Eijin

書きたいと思った不思議な実体験や音楽について思うこと、気分によってエッセイなどを書きま…

Eijin

書きたいと思った不思議な実体験や音楽について思うこと、気分によってエッセイなどを書きます。 Twitterでギターの弾いてみた動画、DTM作品なんかも投稿してます。見てってください。

最近の記事

『セロリ』の話

育ってきた環境が違うから 好き嫌いはイナメナイ ちょっと前に水戸のライブで世間をお騒がせしてた山崎まさよしも、こう歌っていた。 彼はセロリの好き嫌いを例にしてこの歌を書いたけど、もっと大きなすれ違いだって、イナメナイことがあるんだな、と最近思う。 前に、僕が大好きな作品として『小林さんちのメイドラゴン』について文章を書いた。 あの作品のテーマは「価値観の違う者同士のすれ違いと擦り合わせ」だ。僕が惹かれたのはまさにそのテーマだったわけで、自分も愛する人とどれだけすれ違いが起

    • 『小林さんちのメイドラゴン』の話

      久しぶりに何か書こうと思ったのは、僕が大好きなマンガについて。 この作品は学生の時から読んでいて、アニメももちろん2期まで見た。つい先日最新13巻を手にとったのだが、相変わらず面白い… 何より、テーマが一貫しているのだ。 思えば、僕は「初志貫徹」的な精神に惹かれる。自分自身が飽きっぽい性格だからだろうか。 この作品で最初から貫いているテーマは「異文化交流」もっと言えば「異なる価値観の擦り合わせ」だ。 物語は孤独なOL、小林さんのもとにある日突然ドラゴンのトールが異世界か

      • 自信の話

        最近の僕は調子がいい気がする。 突如の辞令でひとり知らない土地に赴任したにも関わらず、仕事もプライベートも充実している。 謎に作曲意欲が湧いて、ちゃんとした形の曲を3つも作った。そのうち1つは友人に歌ってもらって、動画にしてYouTubeにアップすることもできた。 久しぶりにカラオケに行ったらなぜか上手くなっていた気がしたし、健康のためのランニングも再開した。ご飯は毎日うまいし、熟睡できない日はない。 仕事でも悪くない話が多い。まあその3倍くらい、良くない話もあるんだけ

        • 別れ話

          先月、6年間お付き合いした女性と別れた。 僕にとってはあまりに突然のことだったのだが、彼女にしてみたら割と前から心に留めていたことだったらしい。 言われてから気づいたが兆候はいくらでもあった。ここ半年ほど一緒にご飯を食べて帰るだけの日を繰り返していたし、身体の関係だってご無沙汰だった。 決断した理由は一言にまとめると「もうドキドキしない」ということらしい。 彼女も僕と同じ24歳だ。社会人も3年目になり、そろそろ周りも結婚しはじめた。 彼女はそんな中、このままこの人と付き

        『セロリ』の話

          中学生のぼくの話

          機動戦士ガンダム00を久しぶりに見返した。 やっぱり面白い... 設定が「宇宙世紀」という架空の空間ではなく、西暦だから今の時代が地続きになった感覚で見られるし、ちゃんと歴史的背景も踏まえた世界観になってる。 世界史を学んだ後で再度見たので、前に小六〜中一くらいで見た時よりしっかりと吸収できた気がする。 だけど、意外と中一の僕も、そのエッセンスをしっかり吸収して咀嚼できていたみたいだ。 00を見ているときにふと思い出した。『これ見てた中一の時、影響されて戦争をテーマ

          中学生のぼくの話

          隠し味の話

          隠し味って、隠さないからこそ活きるんだ。 って、しみじみ思った輝かしい思い出を共有したい。 僕は中学高校と一貫校に通っていた。その6年間、ずっと吹奏楽部に所属していた。 厳格な上下関係があり、大会・演奏会に向けた真剣な練習をするし、高学年になると部全体の運営を同期たちで共に行っていく事になる。 そんな苦楽を6年間も共にすると、人間の内側まで全てをさらけ出さざるを得ない。殴り合ったあと河川敷に倒れて笑いあう不良少年のごとく、僕らは仲間になっていった。 そんなわけで、当時

          隠し味の話

          作曲の話

          いつでも心に大理石を、あるいは真っ白なキャンバスを。 これは創作活動、主に作曲をする上で大切にしていきたいモットーだ。 さっき決めたんだけど。 僕は1年ほど前から本格的に作曲をはじめた。 そんな少ない作曲経験からでも、「作曲とはどういうものか」について少しだけ分かったことがある。 作曲とは「自分の中にあるイメージをどれだけ具体化できるか」なのだ。 僕はちゃんと絵を描いたことがないし、絵を描くのは絶望的に苦手なのだが、多分、絵を描くことも同じなのだと思う。 僕の思う作

          作曲の話

          電子書籍の話

          紙の本を笑うものは紙の本に泣く。 今年得た中では今のところ一番の教訓だ。 散々本屋を巡って疲れ果て、小腹を満たすために入ったサブウェイでサンドイッチを頬張りながら痛感した。 僕は2年ほど前から電子書籍派になった。 読み終わった本が部屋に積み上がることに嫌気がさし、新たにスペースを作るのも面倒になっていた僕は、給料が貯まったのをいいことに、Kindleに手を出した。 試しに読みたかった漫画を全巻買ってみた。これがとてつもなく良かった。 なんと、50冊以上も本を増やしたのに

          電子書籍の話

          酔っ払いの話

          関係ありません。全ては無意味です。 うろ覚えだけど、進撃の巨人でケニーの部下の女性がこんなセリフ言ってたな。 確か、これからは血で手を汚す仕事が始まるが覚悟しておけ、とケニーが部下たちに表明した時の返しだったと思う。 その後ケニーは死に際に、「みんな何かに酔っぱらわねえとやってられなかったんだな」って気付くんだけど、その「何かに酔っ払う」の一つにこの「全ては無意味です」も入ってたんじゃないかな。 こんなことをふと思い出すのは、最近仕事で上司によく「仕事に対しての責任感が

          酔っ払いの話

          デスメタルを聴いて人格分裂しそうになった話

          ずっと誰かに話そうと、どこかで書こうとしていたけど、誰にも信じてもらえなそうなので心にしまっておいた話。 これは僕が本当に体験した出来事だけど、それを証明する手段はない。 なぜなら僕の脳内で起こり、完結してしまったから。誰も見ていないところで僕に発症して、すぐ終わった体験だから。 なので信じてほしいなんて思わない。ただ、こんな不思議な体験をしたという記録をどこかで残しておきたくて、noteに書いてみただけだ。 だから読む人も、こいつまた意味わかんないこと言ってるなー、

          デスメタルを聴いて人格分裂しそうになった話