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「資格を取れば収入アップ」は時代遅れのワケ

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

現在34歳。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に貢献しながら多くの仲間とそれぞれのやりたい事をコミュニティ化し「村」を創るというビジョンを掲げています。

このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。
有難いことに、以前、「リーマンの処世術」にマガジン登録いただいたり、最近、出し始めている有料記事自己紹介記事公務員からの転職についてNoteから表彰されるなど、少しずつですが内容や文章力でご評価を頂いています。
いつもご覧いただきありがとうございます。

別のアカウントでは、フライドポテトアンバサダー活動についての活動記録、フライドポテトの魅力を伝えていく活動にチャレンジしています。

今回は、転職や仕事選びの「考え方」の部分を取り上げます。
表題の通り「資格を取れば収入アップ」は時代遅れだと現場で強く感じております。資格を取れば安定するという考え方に限界がある理由と、どうしたら打開していきやすいかについて今回は綴らせていただきます。


1.資格はスキルではなく、権利にすぎない


代表的な資格で浮かぶとすれば、医師免許、国家資格の類いがあります。
当然、簡単に取れるものではないです。相当な勉強や労力、おそらくほとんどの方が「遊びや娯楽より勉強を優先」という本気度で取り組み、資格をゲットされているかと思います。
しかし、残念ながら今の時代は、資格取得は「その仕事に取り組んでOK」という権利を得たに過ぎません。
実際に、弁護士の方も昔は資格を取れば将来は安泰、と言われた職業でしたが、今は資格は持っていても仕事がない、稼げていないという方がどんどん増えています。「判例」「事例」「離婚裁判に強い」などの専門性や実績が大事で、資格を持っているだけでは何の意味もありません。
多くの方は、おそらくですが
「あれだけの高い受験料やテキスト代、学習塾代を費やしてゲットした資格なのだから、活かさないともったいない、無駄にしたくない」
「あれだけ勉強したのだから評価されて当然」
という、悪い意味での自信やしがみつき、プライドを持ってしまっていたりします。

ここ数年の話でいえば、エンジニア関連の資格も注目されていますよね。
まずはCCNA、ITパスポート、その資格を取ったら次は基本情報技術者、応用技術、、と、資格のレベルを上げていく方は多いでしょう。
それが悪いわけではないです。むしろプロとして知識は重要です。
しかし一番大事なのは、身に付けた資格の知識をどう活用し、どんな成果物を作っているか、ではないでしょうか?転職の際は、採用企業から結果とそのプロセスを見られます。
つまり、考え方として「資格を取ればいい仕事に就ける」ではなく「いい仕事、成果を出していくためにこの分野の勉強をし、実践で活かし成果を出す」という成果思考、成果志向かどうかで差がつきます。
この観点でもう少し次に書かせていただきます。

2.資格を取ろうとする人の特徴


私が普段、転職サポートする中で、初回面談時に
「〇〇という資格を持っています」「専門学校に通い、〇〇の資格を取得しました!」と自信満々に語る方がわりといます。
次に私が「では仕事のご経験は?」「その業界で働いたご経験は?」
と尋ねると「ありません」や「もっと勉強が必要だと思っています」という答えが多く返ってくるのです。
おそらくですが、この答えが出ていく考え方の根底には「資格があれば仕事につける、仕事がもらえる」というものがあります。
ハッキリ言います。資格で仕事はもらえません。仕事で結果をつくっている方に仕事が舞い込んできます。もしくは仕事を取りに行く方にチャンスが多く訪れます。
もらえる、というマインドではチャンスの数も少ないし、見込める成長も遅いでしょう。
結論、仕事の中で体験から学ぶのが一番の学びです。そしてどう失敗やエラーを活かし、次に活かすか?そしてどういう結果を作ったか?
そこにこだわっている方は、どんな場所でも結果をつくっていきやすいです。

3.実務経験、実績が本当のスキル


スキルの定義はなんでしょうか?知識でしょうか?能力でしょうか?
例えば、車の免許みたいに、資格を取るプロセスで「実技」が多ければ身に付けた技術があり、自分の運転技術もある程度身に付いているでしょう。さらに毎日運転するなど、たくさん成功体験(運転をしたという事実、あなたの運転は乗り心地がいいよ、安心、と言われるなどの嬉しいエピソード)を重ねれば、どんどん上手くなっていきます。
一方、ずっと運転しなければ「ペーパードライバー」になってしまいます。
免許を使いこなせていない状態ですね。ただの身分証明書にしか使っていない方も、結構多いのではないでしょうか?
仕事の資格も一緒です。実務経験はありますか?仕事を通じて達成した実績はありますか?社会人の評価は、これがすべてです。結果が全てです。
ですので過去の記事にも書いていますが、最低でも1年に一度は、履歴書や職務経歴書をアップデートすべきです。自分の実務経験、身に付けた技術、知見、その事例やエピソードをまとめておくのです。
これらは後々、仕事における出世やキャリアアップに繋がる財産になります。しっかりと蓄積していきましょう。

4.人と関わっていく「ポータブルスキル」を習得すれば強い


結論、下記の記事を見ていただくと書いてあります。

実務経験にて身に付けていくべきことは、業界の専門知識ではなく、「ポータブルスキル」です。これは間違いないです。



「ポータブル=持ち運べる」という意味で、どの企業へも持ち運べる、人と上手に関わっていけたりチームプレーで発揮される、経験から培われたスキルです。大きな仕事のチャンスも掴みやすく、達成しやすくなります。
ポータブルスキル試験」や「ポータブル検定」はありません。仕事の中で養っていくものです。仕事での体験が唯一の教材です。
ポータブルスキルは、景気や業界に左右されず、知識だけでなく経験からくるものなので、年齢を重ねるごとに衰える事がありません。むしろ、どんどん伸ばしていけます。勉強で身に付けた知識は、やがて忘れます。年齢を重ねていけば、どんどん記憶力が薄れていきます。記憶ではなく、経験値です。

何度も言うようですが、どんどん仕事をして、揉まれて、乗り越える経験をたくさん作ってください。
その結果を作った経験が「忍耐力」や「継続力」「企画力」「目標達成力」「フォローシップ」「課題発見力・解決力」「物事を前進させるコミュニケーション能力」「リーダーシップ」といった、企業が欲しい能力を持つ人材であると証明できます。
私は、この証明エピソードを、自己分析MTGや応募MTGといったキャリアの棚卸しの段階で引き出すお手伝いを行っています。
必ずあなたが活かせる経験があるはずです。引き出し、お化粧をするのがエージェントの任務の一つです。
ぜひ、この記事で何か気づきを得ていただき、どんどんアクションを起こしていただきたいです。

次回は「【転職未経験・微経験向け】一次面接と最終面接のポイントの違いとは?」について綴っていきます。お楽しみに。

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