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「プロ野球選手のセカンドキャリアから考える、サラリーマンのキャリアチェンジ~後編」

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

現在32歳。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていきながら多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げています。

最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロ野球選手の紹介を通じ感じたことや気づきを書き起こしています。

前回は「プロ野球選手のセカンドキャリアから考える、サラリーマンのキャリアチェンジ~前編」というテーマで書かせていただきました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

前編では、プロ野球選手の魅力とセカンドキャリアの厳しさを取り上げましたが、
後編では、多くの方が当てはまるサラリーマン、自営業(フリーランス含む)のキャリアも対策を打たないと同じように厳しい状況に立たされる、そして打開するヒントについて私見を述べたいと思います。


1.プロ野球選手の「生え抜き選手」と、「1社でずっと働く人」はかなり似ている

前編で取り上げたプロ野球選手の中には、入団してから引退するまでずっと1つの球団でプレーする方を「生え抜き選手」と呼びます。会社員で例えたら、新卒入社〜定年まで
その会社一筋で働いた人
と置き換えられます。これは、一昔前の産業時代であれば王道のキャリアでした。一つの会社に尽くし、貢献した功労者。定年までの間に年功序列で役職は上がっていき、給料も増えました。そして定年時に退職金がもらえ、さらには年金生活で余生を過ごす。これが成立していました。
しかし、現代は統計上、そう簡単にいきません。企業の平均寿命は年々短くなり、約20年ほどになってしまっています。つまり、仮に大卒で新卒入社し定年を65歳と設定した場合、2回は転職をする計算になります。本来なら会社の重要ポジションを担うはずの40代と、定年間近で悠々とその時を待つはずの60代前半に、です。
さらに、これからは人生100年時代。
プロ野球選手とタイミングは違えど、セカンドキャリアのみならず、サード、さらにその先の老後に至るまでのキャリアを真剣に自分ごとで考えざるを得ない時代と言えますね。

2.サラリーマンもキャリアチェンジの意識を持って働くべし


まだ会社員の割合が多いですが、
フリーランスの増加、副業の推奨、サードプレイス活動(職場、家族以外のコミュニティ活動)などサラリーマンにとっても年齢に沿って計画的に「キャリアチェンジ」「ライフスタイル」を考えるべきです。
では、具体的にどういう事なのか?
新卒から同じ会社で働いてきた人は、生え抜きプロ野球選手に例えれば

・一つの球団(会社)でしか所属経験がない
・経験ポジション(職種)も限られている
・他のポジション(職種・仕事)は守れない  (働けない)」

このように置き換えると、プロ野球とサラリーマンは一緒であるように思います。
私は32歳で転職エージェントをしながらIT業界で派遣社員としてインサイドセールスも行っているのですが、求められている成果を出せている良い面もあれば、正直、新しい仕事やルールを覚える吸収力や記憶力、そして適応力は20代に比べると確実に落ちているなと、苦労を感じる事も増えてきました。思った以上に、かなり危機感があります。しかし同時に、生きている限りあらゆるポジションや環境で活躍する期間を延ばしていける可能性にチャレンジしたいと強く思うようになりました。
サラリーマンやフリーランスなどのビジネスパーソンがスポーツ選手と大きく異なる点は「年齢を重ねた分だけ、経験を全てプラス上積みできること」「人脈を広げ、仲間を増やし、より仕事の範囲を広げていける可能性があること」だと考えています。
プロ野球選手は個人事業主。自分の「野球」のスキルが商売道具です。なので引退すれば、そのスキルは活かしづらくなります。(活かせる場がめっきり減ります)
サラリーマンやフリーランスなどのビジネスパーソンも、スポーツこそしていませんがいわば「選手」です。言い換えれば「現役時代を延ばすこと」にもつながるのではないでしょうか?そしてただ現役時代を延ばすだけでなく、「延ばし方」もこだわりたいですよね。会社以外の新しい知り合いを増やしていく、マルチに活躍する、給与所得以外の収入の柱を増やしていく、こうしていくと、幅が広がり人生も面白いものになっていきそうだと思いませんか?

3.転職エージェントの意義

転職エージェントの仕事は、以前、別の記事でも触れていますが、目先の転職のサポートだけに留まらず、希望をお預かりしながら求職者のスキルや経験から新しいチャレンジの方向性も提案し、転職活動を通して転職スキルを身に付けてもらえるようサポートしていく事も大切なミッションであると考えております。

求職者自身だけでは気づけない強みや適性、可能性を引き出し、多くの人が活躍できる幅を広げ、人生100年時代をより充実させていく事に貢献できるのではないかと思っています。
そして転職支援だけでなく、私自身も幅を広げ「セカンドキャリア」や「キャリアチェンジ」に挑んで、思い出を作りながらより良い人生を創っていこうと思いますし、
読んでいただいた皆さんもぜひ、できる小さなアクションからでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

次回は「今のタイミングで転職すべきではない業界とは?」について綴っていきます。お楽しみに。


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