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素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む

「素直だね」と人から言われる事が嫌だった。 素直=お人よしで、利用できそうと思われている気がしてならなかった。メディアやネットの風潮に、毒されていたのかもしれない。 ふと思い立ち、松下幸之助さんの『道をひらく』を読み直している。 「素直に生きる」の頁に、タイトルの一節がある。 "素直さは人を強く正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ" 「素直さを失ったとき」の一節が、今夏のある出来事を

    • 弱い部分は、なるべくケアした方がいい理由。

      私は、子供の頃から腸が弱い。 かつては一年中、下痢や便秘のような腸の不調に悩まされいた。運動、水分補給、漢方薬。よいと言われるものはすべて試してが、改善が見られない。生まれつきの体質だと諦めつつも、一方で辛抱強く、自分の体の声に耳を傾けた。来る日も来る日も、腸に思いを馳せた処、次第に「何をどのタイミングで体に入れた時」に、人並みに調子が良くなるのかに気づいたのである。以来、腹六分目以下を死守し(私の腸が、難なく食べ物を消化できる量)、摂取のタイミングに気を付ける事で、外食も楽

      • そのメール、CCに上司は必要ですか?

        先輩AとBは、私に仕事を依頼する時、メールのCCに上司を入れる。ちょっとした事でも、上司を入れてメールを送ってくる。受け取った時、なぜかもやもやするのだ。信頼されていない?とでも言ったらよいのだろうか。 一方先輩Cは、余程の事がない限り、上司を入れてメールを送ってくる事はない。信頼されている気分になる。たかが、メールのCCなのに。 何でもかんでもCCに上役を入れる人からは、一種の責任逃れを感じる。とりあえず、報告しておけば何とかなる、とでもいうのだろうか。あるいは、「後輩

        • 断る練習

          私の事です。 「理不尽な事」に反応しない事はできても、断る域にはまだ達しておりません。練習あるのみです。

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          属人化を良しとし、業務手順書が貧弱な職場に転職して感じる事

          属人化を良しとし、業務手順書が貧弱な職場に転職し、2年近くが経過した。顔を合わせた事もない他の営業所の人と、電話とメールとチャットのみでそれなりの関係を築き、教えを乞う。頭を悩ませる日々が続いた。当初は、属人化ばかりで、標準化の欠片もない事に憤慨していたのだが、少しだけ考え方が変化している。今のメンバーは、巧みに手の内を明かさない事で、度重なる「リストラ」の嵐を切り抜けてきたのだろう。今後、自分が教える立場になった時、さてどうするだろうか?と自問自答を繰り返している。同じ姿勢

          属人化を良しとし、業務手順書が貧弱な職場に転職して感じる事

          2024年 今年やりたい事

          皆さま、新年あけましておめでとうございます。 ふとしたことがきっかけで、昨年からnoteを始めました。少しずつではありますが、今年も投稿を続けたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 今年集中して取り組みたい事を考えてみました。 インフラの勉強 今の仕事は、「このくらいでよし」がありません。ルーティン業務に甘んじることなく、新しい事を身につけたいと思っています。年明けは、Linuxからスタートです。 noteの投稿回数を増やす 書くことは、自分と向き合い、思

          2024年 今年やりたい事

          言葉遣いに救われた一年でした

          皮膚を守るために、衣服をまとう。 同じように、 心を守るために、凛とした言葉遣いを駆使する。 一年を振り返り、壊れそうな心を守ってくれたのは、何気ない言葉遣いだった。日々「ああ、いいなあ」と感じた日本語を書き留めておき、自分も使ってみる。いつしか、日常生活の一部になっていた。心落ち着くひと時である。乱暴な言葉が入り込む余地はない。 理不尽な言いがかり、責任転嫁、手柄の横取り。今年後半は、どんよりとする出来事が続いた。もうだめかもしれない、と何度も思った。 感情をむき出しに

          言葉遣いに救われた一年でした

          プリペイド携帯電話を機種変更した話

          知人の高齢女性は、10年以上プリペイドの携帯電話を使用中です。このたび、3Gサービス終了に伴い、4G携帯への移行が必要になりました。店舗を訪れたところ、機種を取り扱っていないので、ネットで手続きをしてください、と門前払いを受けたらしいのです。そこで、私に相談が来ましたので、私のPCを持参して、サポートをすることになりました。 キャリアのWebページで対象機種を見つけたまではよかったのですが、キャリア専用の○○IDの登録がなかったので、注文ができません。コールセンタへすぐに電

          プリペイド携帯電話を機種変更した話

          頼まれてないことは、しない

          最近、 100歩先を読んだうえで、 頼まれていないことは、しない 聞かれていないことは、言わない を徹底すると、職場の人間関係が円滑に進む事に気が付きました。 尊敬する先輩の立ち居振る舞いを観察しながら、感じた事です。 何も、目の前で溺れかけている人を無視する訳ではありません。 感情の赴くままに、「よかれと思って」行動するよりも、相手が何を求めているのか、よく観察した上で発言する方が良いと思うのです。 凛とした強さを備えた優しい人は、お人よしではありません。常に思考しなが

          頼まれてないことは、しない

          人の優しさや親切を、当たり前と思わないで

          あやとりりいさんのnoteを読んで、ほんの数か月前の、苦い思い出が蘇ってきました。古傷が痛む思いがする内容です。 転職して、もうすぐ10か月になります。40代〜50代の男性ばかりの部門で働いています。前任者は退職済、引き継ぎ書や業務手順書も整備されていないので、いちいち聞かないと仕事が進みません。 説明上手のAさんに、全部質問する日々が始まりました。もちろん、引用先の男性社員さんのようなやり方ではなく、「いまお時間大丈夫でしょうか?」「お電話可能でしょうか?」と許可を取っ

          人の優しさや親切を、当たり前と思わないで

          過度のストレスと脳への悪影響

          上達の探求さまのnoteに、大変興味深い記述がありました。 過度のストレスが脳へ与える影響についてです。 子供の頃から多くの問題を抱えておりましたので、つい最近まで「人生を楽しむ」という言葉は、私の辞書にはありませんでした。思春期の頃は、家庭内のトラブルに頭を抱えていおり、常に怯えながら生きていました。まともな人生を送れるわけがありません。今思うと、脳が萎縮していたのかもしれないです。 ですが不思議なことに、不惑を過ぎた頃から、良い事が起こるようになりました。 一つ目は、

          過度のストレスと脳への悪影響

          充たされざる者

          文庫本で1000ページ近くという分量におののいてしまい、長らく避けていた本ですが、読みはじめるとあっという間でした。実験的な形式を取りつつも、内容は紛れもなくイシグロの世界です。 著名なピアニストである主人公ライダーは、中欧のある都市で開催される「木曜の夕べ」に招待され、演奏とスピーチをすることになっています。この都市は何やら危機的な状況にあるらしく、ライダーは救世主とみなされています。演奏会前日から当日深夜までの間に出会う人々が、ライダーに向かって延々と自分語りを展開し、

          充たされざる者

          伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい

          有意義な週末 安達裕哉さんの新刊『頭のいい人が話す前に考えていること』 先週の日曜日に、安達裕哉さんの新刊『頭のいい人が話す前に考えていること』を読みました。安達さんを知ったのは、10年ほど前です。とあるインターネットサイトに掲載された文章に、心底納得した事を覚えています。記事の内容はすっかり忘れてしまったのですが、「静かな説得力のある文章」が印象に残りました。 本書は、ビジネスパーソンに限らず、誰が読んでも共感できる内容です。 中間部に、「知性」と「信頼」を同時に」も

          伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい

          Windows 11

          あの季節の到来です。 2025年10月14日に、Window10のサポートが終了します。 以前の勤務先では、OSが大きく更新される度に、インフラ、アプリ、EUSからメンバが選出され、「〇〇移行プロジェクト」なるものが立ち上がります。過去2回経験いたしました。とてもハードでした。 Windows XP → Windows 7 Windows 7 → Windows 10 現勤務先での展開方法は、まだわかりません。 Windows 10 → Windows 11 Wind

          Windows 11

          人生とは連続する刹那である

          タイトルは、『嫌われる勇気』からの一節です。 長らく人生を、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」が描く「登山」のようなものと考えておりました。頂上に到着する頃が40歳で、ある程度望むべくものを手に入れていて…。実際の人生は、そのような順風満帆なものではなく、苦悩と失意の連続です。いつまで経っても頂上なんて見えません。 そんな時に、アドラー心理学を解説した本書に出会いました。「線のように映る生は点の連続であり、すなわち人生とは、連続する刹那」であると。私たちは、「い

          人生とは連続する刹那である