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最近の記事

L'Arc〜en〜CielのLOVE FLIESは「融け合う意識」がテーマ 歌詞解釈・意味・考察

「LOVE FLIES」の概要 1999年リリースのシングル。作曲はken。kenらしいハードなリフと、気だるい雰囲気を伴って曲が進行していきます。Stone Temple PilotsやAlice In Chains、Dinosaur Jr.みたいなオルタナ/グランジ感プンプンのリフ嫌いじゃない。 そんな気だるさもラストサビで大爆発。まさに「LOVE FLIES(愛が飛ぶ)」ように、全てが天に向かって浄化されていく情景が浮かびます。 シングルの中でもかなり好きな曲で、

    • mid90sのテーマは「自己解放」-レビューと考察

      『mid90s』の概要と鑑賞ポイント『ウルフオブウォールストリート』や『21ジャンプストリート』などに出演し、一躍人気のコメディ俳優になったジョナ・ヒル。 私がジョナ・ヒルを好むようになったのは、ガス・ヴァン・サント監督の『ドント・ウォーリー』を観てからである。 主演であるホアキン・フェニックスや、そのパートナー役を演じたルーニー・マーラを軽く凌駕するジョナ・ヒルの演技に目を奪われ、涙した。 「ジョナ・ヒルはコメディ俳優なんかじゃない。一流の俳優なのだ」と確信した作品だったこ

      • Cult Of Luna - The Raging River レビュー

        Cult Of Luna - The Raging River ★★★★★ オススメトラック 1. "THREE BRIDGES" ☆ 2. "WHAT I LEAVE BEHIND" スウェーデンのポストメタルバンド、Cult Of Lunaの新作EPが2021年2月にリリースされました。 内容は相変わらずCult Of Lunaらしいアルバムで、重苦しくズシっとしたリフに、Johannesのがなるシャウトが絡むサウンドに仕上がっています。 テンポの早いトラ

        • the quiet room - You レビュー

          大丈夫だよ どうか 心の向く方へ 春になると、くわるーを聴きたくなる女の子って、多いんじゃないか。 あたしは、くわるーが好きだ。とくに、春に聴くくわるーが。 「くわるー」の愛称で親しまれるthe quiet roomは、2021年にニューアルバム『You e.p.』をリリースした。 先行シングルとして一足に配信されたのが、タイトルトラックである「You」。 配信が開始された頃は、北陸では雪が積もるほど、春は立っていなかった。 でも、春は来てないのに、「You」は、

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          鬼束ちひろ 『HYSTERIA』 レビュー

          鬼束ちひろ 『HYSTERIA』 ★★★☆☆ オススメトラック 1. 「憂鬱な太陽 退屈な月」 3. 「焼ける川」☆ 4. 「Dawn of my faith」 『HYSTERIA』 概要 ”このアルバムはショッキングピンクだな” 2020年、鬼束ちひろはデビュー20周年を迎えた。そして11月25日、記念のアルバムとなる『HYSTERIA』がリリースされた。前作『シンドローム』から約3年空いてのリリースだった。 「HYSTERIA」とは病的な極度の興奮のこと

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          Caspian - On Circles レビュー

          Caspian - On Circles ★★★★★ オススメトラック 1. "Wildblood" 2. "Flowers of Light" 6. "Collapser" ”On Circles” 概要 アメリカはマサチューセッツ州のポストロックバンド、Caspian。 そんなCaspianの5枚目のアルバムとなる"On Circles"が2020年1月に Triple Crown Recordsからリリースされました。 前作”Dust and

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          L'Arc〜en〜Cielの瞳の住人のテーマは「ジレンマ」 歌詞の意味・解釈・分析

          「瞳の住人」概要 「瞳の住人」は2004年にリリースされた23作目のシングルです。 「READY STEADY GO」に続く、活動再開後2枚目のシングルで、前作のような疾走感溢れる曲風ではなく、しっとりとしたバラードになっています。 オーケストラなどのストリングスやピアノなど、ギター・ベース・ドラム以外の楽器がふんだんに使われており、荘厳な雰囲気を纏った曲です。 特に、2回目と最後のコーラスで聞くことができるhydeのhihiAのファルセットを聞きたいがために、「瞳

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          Phoebe Bridgers - Kyoto レビュー

          スローなバラードになる予定だったKyoto。レコーディングでスローな曲にうんざりしてしまったPhoebeが、無理やりこのテンポにしたそう。 Phoebeの優しい声に金管楽器とか、シンセサイザーが絡み合って心地の良い。すべての楽器の音量が抑えられていて、Phoebeの声が一番に聞こえるようにミックスされてる。耳へ触る強さがちょうどいいっていうか、耳へ届くスピードがちょうどいいっていうか。 とにかく、Phoebeの声は、柔らかくて神懸かってる。力強い歌い方をするときもあるけど

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