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思春期 と 重力 と ジャグリング🤹‍♂️🤹‍♀️

シュタイナー教育では
思春期の時期を"重力"の支配する
時期へと"落ちて"ゆくと表現される。

これを聞いて、なるほど〜!と
すごく納得した。

たしかに、思春期の頃っていつも
体が重だるくて、シャキシャキ動け
なかった記憶がある。

『思春期の頃の成長では
徐々に強く自分の骨格の重さに支配され、
そのことで、身体の動きはより重くなり、ぎこちなく、だらだらとする。』
と、シュタイナーは言っている。

このことを知っていれば、
あのなんだか重だるい感じに
イライラせずに済んだのになぁって
中年のおばさんになってから
学んでも時すでに遅し!であるが、
娘にはそういう時期にこれから突入
するって教えておきたいな。

わたしがシュタイナー教育で
おもしろいなと思ったものの
ひとつに『ジャグリング』がある。

シュタイナー教育では、5年生になると
ジャグリングをはじめる。

5年生は成長の過渡期
小さな児童から青年期の体へと
変化する段階で、
頭部と四肢の関係が逆転する時期と
考えられている。

どういうことかというと…

5年生以前の小さな児童の体の特徴は、
以下の2点を持ち合わせている
1.活発なエネルギーに満ちあふれ
あちこち"飛び回る四肢"。
2.複雑な思考にはまだ至れず、
ファンタジー的にまどろみ
"眠っている頭"

思春期を迎える子どもは以下の2点
1.因果関係を意識し論理的な思考を
展開し始める"目覚めた頭"
2.急な成長に伴って重さを増しつつ
ひょろ長くなった"眠れる手足"

このように、成長の過程で
"頭"と"四肢"の『眠り』と『目覚め』が
交差し逆転するのだ。

そして、その際に
その中央である"胸"に変化があらわれる
と考えられている。

この時期に心臓や呼吸のリズムも
少しずつ子どもから大人のものへと
変化する。その身体に、
新しい呼吸と心拍のリズムを
安定させることが5年生のこの時期の
大事な課題なのだ。

そして増してゆく体重という重力と
戦いつつ、身体に中心軸を作ることも
大事とされる。

5年生ころからは
頭は冷静に状況を観察しつつ
全体を統一し、呼吸を整え、
規則正しいリズムを体に取り込み、
眠れる四肢を自らの意志で
目覚めさせつつ、コントロールし
体の中心軸を作る。

という、なんだかいろいろな事が必要で
これらのすべての要素を満たすのが
"ジャグリング"
と、いうことらしい。


子どもたちは重くなったはずの
四肢を動かし、夢中になってボールと
格闘する。
格闘する相手はあくまで自分自身であって
クラスメイトでも、先生でもない。
このあたりも、思春期には
いいのだろう。

娘は今、4年生だけど、そろそろ
ジャグリングをはじめてもらおうかな!
本人が嫌なら無理強いはしないけど…

その前に先生探さなきゃ!
ジャグラーの知り合いかぁ…
ちょっと探してみよ🤹‍♂️🤹‍♀️

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