#グラフィック
「コージーコーナー(朝日広告賞受賞)」の考察
1. なぜアイデアとして優れているか?この広告は食べ物の見栄えとしてはかなりマイナスな「崩れている」というビジュアルを逆手に取っているところに面白みがある。
ケーキの広告のみならず、食品を商品として扱う広告では、美しい形状やシズル感を演出する広告が一般的な表現である。
コージーコーナーやケーキ屋さんの特徴には「持ち帰って食べること」がある。
持って帰る過程で崩れてしまった経験のある人は多い。
「居眠り運転防止啓蒙広告」の考察
1. なぜアイデアとして優れているか?「まぶたが接触する」=「人と車が接触する」という、眠ることと車の事故を「接触」という共通点で捉え、形にされたアイデア。
眠るためには目を閉じる動作は必ず起こることである。
この「目を閉じる」ことを閉じるという認知ではなく、「上まぶたと下まぶたが接触する行為」という視点に切り替えることによって、事故と居眠りの共通ワードができている。
「居眠りによって人の命を
広告電通賞展ポスターの考察
1. なぜアイデアとして優れているか?
「チャレンジ」をグラフィックで表現する際に、「波乗り」というモチーフはベタなアイデアである。
しかし、海を有機的に捉える演出ではなく、平面的かつ四角という、本来は存在しえない幾何学的な海にすることで「未知へのチャレンジ」という姿勢が演出されていて、表現の面白さがある。
さりげなく配置されているコピーは、グラフィックの特徴に連動したコピーとなっている。
例
「Spotify広告」の考察
1. なぜアイデアとして優れているか?人を使って音の線に見立てている
Spotifyは、スマホがあれば、いつでもどこでも音楽やラジオなどをアプリで聞くことができるサービス。
このイメージを、様々なシチュエーション展開のあるグラフィックと、スペクトラムアナライザ(コンポの画面などについている音楽に合わせて波打つ棒)をかけ合わせたビジュアルで演出しており、人をアナライザに見立てることが、興味を引く1
「ART & COPY 」の考察
art&copyの映画ポスターのグラフィック。
1. なぜアイデアとして優れているか?ポップアートのようなテイストでアートを連想させる
ポップアートのようなテイストのビジュアルが印象的な表現。
ARTを「視覚でみる」、copyを「言葉で話す」というニュアンスにするため、目と口を使って対比させている部分は直接的な表現ではあるが、ビジュアル表現によってオリジナリティを出している。
2. ビジュア
「TAMABI」のポスターの考察
多摩美のポスターで、色々と問題にもなっていたが、グラフィックとしてクオリティ高く、面白いアイデアだと思うので落とし込んでいこうと思う。
1. なぜアイデアとして優れているか?2Dと3Dの境界線を超えた融合
このグラフィックは、タイポグラフィや文字の2Dと、液体や磁石の「写真を使った現実的な3D表現」との境界を、融合しているように見せているところである。
例えば、1枚目のグラフィックは文字が、下