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休職期間中にやったこと【ADHD薬の変更】

こんにちは、いい天気ですね。
ついウトウトしてしまいますが、体調は大分戻ってきています。

さて、休職してからそろそろ1年になります。
初回の休職期間としてはまあまあ長くなってはいますが、復職に慎重になる理由の1つに以前も書いた通り私が抱える発達障害(ADHD)があります。


今回の休職の外的要因としては仕事があるのですが、内的要因としてADHDが挙げられます。

うつや適応障害はADHD起因の二次障害とのこと。

根本を何とかしないまま復職しても同じことになるんじゃないか?と休職したての私は考えました。

オープンにするつもりはないので、職場には「適応障害で休職した人」に対する配慮以上のものは求められません。

そこは自分で折り合いをつけるしかないのです。

休職開始時、主治医に以下の希望を伝えました。

  • ADHD対策をしないまま回復だけして戻るのは嫌だ

  • 今服用している薬(ストラテラ)はうつ症状を緩和しているが根本のADHDには効果が出ていないと思う

  • この期間に他の薬を検証したい

以前も変更の相談をしたのですが、メンタル不安定、かつ職場環境が好転する見込みがない状態で薬を変えるのはリスクがあること、効果が比較的緩やかなストラテラで対応できるならその方が良いとのことで、やんわり反対されていました。

今回は休職期間で職場のストレスを取り除くことができ、検証の期間も十分に取れそうなので承諾してもらいました。

まずはストラテラの効果有無を検証するために徐々に減薬していき、断薬までいきます。
減薬過程や断薬状態で大きな変化(悪化)がなければADHDには作用していないと評価して他の薬に変更します。

断薬状態でも特に変化がなかったのでコンサータを試すことに。

18mgから服用を始めたのですが、服用前後で世界の見え方、感じ方が変わりましたね。

脳内モードが切り替わりました。
「え、ちょっとこの人何言ってんの?」って思われるこもしれませんがこんな感じです。

  1. 脳内が静かになった
    以前は脳内会話、脳内音楽やらが常に自動再生されておりカーニバル状態でした

  2. 見る情報の解像度?が上がった
    より多くの情報を感じたり見たりできるようになりました

  3. 脳にかかっていた靄が晴れた
    以前はピントの合わないメガネをかけているような感じでしたが、思考のピントが自分の意思で合わせられるようになりました

  4. 脳内イメージが平面→立体になった
    思考や処理時に奥行を意識できるようになったような気がします

  5. 昼間の眠気が出なくなった


健常者はこんな世界を生きていたのかと思いましたね。

何年かかけて多動を表に出さないようにしてあるので、他の人から見た姿はさほど変わりません。
その分、多動は内面で暴れており脳内は常にお祭状態です。

特に1の脳内会話と脳内音楽には手を焼いていました。

その時の気分や状態にそぐわない音楽が常に流れ、脳内の自分が脈絡のない話題で長口舌を振るっていたのです。
超口舌は会話形式で何故か弁解調です。
何もしていなくても脳が疲れてしまいます。

その脳内音楽と会話をある程度ではありますが自分の意志で止められるようになりました。

幸い、副作用もほとんど出ませんでした。
過度の集中をした後に頭痛と疲労から来る眠気があるぐらいでしょうか。
頭痛も眠気も以前は何もしていなくても出ていたのでそれほど気になりません。

少しずつ量を増やしつつリワークで効果を試してみましたが、集中するタイミングは自分でコントロールできるようになり、他のことに気を取られる機会も減りました。

とはいえ、改善したのは個々の作業で物事の全体把握や対人マルチタスクなど、私が苦手なことをまるっと解決してくれる魔法の薬ではないという認識なので、自分の脳の運用も練習しなくてはなりませんが。

改善しない部分は後天的な性格や習慣が関係しているところもあると思うので、この辺の切り分けも必要です。

根本原因
に注目してできるだけ小手先やテクニックだけに頼らない対策をしたいところです。

今は服用前後で状態の変化が緩やかになっていますが、効果は感じでいるのでADHDとの共生を目標とした施策としては良かったのではないかと思います。

こんな感じで薬の変更と定着に半年近くかけていたのですが、メンタル不安定だったり意欲そのものが湧かない時期もあったので、私には一年という期間は必要だったのでしょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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