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【自宅で調べる】お子さんの発達が気になる方へ

最近よく「うちの子って発達障害なのかも…」「周りよりも遅れている気がする…」と不安や心配になるお母さん・お父さんは多いと思います。

・言葉が遅れている
・字が汚い(覚えが遅い)
・落ち着きがない
・集中力が全くない など…

きっかけは周りから言われる場合もあれば、親が気づく場合もありますよね?
特に年齢が低いときは差が出やすいので、○○ができる様になる目安よりも遅いと感じる場合も多いかもしれません。

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《早めの対応が大切》

もしかしたら?と思っていても、保護者の方からは
「どこに相談したら良いかいまいち分からなくて」
「子どもに気づかれたくないから、検査には行きにくい」

などご相談をいただきます。

ここで注意して欲しいのは、悩んでいる間にあっという間に、お子さんの大切な時間は過ぎてしまうと言うことです。

何らかの発達障害を持っている割合は18.3%という統計データが出てます。
クラスで考えると1クラスに5~6人ぐらいの計算になります。

正しい対応をしないと、お子さん自身が周囲の人と自分の違いに悩んだり、誤解されて孤立したりして、二次障害として身体への異変(頭痛・腹痛・食欲不振・チック症)、精神の異変(不安・うつ・緊張など)が出てきます。
その状況が続くと、不登校引きこもりに発展しやすいです。
また、身内への暴言・暴力、自傷行為などに悩む可能性も出てきます。

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《そもそも発達障害って?》

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【広汎性発達障害】
コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障害の総称です。 
自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害を含みます。

【自閉症】
自閉症は、「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、こだわり」などの特徴をもつ障害です。最近では、自閉症スペクトラムと呼ばれることもあります。

【アスペルガー症候群】
アスペルガー症候群は広い意味での「自閉症」に含まれる一つのタイプで、「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動、興味・関心のかたより」があります。
自閉症のように、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、障害があることが分かりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。

【ADHD】
注意欠陥多動性障害(AD/HD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)は、「集中できない(不注意)」「じっとしていられない(多動・多弁)」「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などを特徴する発達障害です。

【学習障害】
学習障害(LD:Learning DisordersまたはLearning Disabilities)とは、全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり、行ったりすることに著しい困難を示すさまざまな状態をいいます。

政府広報オンラインから引用https://www.govonline.go.jp/featured/201104/contents/rikai.html

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《自宅でできるセルフ診断》

手順1
お子さんの特徴に対してチェックしてください。

A、全く当てはまらない B、時々当てはまる
C、当てはまるときが多い D、いつも当てはまる

-Ⅰ群-
□必要な持ち物を忘れてしまう
□宿題をやったのに、持って行くのを忘れてしまう
□頼まれた仕事(お願い)を忘れてしまう
□遊ぶ約束を忘れてしまう
□待ち合わせ場所を忘れてしまう

-Ⅱ群-
□集中力が途切れてしまう
□何か始めたことを最後までやり遂げることが困難
□今やっていることがあるのに、別のことをやり始めてしまう
□ぼーっとしている時間が無意識にある
□授業(仕事)で簡単なミスをよくしてしまう

-Ⅲ群-
□貧乏ゆすりやペン回しがくせ
□友達から「落ち着きがない」と言われたことがある
□気がつくと、ペンをカチカチずっと押していたことがある
□授業中にずっと座っていることが苦手
□静かにしないと行けない場面で話をしたくなる

-Ⅳ群-
□相手が話しているのに、ついつい話をしてしまう
□思いついたことを後先考えずに、行動してしまう
□カッとなってしまい、ヒドイ事を言ってしまったことがある
□悪口やからかわれて、手を出したことがある
□順番待ちが苦手で、割り込んでしまったことがある

手順2
各群の点数を計算して下さい。
A→0点/B→1点/C→2点/D→3点

手順3
各群の点数の合計を出す。

【目安】
0~4点…心配なし
5~8点…少し心配あり
9~13点…心配あり
14~15点…早めの相談をおすすめします
※あくまで目安となります。何点以上なら…という評価は出来ませんが、得点が高いと可能性も高くなります。

手順4
各群の解説を読む。

-Ⅰ群-
ワーキングメモリという部分について
ワーキングメモリの役割は、入ってきた情報を脳内にメモ書きし、どの情報に対応すればよいのか整理し、不要な情報は削除することです。
一時的な記憶や、整理整頓が苦手な事が多いです。

-Ⅱ群-
不注意の部分について

-Ⅲ群-
多動性の部分について

-Ⅳ群-
衝動性の部分について

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リタリコより画像引用

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《特性に合わせた対応》

セルフ診断はいかがだったでしょうか?
自閉症と学習障害の診断は一概に言えない部分もあるので、今回は割愛させていただきます。

お子さんが発達障害かもしれないと思った場合、自分の育て方やしつけが間違っていたのでは?と悩む保護者も多いかもしれません。
もちろん、しつけや育て方が原因では一切ないので、自分を責めないようにしてください。

ただ、もし多くの項目で当てはまる場合は、お子さんは日常生活で困っている可能性がかなり高いです。
特に学校に通っている学年ですと、勉強や集団生活で支障が出てきます

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正しいフォローをしていく事が、保護者ができる一番のサポートです。
サポートの仕方はお子さんによって様々です。

ひとりで悩まずに、全国各地にある発達障害者支援センターや身近な支援者に相談し、必要に応じて力を借りることが大切です。

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これからもどんどん更新していきます。

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