イライラを笑顔に変えたい人へ
ご家庭でも、教育現場でも思い通りにいかない事ってたくさんありますよね。
僕もイライラし過ぎて、胃潰瘍になった事もありました。
イライラしてしまう自分も嫌で、怒ってしまったり、ピリピリしている自分に自己嫌悪でした。
そんな僕も今では「でで先生はいつも笑顔ですよね」と言ってもらえ、穏やかな生活を送っています。
普段使っている言葉を意識的に換えるだけなので、オススメです。
《褒めるときの大切なポイント》
・過程(プロセス)に注目する
・具体的に伝えることを意識する
・能動的に聞く
この3つを意識して褒めるだけで、イライラがどこかに消え去ります!
最初はこれを意識すること自体がストレスになるかも知れませんが、有意識で使ってください。
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《過程(プロセス)に注目する》
お子さんが結果を出したときに結果を褒めることはすごく大切なことです。
ただ、結果を出し続けることがプレッシャーになってしまったり、そこを意識し続けることにより、モチベーションが逆に下がってしまう子も少なくありません。
まず意識して欲しいのが、努力している姿勢について励ましたり、やり方を工夫していた事についてそのすばらしさを伝えるように意識することです。
例)100点を取ってきたとき
ダメな褒め方「100点取ってきてすごいわね!」「さすが我が子だ!」など
正しい褒め方「100点を取れるまで努力したんだね!」「この前遅くまでがんばってたものね!それが実を結んだのね」など
もちろん100点を取ったことを褒めたいと思います。
ただ、それをしてしまうと100点を取れなかったときに、自分はダメな子だと言っていることと同じになってしまいます。
また、やっても出来ないならやらない方がましだ!と消極的なお子さんになってしまいます。
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《具体的に伝えることを意識する》
褒める側のボキャブラリーがないと、「すごいね」「さすが」「上手」とありきたりな言葉になってしまいます。
「すごい」等言われても、どこが凄かったり優れているかを具体的に伝えていないと、伝えられたお子さんも自分の強みや良かった所を自覚することが出来ません。
私もスタッフや生徒を褒めるときに、最初に意識したところはこの部分です。
例)作成した資料が良かったとき
ダメな褒め方「この資料いいねー!」「こういう資料作ってくれると助かるよ!」など
正しい褒め方「○○さんが作ってくれた資料目を通させてもらったんだけど、項目ごとに別れているし、色もプラスやマイナスで変えてくれてるね。こういう配慮がすごく見やすかったよ!」など
この様に具体性があるフィードバックや褒め方の方が、自分が工夫したところをちゃんと見てくれているんだ!というメッセージにもなりますし、モチベーションも自然とアップします。
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お子さんの例)イラストを描いていた
ダメな褒め方「上手ね!」「将来画家になれるわね!」など
正しい褒め方「お花の絵を描いたのね!赤い花びらなのね!太陽も描いて、綺麗なオレンジ色ね!」など
具体的にお子さんが行った行動に対して、伝えてくのも効果があります。
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《能動的に聞く》
何か気の利いたことを言わなくてはいけないんじゃないか?とか、忙しくて常に子どもの様子を見ているなんて無理!って場合も多かったりしますよね。
実際自分も人数が多くなればそれに比例して、1人に注目する時間はどうしても減ってしまいます。
そんな時に有効なのが、能動的に聞いてみることです。
例)先ほどと同じで、イラストを描いていた
ダメな聞き方「①これはチューリップの絵を描いたの?」「②どの辺を意識して描いたの?」
なぜこの質問がダメかと言うと、①については、クローズドクエッションで2択(YES・NO)で聞ける質問になってしまい、会話の広がりがありません。②については、漠然としていて「わからない」等の返答がきやすくなります。
正しい聞き方は「この絵はどこに一番力を入れて描いたの?」「なんでそこに力を入れて描いてみようと思ったの?」など
この様に、一番とかすごく・とてもなどを使って聞いてみるようにしてください。
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《大切なこと》
褒める=評価 です。
親とは木の上に立って見ると書きます。
褒めるよりも、本来お子さんが求めているのは何かを達成したときや、嬉しいことがあったときに、それを見てもらったり共有することです。
人は生理的欲求で、大切な人と自分の感情を共有したいという欲求を持っています。
認められたり、居場所があると分かると幸福感を持ちます。
頷くだけでも十分です。
一生懸命やっているときは、見ているだけでも十分です。
心が折れそうな時や、上手くいかなかったときに、見ていたことを伝えることもお子さんにとって、何よりも心強いことなんです。
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これからもどんどん更新していきます。
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