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yriica
新海誠監督作品を少し考える
新海誠監督作品には非現実的な要素を含むものが多い。
でも今日紹介したいのは非現実要素が基本的には含まれていない作品。
ネタバレ上等なのでご注意を(笑)
まず一つは「秒速5センチメートル」
言ってしまえば幼い頃に淡い恋心を描いた少年少女が大人になっていく話。
秒速5センチメートルというのは桜の花びらの落下する速度。
山崎まさよしの「One more time,One more chance」がせつなく響く。
もう一つは「言の葉の庭」
靴職人を目指す高校生が学校をサボって訪れていた日本庭園で出会った大人の女性との関係を描いた話。
こちらは秦基博の「Rain」
残念ながら公式で本人の歌声はUPされていないのでカバーです。
二つの作品の共通点はいわゆるハッピーエンドではないところ。
新海監督の作品全般に感じるのは誰もが望むハッピーエンドにしようとしていないということ。社会や人に対して是非を問うというか、見終わった後に考えさせられる作品に仕上がっていると思う。
「君の名は」にしても「天気の子」にしても単純に良かった!感動した!という作品になっていない。
新海監督なりの問題提起がそこにはある。
僕はこの二つの作品を見てから「君の名は」と「天気の子」を見たので新海誠的に発想すると必ずしも幸せな未来が待っているとは限らないんじゃないかな、と邪推してしまった。
「君の名前は!」と言って再開した後に滝くんと三葉は出会わなければ良かったと思ったかも知れない。
「僕たちは大丈夫だ!」と言った後に帆高と陽菜はやっぱり大丈夫じゃない未来を迎えたのかもしれない。
まさに邪推でしかないけど(笑)
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