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ネガティブ人間の処方せん

私はネガティブだ。
こんな文章を読むあなたもネガティブではないか。
文章を書くのも読むのも、ネガティブでないとしないのではないか(偏見)

私は物心ついたころから暗かった。
暗いというか、自分の状態や周りの状況が気になるほうだった。
なんでなんだろう、と何につけ思うのだ。

「気にしない」というのがポジティブな状態ではないだろうか。
自分がどのような状態でも、周りの状況がどうであれ「気にしない」ことが最強のポジティブだという解釈をするならば、私はネガティブな人間だとおもう。

あんまりにもネガティブなので、成長過程で振り切ってしまって、私は対外的に(見た感じ)非常にポジティブな人間である。だいたいの出来事は気にしない。ドッシリ明るい象さんだ。象の大きな耳は見かけ倒しで人の話を聞いてやしないと思われている。

暗い、とか人見知り、とか自分で言おうものなら、「冗談」を通り越して、相手を白けさせるくらいの勢いをもつ。

振り切ったネガティブは、しかし私の性質なので自分の暗さと付き合わざるをえない。

ここ数日「なんかヘン」で仕事も行かず引きこもっていた。

ネガティブなあなたになら分かるだろう
池の水に、石を投げ込むと波紋が広がる。

池の水は自分のこころだ。

波紋が気になる。
どこからきたんだ、この波は。
心の波紋が次から次へ、さざ波のように広がるその原因を見つけるまで、波打つ心が気になり、意欲が停滞する。

そういうことを捉える人は、間違いなくネガティブなヤツだ。

日常に忙殺され、心の波を見つめる余裕もなく「あれこれ」と「しなきゃいけない」ことをして、意欲がどうだろうとやる気が起きなかろうと無視して頑張ってるけれど、「…なんか分かる」と思ったら、あなたは同士だ。

同士に

1人でいることをすすめたい。
脳は敏感で高性能な受信機なので、人が居るところでは様々な波長を知らずうちに受け取る。

脊髄や股関節は重要なポイントだ。ストレッチやヨガで伸縮すると老廃物を排出しやすくなり、自律神経を整える。
お尻の尾てい骨から首の脛椎までの背骨をしっかり伸ばし、左右の足の付け根、股関節を柔軟にするだけで、劇的なリラックス効果を得られる。

できたら、コーヒーやお酒や甘いものを食べることで抑えていた「落ち着きたい」衝動を(ドーパミンで一時的に緩和することを)体の血流やリンパの流れを良くすることへと、例えば3回に1回でも置き換えると、心の安定を伸ばせると感じている。

歌詞がぐっとくる音楽もいいが「プラス」は「マイナス」を連れてくる。上昇したら、必ず下降する。
恒常性の働きだ。
上に行っても下に行っても、戻そうとする力が働く。右に進もうとする力には左へも行こうとする力が働く。私たち物質には、そういう法則がある。

変化に敏感な、ネガティブ我らがすることは、「うれぴー!」と喜ぶことではない。落ち着くことだ。
自分を中庸におくことが、ネガティブ人間の処方せんだ。

音は振動なので、それを利用して自分が落ち着く音楽を味方にしてもいいと思う。

満月はほっといても新月になる。

心の波紋を消そうとして水にあれやこれやと投入したり、波をどうにかしようと手を突っ込んでも、波紋がますます波紋をよんで、波が収まらない。

じっとして、波紋を眺めていると
どこからきたのか見えてくる。

私も、引きこもって好きなことだけしていたら(家事とブログとYouTube)波紋を落とした先が見えた。

理解できたとき、それは終わる。
影は光があたると消滅する。
気付く、ということに、何もかも救われる。

明日からちゃんと仕事しますm(_ _)m

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