落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?
マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。
今回は、単行本は11巻で完結した作品である『ヨルムンガンド』(©高橋慶太郎/小学館)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。
『ヨルムンガンド』は、戦争をテーマに、武器に関する全てを憎んでいた少年兵ヨナと世界平和のために武器商人を営む女性、そして武器商人を護衛する8人の個性的な仲間たちの戦いが、拍子抜けするほど和やかで、一歩間違えば死に至るほど危険な日々や拍子抜けするほど和やかな日々、そして真の世界平和の実現のために、さまざまな軍事勢力を渡り歩く彼らの数奇な旅の模様が描かれた作品です!
少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
ヨルムンガンド 名言一覧
いかがだったでしょうか?
お気に入りの名言は見つかりましたか?
僕自身、歴史の教科書で戦争が繰り返されていることを学んできましたし、現在も戦争が行われている地域があり、2023年10月時点の情勢では、ロシアのウクライナ侵攻やイスラエル軍によるガザ地区包囲など、実際に経験したことのない戦争の映像がニュースを通じて見る機会があり、そんな映像を見ていると心苦しくなります。
作中、ココは戦争を終わらせる計画として「量子コンピュータでシステムをシャットダウンすることで、世界を平和にするために少数の人間を滅ぼして自由を奪う」ことを実行しようとします。その計画では70万人の犠牲が出ますが、代わりに戦争がなくなるというもの。ヨナも武器のない平和な世界を願ってはいても、救うための犠牲は簡単には割り切れないですし、南博士の「通過儀礼みたいな。実際子どもにはキツイ難問だと思う」という発言もわかります。
この作品を終盤まで読み進めると、「何かのために何かを捨てる」がテーマとなっているように思えますし、「大事のために小事を捨てる」という判断が正しいと言われても受け入れられず拒絶感があります。「世界を変えるために人を殺す必要がある」という点が、実際に現実世界で起きている戦争の大義名分なのも知れませんが、ココは「世界を変革しなくちゃいけない」という意志を持ち、犠牲を払うことを躊躇わずに世界から自由を奪い理想を実現させることを望んでいます。
そんな中でココの兄であるキャスパーが語った先ほどの言葉で、僕はたしかに「人間は何もかも忘れる」。だからそこ戦争を何度も起こっているし、戦争がなくならないことは歴史が証明していると感じてしまいました。量子コンピュータで世界征服に近い形で空を封鎖し、自分たちだけ航空機器や空を自由に使えたとしても、空が使えなくなるだけで戦争がなくなるわけではないだろうし、戦争は決してなくならないと思いました。
学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『ヨルムンガンド』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?
世界を平和にするために武器商人として武器を売り、戦争の手助けをしているココやヨナをはじめとする私兵団、さまざまな角度から戦争に関わっている各国の要人や暗躍する武力組織、それらすべてが戦争の在り方やそれぞれの価値観・想いを抱きながらも立ち向かっていく、登場人物たちのもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!