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臨床のPitfall 退院に向けて ④

うどん県OTのだんです。
臨床現場でときおりおちいるPitfall(落とし穴)について考えたことをまとめていく「臨床のPitfall」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

退院に向けて④

退院に向けて様々な準備があるのは①で書きました。
その中でも、最近忘れがちなのが身体障害者手帳の申請です。
今は介護保険が優先され、まずは介護保険の申請をしてサービスの利用を考えていくことになります。
「介護保険があれば、身体障害者手帳なんていらないじゃん」
障害者になるのは嫌だな」
といった理由で申請されない方が多くいます。
ですが、メリットはかなりあります。

  • 各種福祉サービスが利用できる

  • 就職・転職で障害者採用枠に応募できる

  • 就労で様々な機関のサポートがある

このなかでも、各種福祉サービスが利用できることのメリットは大きいです。

  • 医療費負担の軽減

  • 国税や地方性の控除または減免

  • 補装具購入費の助成または支給

  • 障害者の生活支援を目的とした住宅リフォーム費の助成

  • 公共交通機関など各種運賃や通行量の割引

  • 郵便料金・NHK受信料・公共施設入館料など一部公共料金の減免または無償化

これらは一部ですが、上自治体や障害の種類や等級によって変わるので、詳しく知りたい方はお住まいの自治体に問い合わせてください。
このように、メリットの大きい障害者手帳なので、ぜひ、早めに申請をいただけると幸いです。
特に、医療費助成に関しては65歳がボーダーになる自治体が多いのでご注意ください。

あらためて勉強です📚


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