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【初心者ライターへ】文字単価を2~3円以上に上げるため覚えておくべき10のライティングテクニック

どうも、オタクライターのダルです。

突然ですが、ライターのみなさんは、文字単価は”何円”あれば嬉しいでしょうか?1円?2円?

「文字単価なんて高ければ高いほど嬉しい」というのが本音でしょう。私もそうです。

例えば文字単価1円の人より、文字単価3円の人の方が単純に3倍稼げる計算です。

私はライターとして、現在「文字単価3円以上」で依頼をいただいており、ライティングだけではなく、編集やディレクションなどもしています。

「稼げるようになりてえ!」という方に向けて、押さえておくべきライティングのポイントをお伝えします。徹底していただければ、文字単価2円~3円以上いただけるクオリティの文章にステップアップできるでしょう。

noteの最後に、今回紹介したポイントをまとめているので、忙しい人は最後だけでも、ぜひ参考にしてみてください。


ライティングのポイントを押さえて高単価案件を目指そう

WEBライターが受注できる案件は、一昔前に比べ大きく増えているように感じます。

しかし文字単価の低い案件が多いのも事実。特にクラウドソーシングには、文字単価1円を切る案件も多いものです。

私自身文字単価0.5円を経験して、書いても書いても稼げない時期がありました。編集の方にダメ出しされるばかりで、凹んで凹んで書き続けた時期がありました。

しかし、現在は月30万円ほど稼げるように!

条件の良い仕事をもぎ取るには、ライティングスキルが必要です。文章力があれば、どれだけ競合がいても案件を獲得できます。

基本的なライティングスキルが身に付いていれば、文字単価2~3円ほどの案件が取れるようになります。


WEBライターが覚えておくべきライティングの10のポイント

編集をしていると「もっとここ気を付ければ、文字単価高い案件できるのに」「クオリティアップになるのに、惜しいなあ」と思うことが多々あります。

文字単価を上げるには、営業力やリサーチ力も大切ですが、何より基本のライティング力が必要です。

私が案件を募集した際には、過去のライティングやブログなどを見て、どれぐらい文章を書く能力があるかチェックしていました。

クライアントが求める水準に達していなければ、仕事をいただけません。

しかし「気を付けるべきポイント」は意外と単純です。

ライティングスキルを上げるために覚えておくべき、10のポイントを挙げていくので、ぜひ押さえておきましょう。

「言われてみればそうだけど、思い返せばできていなかったかも……」という点がきっとあるはず。改善すれば、ステップアップ間違いないです。


1.結論は最初に伝える

結論は何よりも優先して、最初に伝えましょう。

これはリード文やまとめはもちろんですが、見出しレベルでも同様です。まず結論を述べて、なぜその結論に至るのか書くのが基本的な書き方です。

WEB記事は読み飛ばされやすいので、だらだらと書いていると結論に至る前に読み飛ばされます。

「まず結論を伝える→理由を述べる→再度結論を伝え行動を促す」を徹底すると、興味を持った人が読み進めてくれるようになります。


2.表現はできるだけ「具体的に」する

誰が読んでも同じ意味に受け取れるよう「具体的に」表現するよう心がけましょう。

例えば商品などを褒める際に「素敵です」「安心です」「おしゃれです」などの形容詞を使いがちですが、この際に大切なのは「どのように」という点です。

同じ「安心」でも「アフターフォローがバッチリで不具合が起きても安心」なのと「頑丈だから壊れにくくて安心」では、同じ長く使用できる安心感を提供していても、中身は大きく異なります。

形容詞を使用する際は【どんな人にとって】【どんな場面で】を枕詞にして考えると、具体的な文章になります。

◆専門知識を持ったスタッフがいるから、安心して購入しやすい
◆調理師免許を持ったスタッフがいるため、野菜の栄養や調理方法を相談したうえで購入できる

上記の文章であれば、後者の方がより具体的にメリットを記述しています。利用するベネフィット(利益)がわかりやすくなるので、読者は具体的なシチュエーションをイメージしやすくなります。

表現を具体的にすればするほど、当てはまる人は「私にぴったりかも」と思いやすいので、抽象的なふわっとした表現になっていないか注意しましょう。

しかし「ピンポイント過ぎると当てはまらない人も出ちゃうのでは?」と思われるかもしれません。

「当てはまらない人」が出てもOKです。なぜなら”全ての人”に訴えるのは不可能だからです。

多くの人に訴えかけようとすればするほど、ふわっとした内容になります。漠然とした表現では誰にも刺さらないので、結果的に意味のない文章になってしまいます。

想定される読者に対して、深く刺さることが大切です。


3.正しいことは自信を持って言い切る

キチンとリサーチして内容が正しいのであれば、自信を持って言い切りましょう。

「○○でしょう。」のように、自信がなさそうな語尾になっていると、読み手は「不確かな情報なのかも」と不安に思います。

◆他社よりも安価なため、安く購入できるでしょう。
◆他社よりも安価なため、安く購入できます。

どちらも内容的に同じことを言っていても、語尾が異なるだけで説得力が違います。

せっかく念入りにリサーチしていても、正しく伝わらないのであれば意味がありません。

「断定表現」を駆使することで、説得力ある文章にできます。

ちなみに同じ語尾は連続2階までが基本。3回以上連続すると修正されるケースがほとんどなので、注意しましょう。


4.表現が重複していないか注意する

短いスパンで同じ表現を行うと、くどく感じやすいため、どちらか一方だけにするor表現を変えるなど工夫が必要です。

◆多くの業者を経由するため、中間マージンが多く発生します
◆多くの業者を経由するため、無駄な中間マージンが発生します

上記の文章であれば「多く」が短いスパンで重なっているので、くどく感じます。

どちらか一方だけにしても意味が変わらないので、省きましょう。変わらないということは、無駄=文章の贅肉です。

できるだけ無駄な文章を削ることで、伝えるべき文章が浮き彫りになり、理解しやすい文章になります。

こうした表現の重複は、文章の見直しを徹底することで防げます。

表現だけでなく、文章単位で同じことを繰り返している場合もあるので要注意です。


5.読者に考えさせないよう工夫する

サラッと読んだだけでは理解が追い付かず、読者に考えさせるような文章はNGです。

考える必要がある=わかりにくい文章なので、読み進められない可能性が高まります。

特にWEB記事は読み飛ばされやすいので、少しでも躓きがあると離脱されてしまうと考えて、バリアフリーな文章を心がけましょう。

例えば専門用語。「ライティングにおいてSEOが大切です」といっても、
SEOがわからない人はピンとこないため検索(=離脱)してしまうかもしれません。

記事のターゲットなどにもよりますが、専門用語を記載する際は簡単にでも説明しましょう。

これは専門用語に限った話ではなく、読み手と書き手の「知識レベル」を共有することが大切です。

【誰が読んでも同じレベルで理解できる】ことを目指しましょう。


6.読者目線で書くことを徹底する

読む側である読者の目線になって、書くことを意識的に徹底しましょう。

「当たり前でしょ?」と思われるかもしれませんが、意外にできていないライターさんもいる部分です。

◆施設内でマッサージの施術も可能なので、心身ともにリラックスできます
◆施設内でマッサージを受けられるので、心身ともにリラックスできます

「施す」のは施設側なので、前者ではお客さん自身がマッサージを行う意味合いになるので、後者のように受動態にしなくてはなりません。

常に「誰が読んでいるのか」を意識しましょう。


7.目線は一文の中で揃える

目線は一文の中で揃えるよう意識しましょう。

一文の中で異なる目線が混在すると「何に対して書いているのか」理解しにくくなります。

例えば「余分な経費を削減していることで、安く購入できるよう還元してもらえます」という文章は、削減している(業社側)&還元してもらえる(消費者側)と目線が混在しています。

削減しているという企業側の努力について書いているのか、還元してもらえるという消費者側のメリットについて書いているのか、どちらか一方の目線に絞るべきです。

文章を見直す際は、目線が混在していないか、というのも大切なポイントです。


8.改行は文章の意味を考えて行う

改行するorしないは、文章の意味を考えて行いましょう。

改行のない文章は長くて読む気が失せてしまうので、適度な改行が必要です。2~3行ごとに改行すると、読みやすい文章になります。

しかし過剰に入れ過ぎるのも厳禁。関連ある文章同士は、改行するよりも、まとめて伝えた方がわかりやすくなります。

改行により文章が途切れてしまうことで、文章がぶつ切りになってわかりにくくなります。

話題が変わる際など、文章の意味が切り替わるタイミングで、改行を入れるのがベストです。

とはいえ改行せず文章が長過ぎるのはNGなので、文章の意味を考えて、臨機応変に対応するのが大切です。


9.文章と文章が滑らかにつながるよう意識する

文章と文章が、ぶつ切りになっていると、読んでいて違和感があります。

情報が正しく伝わりにくくなるので、滑らかな文章を意識しましょう。

例えば「また さらに 加えて」など、文頭に接続詞がつく文章が連続すると、箇条書きを無理やりに文章にしているような不自然さがあります。

話の内容が転換していないのに文頭に接続詞が付くと、違う話をしているのか?していないのか?わからず理解しにくくなります。

【文章を声に出して読む】ことで、こうした不自然さ・違和感に気付けるので、必ず一度は見直すようにしましょう。


10.冗長表現は極限まで省いて文章をスリムにする

冗長表現はなくても良い部分なので、多くあると意味の伝わりにくい文章になります。できるだけ省いて、意図が伝わりやすい文章を目指しましょう。

◆店舗を訪れる前に、あらかじめ訪問時間に予約しておくとスムーズに手続きすることができます
◆店舗訪問前に、予約しておくとスムーズに手続きできます

どちらも内容は同じですが、前者の方が長ったらしくなっています。

話が長いと何を言いたいのかわからなくなるように、文書も短くスマートの方が伝わりやすくなります。

言わなくてもわかることや、同じような意味が重なっているなど、余分な部分をスッキリ削ることで、伝えたい部分が際立ちます。

文章を読み返して【あってもなくても意味が変わらない】言葉は省きましょう。

冗長表現を省くだけで、グッと読みやすく理解しやすい文章になります。


まとめ

クオリティの高い記事を作成するには、基本的なライティングスキルが必要です。

国語が得意な人なら自然とできている部分もありますが、WEB記事だからこそのポイントもあります。

以下10のポイントを意識して、記事を書くようにしてください。読みやすい&理解しやすい記事に仕上げられます。

①まず結論を述べて、なぜその結論に至るのか書く
②【どんな人にとって】【どんな場面で】を枕詞に、具体的な文章を書く
③断定表現を使って説得力ある文章にする
④表現が重複していないかチェックする
⑤読み手と書き手の「知識レベル」を共有し、誰でも理解できるようにする
⑥読者目線で書くことを徹底する
⑦一文の中で目線は揃えて書く
⑧文章の意味が切り替わるタイミングで改行を入れる
⑨【文章を声に出して読んで、不自然さ・違和感のない文章にする
⑩文章を読み返して【あってもなくても意味が変わらない】言葉は省く

文章力が上がれば記事のクオリティも上がるので、より文字単価の高い案件も獲得できるようになります。

副業・本業を問わず「文字単価を上げたい」と悩まれている方は、上記ポイントを押さえられているか、今一度確認してみてください。

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