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臨床のPitfall ノルマ①

うどん県OTのだんです。
臨床現場でときおりおちいるPitfall(落とし穴)について考えたことをまとめていく「臨床のPitfall」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

ノルマ①

最近ワイドショーを騒がせている某企業でノルマのお話がでていたので、病院にもノルマがあるのか?というところを書いていきます。

結論から言うとノルマはあります。
入院患者数・入院期間・自宅復帰率などなど
今回はリハビリテーションに関するノルマについて考えていきます。

リハビリテーションのノルマというと
・1日の単位数
・FIM利得率
・自宅復帰率
といったところでしょうか。
その中でも多く取り上げられるのが1日の単位数です。

疾患別リハビリテーション料は「1単位を20分とする」、「実施単位数は従事者1人につき1日18単位を標準とし、週108単位までとする。ただし、1日24単位を上限とする。

診療報酬上ではこのように定められています。
そして、多くの病院では1日18〜21単位をノルマとされているところが多いようです。
18単位だと6時間→週に6日勤務で週に108単位
21単位だと7時間→週に5日勤務で週に105単位
24単位だと8時間→週に4.5日勤務で週に108単位

リハビリテーションを提供(単位を取得)することになります。
なので、1日18単位で6時間リハビリテーションを提供し、残りの時間でカルテ記載や書類業務を終わらし、週に6日勤務が標準になります。
なので、セラピストは1日18単位を取得することをノルマとされているわけですね。
中には、週休2日制で1日21単位取得がノルマのところもありますし、週に108単位取得としているところもあります。

このようにリハビリテーションにおいてもノルマが課されているわけです。
なぜこれがPitfallになるかは今後のお楽しみ

あらためて勉強です📚

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