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臨床のPitfall 道具も使いよう チルトテーブル②

うどん県OTのだんです。
臨床現場でときおりおちいるPitfall(落とし穴)について考えたことをまとめていく「臨床のPitfall」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

道具も使いよう チルトテーブル②

みなさんはチルトテーブルに乗ったことはありますか?
私は乗ったことがあるんですが、一言でいうと「怖い」ものです。

臥位から立位に移行する際は他動的(チルトテーブル)になるので、心の準備も身体の準備も行えない中、強制的に立位にされるわけです。
しかも、足底は台についてはいるものの、荷重がかかっているわけではないので、立位に移行する過程で重力が徐々に加わってきます。
また、台は後方にあるので、起き上がってくるときには後方から押されるような感覚に陥ります。
これはかなりの恐怖です。
前に行きたくないので全身がのけぞりました。
足は突っ張り、頭を台に押し付け、手は横の棒につかまり、必死です。
チルトテーブルに笑顔で立っているパンフレットの方のようには行きません・・・。
立つ準備ができていない中、他動的に立たされることがいかに怖いか、痛感しました。
健常者でも恐怖なのに片麻痺の方からするとさらに恐怖に感じることでしょう。
次回は片麻痺の方がどのような状況に陥っているのかを考えてみようと思います。

あらためて勉強です📚


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