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noteの良いところ・悪いところ・改善してほしいところ

はじめに

 noteを利用し始めて、あまりまだ記事を書いていないけれど、それでも利用していて良かったなと思うところが結構ある。
 そして、それと同時にnoteのこういうところは悪いところだよなと思うところもある。だから、今回はnoteの良い(と思う)ところ、悪い(と思う)ところを書いていこうと思う。悪いところについては改善策も書いていこうと思う。


noteの良いところ

  私は、SNSはTwitterとnoteくらいしか使っていないが、二つを比較しているとnoteはここが良いと思うポイントが結構見つかる。良いポイントをまとめていこう。

・長文を書ける
 
noteはTwitterと違い長文が書ける。Twitterは最大140文字しか書けないけれど、noteならばそんな文字数制限を気にすることなく自由に思うことを書くことができるのは素晴らしい。
 それに、TwitterやLINEなどは暗黙の了解として長文を書くことが難しいところがあるが、noteはそういった雰囲気もない。もともと長文が書けるというのがnoteの強みの一つであるわけで、だからこそ長文を書いても大して気まずくならない。この長文を書けるという設計と長文を書きやすい雰囲気は間違いなくnoteの良いところだと思う。

・note全体の雰囲気はギスギスしておらず、同調圧力がそんなにない
 
これは若干先ほどの話ともかぶるのだが、noteは文章を書くときに同調圧力がない(あるいは少ない)ように思える。「長文を書いてはいけない」というような同調圧力も少ない。
 だが、Twitterはそういった同調圧力のようなものが強い(ように私には感じる)。例えば、私がTwitterが苦手な理由の一つにハッシュタグ・デモがある。「#検察庁法改正案に反対します」みたいなやつだ。
 別にその政治思想は否定しないし、政治について発信したいのであれば政治について勝手に発信すればいいと思う。
 だが、こういったハッシュタグ・デモをする人は「黙っているということは現状肯定だ!」「黙っているのはけしからん!デモに参加しろ!」というような同調圧力が強い(ことがある)。
 その点、noteにはそのようなハッシュタグ・デモもなく、デモに参加しなくてはいけないというような圧力もなく気楽にいられるのは本当に良い。
 そういったギスギスした雰囲気がないのはnoteの良いところだと思う。

・自分の気に入ったカテゴリーを見つけやすい
 noteはホーム画面上に様々な記事のカテゴリー(例えば、「まなび」「くらし」「しごと」など)が表示されていることから興味のある記事を探しやすいことが良い点だと思う。
 それに、検索機能も「人気」「急上昇」「新着」「定番」に分かれており、目的に応じて検索しやすいところもいい。Twitterでは何年も昔の記事(正確にはツイート)を探すのは大変なんだけれど、noteは「定番」で検索すれば3年前とか5年前の記事でも簡単に見つけて読めるのも便利で素晴らしい。
 また、マガジン機能を使えば気に入った記事をまとめて保存しておくことや、ブックマーク代わりになるのも良い。
 今挙げたような様々な機能によってnoteは気に入った記事を見つけやすくしているのが良いところだと思う。


 他にもnoteの良いところはあるのだろうけど、とりあえず良いところについてはこの三点だけ触れておくことにする。私が気づいていないところで、もっとnoteのいいと思うところがあればコメントにでも書いてほしい。


noteの悪いところ

 先ほどnoteの良いところをいくつか紹介した。noteは基本的には良いプラットフォームだと思う。
 けれど、残念なことに悪いところだなと思うところも少なからずある。その悪いところもまとめておこう。

・盗作や誹謗中傷などが見えにくい
 
noteの機能の一つに記事の有料化がある。あいにく、私は一度も有料の記事を書いたことはないが、この有料記事にも結構問題があるように思える。
 それは記事の盗作や誹謗中傷、ヘイトなどを記事に書き込まれても確認することが難しいということだ。
 例えば、Aという人物とBという人物がいたとしよう。もし、AがBの悪口や悪評(デマ)を自分の記事に書いたとして、その記事を有料化した場合、Bは自分の悪口や悪評がAの記事に書かれていることに気づけるだろうか。
 有料記事は購入すれば読めるので、原理的には気づくことは可能なのだが、それでも自分の悪評や悪口を書いている人間にお金を払って記事を読んでやっと気づけるという仕様は、やはり少し問題があるようにも思える。
 それに記事の盗作をされたとしても、盗作をした人が盗作をした記事を有料化してしまえば、ほぼ盗作はバレることはない。これも結構問題があるように思える。
 記事の盗作や誹謗中傷、ヘイトなどを有料記事に書き込まれた場合、noteの運営はどのような対応をしているのかもう少しわかりやすく透明化してほしいところだ。

・スキスパム
 
noteにはスキという機能がある。どんな機能か詳細に説明する必要もないだろう。簡単に言えば、Twitterの「いいね」のnote版だ。
 普通、人は自分の書いた記事に「スキ」が押されれば嬉しいだろう。頑張って書いた記事に誰かが「いい記事だね!好きだよ!」という感じに「スキ」を押してくれているのであれば、それは書き手としては大変喜ばしいことだ。
 しかし、noteユーザーのなかにはこの「スキ」という機能を悪用する連中もいる。noteユーザーには面白い特性があり、人の記事にスキを押すと(スキを押した)相手からスキが返されることが結構ある。場合によっては、相手からフォローされることもある。
 これはおそらく、好意の返報性という人間の心理をついたものなのだろう。人間は相手から良いことをされるとお返しをしようとするらしい。相手から「スキ」を押してもらっているのだから、こちらも恩返しに「スキ」を返すというわけだ。
 しかし、この特性を悪用し、わざと自分の記事のスキの数を増やすため、フォロワー数を増やすため、自分の記事のPVを稼ぐため、有料記事を購入させるために手あたり次第スキを押している人も結構いる。
 つまり、読んでもいない、内容すら理解していない他人の記事に手あたり次第スキを押すことで、自分の記事のスキ数、フォロワー数、PV数などを稼ごうとしているわけだ。
 これは結構、noteの悪いところだと思う。だって、明らかに記事を読まれずにスキを押されるのって、押された側からしてみれば、「あなたの記事は読むに値しない」「あなたの記事の内容とかどうでもいいけど、私の承認欲求を満たすためにスキを押したんだから、私の承認欲求を満たしてね」と言われているようなもので気分が悪い。
 せっかく、頑張って書いた記事に対して、明らかに記事を読んでいないこと(読む価値がないかのようなこと)を伝えるようなことをするのって、それって書き手に失礼じゃないか、と思えるのだ。
 こういう下品なことをするnoteユーザーが割と多くいることは本当に良くないように思える。
 しかも、中にはスキを悪用して、自分の有料記事を買わせようとする人もいるみたいだし、スキをスパムのように使う人が多い点はnoteの悪いところに思える。厳密にはnote(運営)ではなく、noteユーザーの悪いところだけど。

・陰謀論やデマに対して対応が甘い
 
noteでコロナに関することを記事に書くと、記事の一番上に「厚労省の情報を一番に参照しろ」みたいな警告が入るのだが、あれはnoteの良いところに思える。
 しかし、そういった警告を入れるのは素晴らしいのだが、陰謀論やデマを拡散するアカウントに対して、noteの運営は明らかに甘いように思える。バズフィードの報道によれば、noteは反ワクチンの温床らしいが、だったらもう少し、陰謀論やデマに対して、警告文を入れるだけでなく、アカウントのBANなどももう少し積極的にした方がいいのではないか。

 なんにせよ、noteは不確かな情報を発信する者も結構多い。おそらく、Twitterのようなリツイート(RT)機能がnoteにないことから、誤情報や陰謀論が一部の人の目にしかとまりにくく、正確な情報を知っている人の目に陰謀論や誤情報が止まりにくいことで指摘コメントが入りにくいのが原因なようにも思える。
 また、誤情報や陰謀論に対して指摘する訂正記事を書いても、その訂正記事もリツイートなどの拡散機能がないことから広くは見られず、陰謀論者、デマに騙された人たちの目にとまりにくいのが原因なように思える。
 結論、noteは陰謀論や誤情報が蔓延りやすい環境であるのは事実なのだから、もう少し運営は陰謀論者、誤情報発信者に対して厳しい対応をした方がいいと思う。そういう対応が甘いのがnoteの悪いところだ。


 他にもnoteの悪いところはあるのだろうけど、とりあえず悪いところについてはこの三点だけ触れておくことにする。私が気づいていないところで、もっとnoteの悪いと思うところがあればコメントにでも書いてほしい。
 さて、noteの悪いところも踏まえたうえで、noteの改善点、「noteはもっとこうしてほしい」と思う要望を次に書いていこうと思う。

 

noteで改善してほしいところ

 noteは基本的には良いところだ。だが、noteには悪いところがあるという指摘もした。そういった悪いところ、改善点は改善し、更にnoteがユーザーにとっても、社会的にも良い場所になってほしいと思うことから、いくつか要望や改善点を書いていこうと思う。

・ブロック機能でこちらの記事を相手に表示させないようにしてほしい
 
noteはTwitterと同じようにブロック機能がある。だが、noteのブロック機能はTwitterと少しだけ違うところもある。では、note特有のブロック機能の問題点は何か。
 それはブロックした相手から自分の記事が見えてしまうことだ。Twitterであれば、相手をブロックすれば、相手からこちらの記事(というよりは、ツイート)は見えない。
 しかし、noteではブロックした相手からこちらの記事が見えてしまう。つまり、嫌いな相手をブロックしても、相手目線ではこちらの記事が見えているわけでこちらの記事に粘着してくることも結構あるという訳だ。
 私がnoteで驚いたのはブロックした相手は自分の記事にコメントできなくなるのに、記事の引用はできてしまうことだ。ということはだ。ブロックした相手はこちらの記事にコメントはできなくても、引用と言う形でこちらにコメントができてしまうわけだ。しかも、こちらの記事は相手をいくらブロックしても相手からは見えているわけで、これでは関わりたくないと思いブロックしても根本的な解決になっていない。
 せめて、noteはブロックした相手に自分の記事が見えなくしてほしい。ブロックした相手からは記事の引用ができなくするようにしてほしい。それか、仮にブロックした相手がこちらの記事を引用してもいちいち「○○の記事で話題です」など、通知を送ってこない仕様にしてほしい。これでは、何のためのブロック機能なのだがわからない。

・ミュートも欲しい
 
ブロックについて先ほど触れたが、ブロックと言うほど強烈でなくてもいいので、Twitterのようなミュート機能も欲しい。「ブロックするほどではないけど、この人一日に何回も投稿していて、他の投稿が読めない」といった時があるので、ミュートが欲しいというわけだ。

・スキ機能をなくしてほしい。あるいはスキ数の非表示機能が欲しい
 
noteの悪いところで「スキスパム」について触れた。スキをスパムのように利用して、自らの承認欲求を満たそうとしたり、有料記事を売りつけようとする連中がいるので、だったら「スキ」という機能そのものをなくしてしまえばいいのではないかと思う。
 だが、そういったことを言うと、本当に記事を読んで良いと思った記事に「スキ」を押せないのは悲しいという人もいるだろう。誰かからスキを押してもらえることが記事を書くモチベになっているという人もいるだろう。そういう人のために、noteの記事のスキ数を非表示にするのも良いかもしれない。YouTubeなんかでは、高評価や低評価を見えなくしていることもあるが、あれと同じことをnoteで試してみてもいいのではないか。
 少なくとも、スキ数稼ぎのためにスキスパムをしている人は、スキ数の非表示でスキスパムの動機を失うわけだし、スキスパムを防ぐことに多少はつながるように思える。
 noteのCXOの深津貴之さんは以下のようにおっしゃられているけれど、結局、数字がそういった承認欲求の刺激になってしまっている事実から目を背けない方がいい気がする。

スキ数はあってもよい、でもスキ数による絶対ランキングは作らない。そういうバランス感覚が大事かと思います。共通価値に対する調整こそが、多様性社会では重要なのでしょう。

https://note.com/fladdict/n/n36aad9ab9670より

 結局、人は数字があると数字を稼ぎたくなる。いくら「数字は人気を表すものではない」「数字は情報の質や価値を表さない」などと言っても、人はそんな合理的な判断はできない。数字の魔力は強大で、スキ数が表示されていれば、スキ数を稼ぎたいと基本、人間は思うもの。私だって、自分の記事のスキが0であるのよりもスキが100である方が絶対的に嬉しい。
 だから、人は数字を求めてしまう。そういった承認欲求みたいなものに駆り立てられずにnoteを続けていくことは現状難しいので、スキの非表示をしてほしいと思う。

・フォロー数/フォロワー数非表示機能
 これも先ほどのスキ数の非表示とかぶるのだが、フォロー数/フォロワー数もYouTubeのチャンネル登録者数の非表示みたいにしてほしい。
 理由は先ほどのスキ数の非表示と同じで結局、人間は数字があると承認欲求に駆り立てられて、スキスパムみたいな嫌がらせをするようになるからだ。


 他にも要望や改善点はあるかもしれないがとりあえずこのくらいにしておこう。他に「ここをこうすればいいのにな」といった要望や改善点があるという人はコメントにでも書いてほしい。


まとめ

 ここで挙げた要望や改善点がnoteの運営さんに読まれるかどうかは正直怪しいところだけど、それでもnoteに対して思うところが結構あったので書き出してみた。
 繰り返しになるが、noteは基本的には良いところだ。もし、noteがダメダメなプラットフォームならば8周年ももつことはなかっただろう。それだけ長く利用されているということは、それだけの魅力がnoteにはあるからだ。

 悪いところや改善点も指摘したが、基本的にnoteは素晴らしいプラットフォームだと思っているし、これからも一ユーザーとしてnoteを応援していきたいと思っている。

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