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介護現場でPDCAを回す(デイサービス編)

久々の投稿になります。 毎回毎回久々って言ってる気がするけど 笑。 

さて、今回のテーマは『デイサービスにおける PDCAについて』です。

福祉業界では昨今、自立支援というワードが頻繁に出てきております。私の所属するデイサービスでも、ここを意識したケアを提供しております。

ただ一言で自立と言っても 様々なケースがございます。 

・身体的な自立
・セルフケアの自立
・介護負担の軽減

などなど、様々な視点が有ります。

また、自立支援が 難しい症例ケースもたくさんあります。

・ ただのレスパイト利用
・ 家族様が自立を希望しない
・寝たきりに近い方
…etc

      『千差万別』です。

介護現場で pdcaサイクルを回す時 最初に何をするべきか…。
やはりゴール 【G】設定です。 何のためにサイクルを回すか、 何のためのサイクルか…ということを明確にしておかないと、まさに『空回り』してしまうことになります。

なので、 私たちの現場では基本的に『この人はどの状態まで持っていけるか』 というラインを明確にしてケアを始めます。

一つ、実例を挙げてみましょう。

氏名:Aさん
既往:運動器不安定症
課題: トイレの自立(ニード)

まず考えたのが、『この方のトイレの自立という目標が現実的なものなのかどうか』 という点です。

デイサービスでの評価になりますので、当然在宅での自立が目標となります。 施設内でできても意味はありません。

いくつか評価をした後、ショートゴールを設定しました。 『家族のトイレ介助負担の軽減』です。

・自然排便
・トイレまでの移動介助負担軽減
・立位保持の安定化

簡単に細分化するとこんな感じです。

家族様の頑張りによって自宅での失禁は少ない方でした。
在宅での介護負担軽減がこの方の大きな課題でした。

その負担軽減のために pdcaサイクルを回そうとしてました。 課題が明確でしたので非常に取り組みやすい事例でした。

使用しているPDCAフレーム

明確なゴールが定められたとして、次に行うべきはゴール達成に必要とされるプラン設定【P】です。
各評価結果を照らし合わせ、各職種から意見を出し合い、行なっていくべきプランを策定していきます。

水分、栄養、活動、排泄… 様々な視点から様々なアプローチが提案されます。

※私の所属するデイでは1日最大35人のご利用者様がいます。
全てを完璧に網羅しようと思っても実質不可能ですので提供時間内で可能なアプローチに絞ります。

プランが定められたら 後は実行【D】と評価【C】です。 これは同時に行います。 その場で記録に残し、夕方のミーティングで改善案【A】を出すのです。

流れとしてはこんな感じで行なっています。このノートを使うシステムを全体で取り入れてまだ1年弱ですが、それなりに成果が出せていると思い 継続している状況です。


もちろん、利用者様の状態や状況によって対応は変わります。自己管理が可能な方はこのサイクルを自分で回して貰います。(※補助しながら)

… とまぁ、まとまりの無い内容になってしまった感はありますが、久々の投稿なので勘弁してください笑
あと、 このノートは 全て音声入力で入れております。 初めての試みなので 文章構成がおかしかったりするかもしれません。 後日PCで見返して、少し修正を加えたいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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