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【2023.09.27】1億総投資家時代の到来?

こんにちは。danskです。

金融の世界において、私はめちゃくちゃ詳しい専門家というわけでもないのですが、自分の予想していたことが10年から20年経過した後に実際に実現してきたなぁと思うことがあり、それなりに先読みが当たってきた感覚があります。

そして、今から20年後にはこうなっているだろうという予測をしています。今日はそんな考察について書いてみたいと思います。

以前に、金融資産は預けているだけで何かに投資しているという話を書いてますので、合わせてお読みください。↓↓↓


■積立投資の例

わたしが、初めて投資をしたのは、2006年頃。会社に入って間もない新入社員の頃です。よく分からないけど、とりあえず始めてみよう!と思ったのは、金融機関に勤めていたからなのだと思います。

当時は若者の中では、さほど投資は一般的ではなく、中高年の人を中心に証券会社や銀行で国債や投資信託を購入する人が少しずつ増えてきたような状況だったと思います。

また、ネット証券が出てきた頃で、マネックス証券がその走りのような感じだったので、手数料を勘案し、マネックス証券で投資信託の積立を始めました。ドルコスト平均法もきちんと理解した上で、貯蓄を兼ねて、毎月1万円ずつ。

今では、NISA制度や、確定拠出年金もあって、リスク資産への積立投資が制度としても充実していますが、当時はそういった制度もなく、まとまった資金で一括で購入するような提案が一般的だったと感じます。私調べでは、唯一マネックス証券だけが、積立投資を推奨していました。

積立投資って、すごく利用者にとっても会社側にとってもWIN-WINな仕組みです。投資家のメリットとしては、ドルコスト平均法で長期分散投資でリスクを減らしながら投資ができます。運用会社・販売会社にとっては、毎月一定金額積み立てしてくれるだけで、ほとんど解約されることも少ないですし、決まった金額の手数料収入が安定的に入ってきて、着実に残高を増やすことができます。

今で言う、サブスクみたいな感じですね。

私はこの仕組みに気づいて、ビジネスとしてこれは凄い!と思ったんですが、当時販売会社が積立投資を推進する様子はなく、まとまった資金での販売に固執しているようにも感じました。

それが今ではどうでしょう。積立投資をどこの金融機関も推奨していますし、ネットで簡単に取引を始めることができるようになっています。そして、前述した通り、政府も制度を整えて、積立投資を後押しするようになってきました。

私からしたら、やっと時代が追いついてきたか、という感じです笑。

■約20年かけて変わる世の中

ここまで来るのに、約20年です。もちろん急に変わったのではなく、徐々に変化してきたというのが正しいと思います。

他にも、20年前には一般的でなかったものが、一般化してきたという事例があります。

例えばパワハラ上司とかもそうです。20年前には、普通にいたんですけど、今は淘汰されて絶滅危惧種です笑。

やはり世の中に現れた新しい概念が一般に浸透していくのには、20年くらいかかるようです。

■今、起こっていること

上記の通り、20年かけて世の中が変わっていくという前提に立つと、今はまだ新しすぎて、一般化されていないものが、20年後には一般的に広く知れ渡って、当然のように使われることになるということになります。

政府もここまで貯蓄から投資の流れを推し進めていますから、もっともっと投資が一般的になり、1億総投資家時代のような状態になるのでないかと思います。

もちろん人によって、差があると思います。リスクを取りながら資産を運用する人もいれば、極力リスクを取らずに少額で投資する人もいるかもしれません。とはいえ、何に投資するのか、自分がどのように資産を運用するのかを考えるという行為がより今まで以上に一般的になるのではないかと思うわけです。

そして、今よりも、より一般に使われるようになると私が思っているものが、「ブロックチェーン」です。

加えて、金融の世界では、より投資の形が増えて、資金調達や貸出などが、もっと身近になる未来が、私には見えています。

まだまだ難しくて、多くの人が使うにはハードルが高すぎるのですが、少しずつ変化して、20年後にはそれに触ることが「普通」な状態が来るのだろうなぁと感じます。

そのブロックチェーンの普及の足掛かりとなるもの、それがRWAトークンなのではないでしょうか。今のRWAトークンはまだまだ危なっかしいのですが、もう少し整備されれば、だれもが住宅ローン債権を買ったり、小口化不動産を買ったり、非上場株式が資金調達したり、金融商品がもっともっと身近になると思うのです。

■ブロックチェーン・RWAトークンのある世界

まだ、私の中で確信には至っていないので、なんとかなくですが、いずれはインフラチェーン系の暗号資産は、裏側のガス代用トークンになってしまって、表の世界には出てこないような気がしています。これはまたいつか確信に変わったら書いてみたいと思います。

今後、表に出て主役となるのは、RWAトークンのような投資商品なのではないかと思っています。

それもおびただしい数が。

それこそ玉石混交の金融商品だらけになるように思いますので、かなりやばい商品も入り交じります。そうなった場合でも、投資家として自分で情報を収集して、商品を選び取っていかなければならないのです。

なので、中級から上級投資家を目指す私は、その中から良い商品を見極める目を養わなければなりません。

■備えるとしたら

そういう世界が来るという想定をした場合に、絶対に身に着けておいたら、有利になると私が思う知識がこちらです。

・金融リテラシー
・会計リテラシー
・ITリテラシー
・英語

金融リテラシーは投資家としては、言わずもがな、ですね。

会計リテラシーというのは、財務諸表を読む力です。細かく読み込れば、より良いかもしれませんが、会社や個人をきちんと評価できる基準を持つことが大切です。

更にブロックチェーンを触るとなると、マストになるのがITリテラシーです。ここはもう少し議論の余地があるかもしれません。というのは、ブロックチェーンが一般的になった世の中では、ブロックチェーン自体が裏側のインフラになってしまって、詳しいIT知識が不要になる可能性があるからです。ここはもう少し考察が必要です。

そして、最後は英語です。これも議論の余地がありそうですね。英語ができなくても、翻訳サイトや通訳アプリが日本語にしてくれる世の中なので、別に学習しなくてもなんとかなりそうです。AIの力を借りたら、英語でもフランス語でも中国語でも、簡単に内容を理解できそうです。むしろ必要なのは、日本語を正しく理解する読解力なのかもしれません。

■おわりに

さて、いろいろと書いてきました。何一つ確かではないのですが、どんな未来が来るのだろうと問いを立ててみて、あーだこーだ考えてみる作業はとても楽しい作業です。

私がブロックチェーンに関する記事ばかり読んでいるので、こんな発想になるのは仕方がないなぁくらいで思っていただけると有難いです笑。

いずれにしても、今はまだ新しくて、少数の人しか触れていない何かが、10年、20年という時を経て、一般化していく流れは、大きく外していないはずです。それが各々の得意分野からひとつくらいは思いつくはずで、そこから読める未来があるはずなのです。

わたしはどうしても金融の知識がベースにあって、注目しているブロックチェーンの進歩から、派生して考えてしまう思考の癖がありますので、皆さんが思う未来の姿があれば、是非教えて欲しいです。

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