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絶やすな!絶品高崎グルメ「絶メシリスト」/高崎市

PRアワードグランプリ2018 シルバー

カンヌライオンズ2019 メディア部門 ブロンズ


エントリー会社:博報堂ケトル / 博報堂
事業主体:高崎市

・ファクト

高崎市の高齢化率は27.03%
4人に1人が65歳以上という高齢化問題を抱えている。それにより後継者問題、過疎化が進行。

・内容 

高崎市は高齢者の飲食店店主の特性を活かしいつなくなってもおかしくない絶滅危惧の絶品グルメ、通称「絶メシ」を発表。それに伴いweb上で「絶メシリスト」を制作した。絶メシリストには地元の住民たちのローカルグルメ情報、それをもとにプロのライターたちが調査し、絶メシ店舗の物語が語られている。

(絶メシリストHPより)

・結果

お客さん約3割増

・ターゲット

少し遠出してでも美味しいものを食べたい欲求をもった20-35歳くらいのグルメハンターたち

・このキャンペーンで果たす役割、目的

おじいちゃんおばあちゃんが運営する飲食店を「今しか食べれない絶品グルメ」として観光資源にし高崎市へ人を呼び込む。WEB上でインターン、後継者を募集することで高崎市外からの若年層の流入を増やす。

・ターゲットインサイト

話題の美味しいものは遠出してでも食べに行きたい。

・このキャンペーンのイメージ

コミカル、グルメ、希少性

・メモ


22歳女子大生の体感的に若者の地方への関心は高まっている。
ニュースを開けば少子高齢化という言葉が飛び交う毎日で地方の過疎化も小学校の頃から学んでいるからだ。

現に私も参加した「地方ベンチャー留学」という地方に関心がある学生がインターン生として学べる制度も都心の学生の参加者が非常に多い。

2つのトリガー
この企画は大きく分けて2つターゲットの心を揺さぶるポイントがある。
1つ目はグルメ
ニュースに取り上げられた美味しそうな食べ物は食べたくなる。友達が食べているおいしいものは自分でも食べたくなってしまう。そんな全世代大グルメ時代が到来しているいま美味しい食べ物は誰の心にもヒットする。「ここ美味しそうだから食べに行こうよ」と言われて「興味ないです!」という人はいないのではないだろうか。
2つ目はインターンという言葉
10年前30歳くらいの人が学生だった時インターンというのは本当に意識の高い上位数パーセントがやるものだったらしいが今では
ほとんどの企業がやるようになったインターン。
お金よりも経験を重視する傾向が強くなっていく中で1、2年生からやる長期インターンも当たり前に受け入れられつつある。
「後継者求む!」をクリックすると「インターン」もできることで興味を持った学生が高齢者、過疎化している地域のことをもっと知りたいという入り口を作ることができる。


実際遠さは関係ない
群馬県高崎市。関東からでもなかなか遠い。

グルメが集まってるからってそう簡単に行くもんか??

いや、行くわ。サークルの友達とさわやかのハンバーグ食べに行ったもんこの前、静岡に。
大学生のインサイトとしてはドライブでいける楽しさがあるし都内は実際遊びがありすぎて飽きている節がある。(贅沢か)
だから意外と何もないところにみんなで思い出づくりとかで行くかもな。うん。なんもないじゃん!ウケる!っていう思い出づくりに行ってるのかもしれなかったり。
21世紀美術館とかもそんな感じ。

参考文献


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