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【1年越しの入社エントリ】兼任広報としての業務バランスの葛藤と見えてきたスタートアップ広報としてのカタチ。

こんにちは!
セールステックのamptalkでPRとマーケを担当している宿谷(@shuppi_pr)です!
今年に入ってXやnoteで「データドリブンPR」を発信しています。

そんな私ですが、気づいたらamptalkに正社員として入社して1年。
そういえば入社エントリとか書いてなかったなと思い、今回「1年越しの入社エントリ」と題して、amptalkに入った理由と、がむしゃらに走った1年間をまとめていけたらと思ってます。

今までのキャリア

最初に改めて自己紹介と今までのキャリアのお話をしようかと思います。
私は社会人5年目になった27歳です!
今までのキャリアはこんな感じです。

・大学3~4年:サニーサイドアップでインターン
・新卒〜2年目:凸版印刷(現TOPPANホールディングス)で広報本部配属
・2年目〜3年目:コンサルのベンチャー企業で1人バックオフィス兼PR兼何でも屋
・2年目:amptalkでPRの業務委託を開始
・2023年6月〜:amptalkに1人目のPR/マーケとして正社員入社しデータドリブンPRを意識し始める

そんな私がamptalkに関わり始めたのが2年ちょっと前、代表の猪瀬からきたLinkedinのDMからでした。

それから副業で当時シードのamptalkに広報として関わってきました。
その時はセールステックどころか、SaaSにもスタートアップ業界にも関心がなく、amptalkがどんな会社で、どれくらいのフェーズかよくわからない中で、飛び込みました。

そこからなんだかんだあり、正社員として入社したのが2023年6月。
それから1年間、広報兼マーケとしてひたすらがむしゃらに走ってきました。

業務委託1年。なぜamptalkの正社員になったのか。

業務委託から正社員として入社する決め手は、もちろんオファーをいただき評価してもらってることがわかったり、代表がしつこかったり(笑)などありましたが、一番の決め手はamptalkのvalueでした。中でも以下のvalueが大好きで。

BE THE ROLE MODEL
学び、吸収し挑戦することで、社内の営業や開発もオペレーションを皆が真似したくなるように、プライドを持ってやろう。

そもそも、広報としてキャリアを築いていくことを決めていた中で、PR会社でインターンをし、大企業の企業広報をし、ベンチャーで広報の立ち上げをするなど、ある意味広く浅く広報に携わってきて、それぞれの目的や戦略・手法などはバラバラで正解がないなと思っていました。

特に感じていたのが、
“企業広報である限り、PR会社のメディアリレーションには敵わない。別のオリジナルなやり方を探すしかない”
ということです。

あまりにも広報の正解の形がない中で、自由にそして自分が良いと思う形で広報に取り組んでいける環境がamptalkでした。
最後の決め手となったのは、代表の猪瀬からの「自由にやっていいよ」だったのは今でも覚えています。

広報兼マーケ。事業フェーズと業務バランスの悩み

そんな流れで入社したamptalkですが、実はマーケを兼任してたりします。
入社直後は広報をメインに動いていました。

ただ、入社して1ヶ月ぐらいから事業フェーズや人員のバランスを見た時に、広報よりもマーケティングの方が会社として課題であり、重要なフェーズだと感じ始めました。
当時、FSが3人になり、ISも組織化し、ザ・モデル型の組織が出来上がってきていました。
しかし、6月の時点ではマーケが1人も存在せず、7月に1人目のマーケ専任の方が入社しましたが、事業を伸ばしていくにあったてリソースが圧倒的に足りない。

広報はというと、IT系ベンチャー・スタートアップの営業・営業企画の方々には一定の認知が取れている状況ですが、事業に関して発表する機会は多くないフェーズ。
以下の図で言うとまだまだ山の左側、イノベーターを少しはみ出したぐらいです。

このようなフェーズで広報兼マーケとしての業務バランスを考えた時すべきことは以下でした。

広報は定期的な発信の山を作り、それ以外の期間はマーケティングをメインにする

とはいえ、山以外の広報活動を全てなしにするのではありません。
マーケティングと広報を組み合わせながらできることは多くあります。
例えば「事例取材」。BtoB広報の武器になる「事例」はマーケとしてもお客様の活用イメージを届けることは重要です。
取材で聞けた内容をメディアに伝え、アプローチすることは広報として定期的にするようにしていました。

シリーズAまでの広報で重要なのは”将来を見据えた広報組織の設計”

アクティブな広報業務は、定期なものにしたとはいえ、じゃあ広報本格的に取り組もうとなった時に1からとなってしまったら、シード(正社員としてはシリーズA)から広報の人間がいる意味がありません。

広報を立ち上げる1人目広報として、以下二点は非常に気にしていました。

・認知がとれる土台・体制を整える
・組織化を見据えた広報活動の設計

そこでスタートしたのが、”社内の広報理解”と“メディアリレーションのデータ化”でした。

スタートアップにおける認知拡大の最初のキーとなるのは「自己発信」です。
しかし、その意味・効果を知らないと人によっては苦しいものになります。
なのでまずは、広報活動の価値とみんなで取り組む意味を普段の会話から伝えるようにしていたり、CSとの連携を強化したりしています。

もう一つの取り組み「メディアリレーションのデータ化」の具体的な取り組みは、別の記事にまとめています。

この取り組みの背景は、メディアリレーションの属人化があります。
広報は会社の資産です。それが個々の広報パーソンに依存するのは資産化できていないといえます。
今までは、それが当たり前で、そのリレーションこそが広報パーソンとしての価値になっていたと思います。
では、リレーションが多い人が辞めたら、その企業はどうするのか。
広報活動が途切れるなんてことになりかねません。
極論、私がいつかamptalkからいなくなっても今のメディアリレーションが続く。
そんな状況を作りあげることが自分の中では大きなミッションでした。

とりあえず入社エントリ①まとめ

他にも書いていきたいのですが、長くなりすぎるので第一弾はここまでとします。
この一年、初めてスタートアップの広報として取り組んできて改めて思うのが、先日もポストしたこと。

スタートアップPRパーソンで最も難しく重要なのがPRパーソンとしてのプライドを持ちながら「PRを捨てられるか」
このフェーズで最も重要なのは「事業を伸ばすためのことをすること」
広報/PRと言われてるものの手段は、果たして”今やるべきこと”なのか、他に事業を伸ばす手段があるのではないか。
ここを疑い、今必要ではなかったらバランスを見ながら採用やマーケなどはみ出していけるのか。

広報を良い意味で捨てられるか。広報が大好きなので、最初数ヶ月は非常に葛藤しましたが、割り切って自分の業務の幅を広げることで、見えてきた新しい広報のカタチもありますし、めちゃくちゃ成長できた一年だったと自信を持っていえます。

まだまだ、組織として固まってないフェーズで余白がありまくる、かつamptalkのカルチャーだからこそだったなと思っています。

そんなamptalkでは全ポジションでメンバーを募集しています。
公式のnoteもスタートしました!
気になった方は、ぜひカジュアルにでもお話しできたらと思います!


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