l'Avenir où le plein de tristesses m'attendent
「あの人は、自分の欲望が満たされることしか考えていません。
復縁しても、また悲しい思いをすることになるようです。」
相談できる相手すらいない私に、
電話口の占い師は追い打ちをかける。
「彼は優しかったかもしれませんが、こういう人はみんな外面がいいんですよ」
優しかったらそれでいいじゃん!と思ってしまうのは
ダメな男に慣れ過ぎているからなんでしょうか。
そんな女の行き着く先が、こういう場所なのかも。
その後少し泣いて、落ち着かないうちに、あなたにメッセージを送ってしまった。
私たちがわかりあえなかった理由を知りたい、私に時間を頂戴と。
「君に会えるのは嬉しいよ」
あなたのこなれた返事は、大きな虚無感のかたまりになってズドンと落ちてくる。
どうして私は、あなたの手のひらで踊らされているんだろう。
どうしてあなたを、好きになってしまったんだろう。
どうすればあなたを、忘れられるだろう。
きっとこの世界のどこかに存在してる、あなたを恨むその他大勢の女たちとともに
今日もあなたの夢を見る。
おいしい味噌汁を飲みにいきます。