千年の時
私は私が何者であるのかを
まだ思い出せない
たまゆらの命を輝かせる光なのか
それとも
消えゆく影なのか・・・・・・
遠い魂の記憶が蜃気楼のようにゆらめく
ひとり知を愛する心
美しい人を恋する想い
その情熱の中で 生き求める
魂の翼は哲人の精神のみに芽生える
一千年を三度
同じ生を選び
三度目に訪れる一千年の終わりの時
翼を纏い
かの世界に飛び立つ
翼をくれたプラトン・・・・・・
あの時確かに見た
清らかな光に想いを馳せ
ただひたむきに
千年の約束の時を待っているのです
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