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女性の心を揺さぶる、下心の示しかた

こんにちは。もしくはこんばんは。今日から9月ですね。今年の夏、なんだかあっという間に終わった感じがします。暑がりで虫に刺されやすい自分(数人いても自分だけ真っ先に刺されるタイプ)にとって得意な季節ではないものの、終わってしまうと寂しくもあり……人間ないものねだりです(笑)。

というわけで、本日は2018年の夏にcakesで公開した、こちらの記事を掲載します。気になる女性がいる男性にぜひとも実践してほしい、というか実践しないと損!くらいにワタシが思っている、「ある行動」について書いているので、よかったら読んでみてください。

こんにちは、恋愛アナリストのヨダエリです。先日8月12日(日)、TBSの番組『林先生の初耳学』にて、この連載の第1回の記事「初デートの待ち合わせは20時がベスト」が取り上げられました!(注:この記事は2018年にcakesに掲載されたもので、番組も2018年に放送されました) 
ご覧になった方いらっしゃるでしょうか? 林先生が自らネットで記事をみつけ共感し、番組で取り上げたいと提案してくださったそうです……!

放送が始まると、林先生から「初デートの待ち合わせ、何時にしてる?」と質問された芸能人の皆さんがそれぞれに個性溢れる回答をされていて、とても面白かったです。このテーマ盛り上がるな!!と改めて思いました。自動的に自分の経験や考えを話さざるを得なくなるんですよね(笑)。皆さんも、よかったら話のネタに使ってみてくださいね!

さて今回は、気になる相手にアプローチする際に絶大な効果を発揮する、“下心”の表現方法について語りたいと思います。

いきなりですが、皆さんは、気になる女性に対する下心は隠すべきだと思っていますか?

たぶん、「はい」と答える人が多いと思うので、その前提で言います

……今日から、下心を隠すことはやめてください!

えっ、それってエロ発言とかしてもいいってこと? グイグイ迫ってもいいってこと?

……よくないです(笑)。下ネタ、セクハラ、エロトーク、すべてご法度です! 付き合う前からそんなことをしたら、確実に引かれます。というかパートナー候補から外されます。そんな行為が許されるのは、相手の脈のありなしを敏感に感じ取りながらその場で押したり引いたりできる、経験値の高い手練れ男子だけです。

では、そうでない男性はどのように下心を示せばいいのか、例を挙げて説明しましょう。

女性の心を揺さぶる下心の示し方

あなたは、気になっている女性を食事に誘い、OKをもらいました。

当日は、会話も自然に盛り上がり、なごやかな雰囲気に。店を出て駅までの道を歩いている途中、あなたは彼女に「携帯の番号、教えてもらえる?」と訊きました(それまでのやりとりはパソコンメールだったのです)。

すると彼女は「いいよ」と返答。

ハイ! ここで問題です。このとき、あなたが取るべきリアクションは次のうちどれでしょう?

  1. 嬉しさを隠し、クールな表情のまま、番号を教えてもらう

  2. 「ありがとう」とニッコリ微笑んで、番号を教えてもらう

  3. 「やった!」と言いながらガッツポーズをした後、番号を教えてもらう

……もちろん、メールではなくLINEのIDでもいいですね。

分かりましたか?

答は3です。

このリアクション、携帯番号をゲットした男性は全員やった方がいいです! やる価値は絶対にある! その女性とどうにかなりたいのなら。

と、言い切ってしまいたくなるくらい、女性はこれを実際にやられるとココロを揺さぶられるます。

それで惚れるとまではいかないまでも、「え、そんなに喜んでくれるんだ」「正直な人だなぁ」「そういう対象として見てくれてるってことか……」と、驚きと嬉しさと楽しさと安心とが混ざったような感情でホンワカします。 そして、「なんか可愛い人だなぁ」と思ってしまうのです。

また、どういうスタンスで自分と会っているかをハッキリさせてくれたことにより、女性はあなたとの距離の取り方で悩むことがなくなります。これ重要。なぜなら、女性は、男性から食事に誘われても、いろんなところをほめられても、「あなたは僕にとって特別だ」と何らかの言動で示してもらわない限り、本気のアプローチだとは認識しないからです。

ちょっと見た目が好みなだけだろう。なんとなく誘ってるだけだろう。別に私じゃなくてもいいんだろう。そう考えてしまうのです。

女性は「自分に気があるのかも」とは考えない

相手は自分に気がある!と勘違いする能力は、男性が8だとしたら、女性は2です。男性は、女性が目を見て相槌を打ちながら自分の話をきいてくれただけで「自分に気があるのかも」と勘違いできます。もちろん全員がそうではないですし、ケースバイケースではありますが、女性と比べたらその勘違い力の高さたるや比べ物になりません。

一方、女性は、同じことをされたところで、「自分に気があるのかも」とは思いません。

これは、男性が女性に見せる興味や好奇心、要は下心の中身がピンキリであることを女性は知っているから。身体目当ての軽い気持ちもあれば、将来を見据えた真剣なものもある、それを見極めた上で向き合わないと自分が傷つくことになるのを、女性は知っているからです。

え、でも相手に対する興味や好奇心の中身がさまざまなのは、女性にも言えることじゃん! と思いますよね。でも、真剣にパートナーを探していて、いい雰囲気になって一線を超えて、にもかかわらず結局うまくいかず関係が終わった場合の感じ方が、男性と女性とでは異なります。男性は「残念だけど……まあ楽しかったしな」と思う。一方、女性は「私の時間を返して!」「無駄な時間を過ごした」「自分、見る目なかったな……」と思う。というか、そういう風に思う傾向がある。

モテる女性ほど、男性の下心に対して慎重になる理由

もちろん全員がそうだとは言いませんし、相手との関係性にもよりますが、女性は男性と比べて別れの捉え方が間違いなくシビアです。

これは、経年に対する感覚、そして異性に対するストライクゾーンの広さが、男性と女性とで大きく違うことが関係していると思います。女性は経年によって自分の市場価値が下がっていくことを知っており、関係を持ちたい(持ってもいい)と思える相手の数が男性のそれと比べて圧倒的に少ない。つまり、女性は男性と比べて、自分に下心を抱いている相手全員を試す時間が少なく、そうする意欲も低めなのです。

そういう意味では、モテる女性ほど、男性の下心に対して慎重になります。「きれいですよね」「モテそうだよね」などと気軽に漏らされた下心をいちいちまともに受け止めていたらどれほど落胆することになるかを、これまでの経験から痛感しているのです。

したがって、曖昧に、自分のプライドが傷つかない範囲で漏らされる下心ほど、女性にとって面倒なものはありません。

……という前提をふまえると、携帯番号を教えてもらえて「やった!」と喜ぶ男性が、いかに女性のココロを揺さぶるかが、分かっていただけるのではないでしょうか。

下心を申告するべきもう一つの理由

男性が「やった」とガッツポーズをするのが女性のココロを揺さぶるのは、「誰にでも教えるわけではないはずの携帯番号を教えてもらった自分は、あなたにとって少しは特別な存在かもしれない。それが自分にはとても嬉しい」と、申告しているようなものだから。

喜ぶ彼を見て、彼にとって自分が特別な存在であることがハッキリと分かる。お互いに特別な存在になりたいってことなんだな、と分かる。それが、女性には嬉しいのです。

こんな風に爽やかに潔く下心を申告できる男性は多くはないからこそ、その威力は絶大です。

しかも、告白をしたわけではないから、女性は「答を出さなきゃ」と焦らなくて済みます。ここ重要。特別扱いしていることをハッキリと示しつつ、でも答をせかしていないのは、女性にとって、本当に心地よく、ありがたいアプローチなのです。なぜなら、女性はゆっくりじっくり相手を見極めたいから。「自分は相手を好きかどうか」にすら、気付くまでに時間がかかることも少なくないからです。

礼儀と節度を守ったやりとりをしつつ、でも下心はハッキリと爽やかに申告されると、女性はある種の感動を覚えます。

流れによっては「下心? あるに決まってるじゃないですか(笑)!」くらい言ってしまってもいいと思います。普段の態度が紳士的なら。そして、ターゲットを相手一人に絞っているなら。一方、紳士的でなく相手を絞っていない場合、「軽い男」「単なる女好き」だと思われるので、ご注意を。

「きれいですよね」「モテるでしょう」よりも、携帯番号を教えてもらったときの「やった!」。次のデートや飲み会でぜひ。


※本記事は2018年4月〜2022年6月までcakesに掲載していた記事を加筆修正したものです。


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