旅するくまさん208「浅草・雷門」

くまさん一行は、アサヒビールタワーの前にある吾妻橋で隅田川を渡り台東区の浅草にやってきました。ここは東京と言うより江戸の下町の雰囲気の漂うところですが、その象徴である雷門の前にやってきたのです。この門はその奥にある「浅草寺」の山門で、正式名称は風雷神門というものなのだそうで、西暦900年代頃に初代の門が存在したという記録が残っています。実は門に向かって、右側に風神、左側に雷神が配されていますが、どうしても真ん中の提灯が目立ちます。実はこの提灯の下を良く見ると「松下電器」と書いていて、これは今は「パナソニック」と呼ばれている世界的な大手電機メーカーの創立者である松下幸之助と言う人が寄贈したというのです。このあたりは正しく「江戸っ子」の 雰囲気の場所でこの門の提灯はその象徴ですが、実はその提灯を寄贈した人は、江戸ではなく大阪に本社のある大会社の社長と言う不思議な関係を聞いて、あたかも狐につままれた気持ちになってしまうくまさんたちなのでした。

The bears came to Asakusa across the Sumida River.
A symbol of Edo downtown located here. The bears was overwhelmed by a big lantern at Kaminarimon.

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