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【2023.08.28】セキュリティトークンとRWAトークンの違い

こんにちは。
今日は第2回目の記事になるわけですが、いきなり、壮大なテーマにしてしまったなと、少し後悔しています笑。

早速ですが、最近クリプト関係のニュースを追っかけていますと、やたらと「RWA」という言葉を見かけます。今後、Web3業界にて恐らく盛り上がりを見せるであろう概念で、恐らくクリプト・ウィンターを乗り越える際に、この「RWAトークン」が相場を牽引する役目を担うであろうと勝手に読んでいます。(投資は自己責任で。)

というのも、現実世界の実物資産とブロックチェーン上のトークンが具体的に繋がる為、投資家の裾野が広がり、より広範に取引され、市場が拡大する可能性があるからです。今までは、デジタルな世界の中で経済をグルグル回していたんですが、デジタル世界と現実世界が遂に接点を持つようなイメージを持っています。


投資家としてはかなりのチャンスになるように思っていますが、もちろんリスクにも注意しないといけないです。
まず、今日はその言葉の意味をきちんと整理して、このRWAトークンについての考察を書きたいなと思っています。


■RWAってなに?


Real World Assetの頭文字を取った言葉です。Web3もIT系も、こういうアルファベットだけの表現が多くて大変です。英単語をいちいち調べて、あぁ、そういうことね、と理解する日々です。
Real World Asset=現実世界の資産。
直訳するとこういう意味です。現実にある実物資産のことを指し示しています。

■RWAトークンってなに?

RWAトークンは、現物資産である不動産、社債、株式、貸付債権、債権など、現実世界にある資産をデジタル化したものを指します。

ふむふむ。ここまでは理解しました。
ここで、ひとつ疑問が生まれました。

あれ?セキュリティトークンとの違いはなに?

■ST(セキュリティトークン)ってなに?

Security Token。Securityが有価証券の意味なので、直訳すると有価証券トークンです。
一応日本STO協会の定義を引用します。

セキュリティトークン(Security Token) (以下「ST」)とは、株券や社債券などの有価証券に表示される権利を、電子情報処理組織を用いて移転することができる財産的価値(「トークン」と表現されることも多いです。)に表示したものと考えられています。そして、このようなSTにも有価証券規制が適用されることを明確化するために、2020年5月1日に施行された改正金融商品取引法及び関連政府令(以下「金融商品取引法等」)において、「電子記録移転有価証券表示権利等」が定義されました。

日本STO協会ホームページより

シンプルに、有価証券をトークン化したものですね。
というか、定義の中に、「考えられています」と書くくらいなので結構曖昧なワードなのかもしれません。金融庁の資料を見に行ったら、きちんとした定義が見つかるはずですが、そこはご自身で調査してください。今回は割愛します。

■2つの違いについて

さて、RWAトークンとセキュリティトークンですが、はっきりと違うのは、何をトークン化したかですよね。
RWAは現物資産を裏付けにしています。STは有価証券を裏付けにしています。なので、違うと言えば違うんですが、私が混乱したのはこの記事です。


え?債券なのに、RWAトークン??

しばらく混乱しました。債券も有価証券なわけなので、表現するとしたら、セキュリティトークンだろう、と。でもRWAと書いてますね。で、少し悩んで出た答え。

・RWAトークンはセキュリティトークンの広義の概念

セキュリティトークンは、各国が法律を整備をして、伝統金融が積極的に売買のできるマーケットを作ろうとしています。日本でも、既にこのST市場はスタートしています。受益証券発行信託という信託法に基づいた信託スキームを使うので、実はワインや美術品でも、有価証券化さえしてしまえば、何でもかんでもセキュリティトークンとして発行ができるようになっており、そこにビジネスチャンスがあるとして国も後押しをしています。かなり現物アセットに近いものが売買できる様なイメージです。ですので、RWAという資産クラスの中に有価証券化した現物資産が含まれると考えると、合点がいきます。

・RWAトークンはDeFi、セキュリティトークンはTradFi側から発案されたアイデア


もしくは、TradFiとDeFiで違う用語を使っている可能性もあります。前述の通り、セキュリティトークンは伝統金融が率先して取り組んでいますから、TradFi側ですよね。一方のDeFi側としても、そんな伝統金融由来のSTに対抗して、負けじとRWAをトークン化して、市場を拡大しようとしているのではないかと私の脳は結論づけました。

Web3は非常に新しい分野なので、言葉の定義なども曖昧で、え?どういうこと?と混乱することが多々あります。とりあえず名前付けてみた、みたいなものも多分あるはずです。合ってるか合ってないかは分かりませんが、言葉が出る度に、疑問がわかないように、自分なりの定義を作っておくと、後々スムーズに読み進められます。

■あとがき


可能な限り事実に沿って自分の考えを書く。しかも読んでもらえるように、分かりやすく順序だてて、説明しながら書くと、めちゃくちゃ労力使いますね。これ、いつかスラスラ書けるようになるんかな。脳内で思いついたアイデアは箇条書きで2~3個程度なのに、アウトプットという作業はめちゃくちゃ大変なんですね。いきなり壮大なテーマにしてしまったが故に、この調子で書くと、行き詰まるのが目に見えています笑。ただ書くこと自体は楽しくて、もう少しRewriteを重ねて文章を仕上げたい様な気持ちもあって、自分の時間的制約と納得のいく文章になるまでのバランスが慣れるまで試行錯誤かと思います。昔は、えいや!で雑な文章書いてたんですけどね。大人になりました…

あ。念の為にお伝えしておきますが、私が書く記事は勉強の過程で得た知識をベースにしてますので、不足している部分があるかもしれませんし、解釈が違うような部分もあるかもしれません。そんなん当たり前やん!と言われるようなことも書いてる可能性はあります。そもそも専門家でもありませんし、これで報酬を得ている訳でもないので、責任はとれません。もし内容に間違いがあったら、優しくこっそりご指摘くださいね🥹

では、続きは次回に!


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