテ工作に使える材料の話を書きたいと思います。今回はテープの話題。ハリボテ工作を建造する、作るにあたって使えるガムテープのお話をします。リサイクルできて環境にもやさしい紙のテープや手軽に重ね張りできる布のテープ、、、皆さんが知ってるガムテープって実は…なディープなテープのお話です。


ガムテープの種類

「ガムテープ」と聞いて皆さんが思い浮かべるのはどんなテープでしょうか。多くの人が想像するのは、安価で紙製でテープ同士が剥がしやすい手軽に使える「紙クラフトテープ」もしくは「布製で強力にくっつく布粘着テープ」のどちらかを想像することと思います。

多くの人の想像① 紙のクラフトテープ(50m巻が多い)


多くの人の想像② 布の粘着テープ(50m巻が多い)

実は、本物の「ガムテープ」というのは、水で接着させる紙のテープのことを言うのです。


本物のガムテープ= 昔ながらの水接着式ガムテープ(写真は白色。幅50㎜×180m巻)

水接着式ガムテープのこと

1.特徴

 水貼ガムテープ の仕組みは切手と同じです。紙(クラフト紙等)の素材にでんぷん質の糊が塗布・乾燥させられています。そのままの状態の時は粘着性がなく、水を含むと強力に接着します。水はスポンジなどでこすりつけて薄く塗り付けるイメージです。接着後にはきれいに剥がすことができなくなるという特徴を利用して、物流業界では運送中にダンボール内の商品のすり替えなどの犯罪抑止対策のため大手通販ECを始め普通に広く使用されています。一般クラフトテープと違って印刷や重ね張りができる、布粘着テープと違って剥がさずにそのまま古紙資源ゴミに出せることが大きな特徴です。
 

2.製造メーカー

 時代の流れを受けて現在この本物のガムテープを作っているメーカーはもう数社しかなくなってしまいました。最も有名な老舗は昭和9年創業の愛知県名古屋市にある三陽工業㈱です。サンヨーガムテープの愛称で有名です。
 上記のように会社さん向け需要がメインであるため一般には販売しておらず、個人では なかなか入手が困難な一品です。(取扱店が分からない・入り数が多い・一巻が通常のクラフトテープの3.5倍・湿気に弱く保管に注意を要する)
 しかし、カルトナージュ作り等の用途で根強い需要がある商品でもあり、無くなっては困る商品です。


三陽工業㈱ホームページより

ハリボテ工作作りとガムテープ

 ハリボテ工作では、段ボール製であるハリボールにテープをべたべた重ね張りしたりします。そこで、どのテープが有効かについて考えてみます。
 一般に売っているクラフトテープでは手軽に使えて安価な反面、重ね張りは困難です。重ね張りできるクラフトテープも売ってはいますが重ね張り部分の接着強度は強くはありませんでした。
 一方、布粘着テープ他各種テープ類は手軽に使えて重ね張りは容易ですが、ハリボテ工作を解体するときに段ボールから全て剥がして分別しないといけません。
 水接着式のガムテープなら、安価で重ね張りできて、紙なので貼ったまま資源ゴミに出せる特徴があります。欠点は、テープの貼り付け時に水につけるひと手間がかかることです。

どんな工作やDIYやものづくりも材料のチョイスが大事!

結論

 どのテープも一長一短あるので、作るハリボテの状況に応じて使い分けるのが良いと思います。↓のリンクより弊社ECストアにて購入できます。
 材料を使い分けて、楽しい工作ライフを楽しみましょう!!



今後ともディアデザインの活動や記事にご注目いただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。


ディアデザイン
  代表:鹿内 浩樹


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