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「無意識」に添う

怒涛の如く、とは正にいま自分に押し寄せる試練のことだ…と思えるような日々を過ごしております。
自ら望んだ道とはいえ、困難は一挙に押し寄せてくるもの。
メタ認知的に、あがく自分を嘲笑う余裕を持ちつつ限界突破していきたいと思います。
(写真は少し前の関東雪化粧での一枚)


先日、さいたま市男女共同参画推進センター主催の「第1回パートナーシップさいたま」というオンラインイベントに申し込みました。


たしか、たまたまチラシを見てなんとなく気になって申し込みました。
どんなに忙しくても興味に対して素直に反応するのが自分のスタイルなんだなぁ、と改めて思いました😅
(残念ながら申込み終了しています💦)


元都議の三井まり子さんと医師の吉田絵理子さんの講演動画。
三井さんによるノルウェーの選挙制度の話はめちゃ興味深く、目からウロコの連続でした。

そして吉田医師によるLGBTQのお話。
今日はその話を聴いて感じたことを書きます。
LGBTQ、聞いたことはあるけどよく分からない…という方が多いのではないでしょうか。

こちらのサイトに詳しく書いてあるのでぜひ読んでいただければと思います。
セクシュアルヘルスとは


簡単にLGBTQの説明をしておくと、

 レズビアン(Lesbian) 
 ゲイ(Gay)
 バイセクシュアル(Bisexual)
 トランスジェンダー(Transgender)
 クエスチョニング(questioning)

の頭文字だそうです。

「バイセクシュアル」は性的志向(性的魅力を感じる対象)が男女両方の人。
「トランスジェンダー」は身体の性と心の性が一致しない人(性同一性障害と呼ばれていましたが、今は障害ではなく性の多様性の一つと捉えられつつあるそうです)。
「クエスチョニング」はこころの性が定まっていない人、だそうです。


吉田さんはご自身がLGBTQ当事者であり、「LGBTQと医療」をテーマにお話されていました。
LGBTQは全体の9%存在するという説もあるそうで、実はとても身近な存在であるとのこと。
公表していないだけの人が大半だと。
当事者のお話は圧倒的リアリティで、かつ論理的なお話はとても心に響きました。

そのお話を聴いて自分の感情がどう動いたのか。
そういえば…研修先にメチャ爽やかイケメンの事務局スタッフがいて「自分が女性だったらこういう人に惚れるんだろうなぁ」と思ったことを思い出しました。
でもこれはバイセクシュアルではないよな…と思いつつ必死に「自分はLGBTQではない!」ということを確認している自分がいました。

私は人それぞれの嗜好があっていいと思っています。
もっと言うと、いいも悪いもそう思ってしまうのだからそれを捻じ曲げようとしても無理でしょ、と思うのです。
そう思いつつ…自分のLGBTQ要素を思い切り否定しようとする自分がいたわけです。


これぞ言行(言考)不一致。
そんな自分にダメ出しするのではなく、「じゃあなぜ自分はLGBTQであってはいけないと思うのか」という問いを立ててみました。
そうすると…それは今まで見聞きしてきた差別の反応をベースに自分の中に芽生えていた差別意識からくるものだと気付きました。
今でこそ性の多様性にスポットか当たりつつありますが、20年、30年前には病気扱いされていましたからね…。

そこに気付いてから少し意識が変わりました。
無理やり「そんな差別的な考えをしてはだめだ!」としてしまうと意識を捻じ曲げることになってしまいます。
どんなに意識を変えようとしても無意識を変えることはできず、根本的に何も変わらないどころかより深いレベルで病んでしまうことになります。
※以前にもこんな記事を書きました。
「差別はダメ」への違和感|自律整体めぐりや 


差別的意識を自分の中に感じたら、まず「なぜそう感じたのか」を自身の生き方を振り返って掘り下げることをおすすめします。
自然に湧いてくる感情を否定せず、押し込めず、まずその理由を探る。
そこから「とはいえみんな人それぞれでいいよね」と考えられれば少しずつ差別感情は消えていくと思います。

もし「人それぞれ…」と思えなくても相手の存在を否定しないことが大事だと思います。
相手を否定することは自分が否定されることを肯定することと同じです。
差別する意識が心にあったとしても、それと付き合いながら相手と自分が互いを否定せずに共に存在し続けることがとても重要なのだと思います。


みんなそれぞれ一所懸命に生きている。
そう思えたら少しずつ生きやすい世の中になるんじゃないかなぁ…と思いました。
みんな違ってみんないいよなぁ。

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