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旧友へ、私からの長いメール

約30年来の友人(最初の会社で時期的に後輩として入社したが、私の2つ年上)と電話で話していて、たまたまお互い歯医者に通っている話題から審美歯科の話題になり、松田聖子の再婚した旦那が審美歯科医だった、からアイドルの話題となった。
今は80年代アイドルのような存在は皆無で、メジャーなアイドルと言ってもグループがメインであるから、ピンで集客出来ないのか、と。
ネットでツイキャスやYouTubeでアイドル活動している個人や、地下アイドルに関して割と知識があってライブハウスに行ったこともある私が実情を述べてみたが、どうもピンと来ないようであった(そもそも私も彼もアイドルには1グラムも興味はない)。

私は元来ヲタクなので狭い興味・関心を深く掘るタイプなものの、考え方や情報は広く受け入れて自分なりに消化(理解)する方だが、彼はそもそもヲタクらしく昔から偏狭なので、情報その他の見聞も狭いままだ(と思う)。
ゆえに、自分に興味・関心がないことはスルーで知らないままで、私から知識を得ているところがあった。
しかしお互いに社会人初号機から人生初老期になっているので、改めてお互いの乖離を思い知ることになった。

彼は3年ほど前に職場のパワハラからパニック障害を発症し、そのままうつ病になってしまい、会社を退職してSE兼プログラマを引退してしまった。「もう、二度とIT業界では仕事をしたくない」と言った彼を、私はどうすることも出来なかったし、慰め切れなかったのだろう。
今では障害者枠で某銀行に勤めているから、共通の話題は古いマンガか古いパソコンに限られてしまう。要するに思い出話だから、記憶を共に辿ることは出来ても、今現在から未来志向への話には発展のしようがない。せいぜい病気や体調の話が合うぐらいだ。
彼はmixiの頃からSNSには余り参加したがらない人だったから、「Twitterはやってる」と言いながら、その実ほとんどやっていないだろう。
YouTubeは見ているようだが、私は余りYouTube等の動画は見ないので、やはり話題は途絶えがちだ。

それとは全く別に、先ほどご自身の寄稿記事が掲載された雑誌を送ってくれた方へ、お礼メールを送信し終わった。

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電話の彼とはSNSやその他チャット系サービスでもつながり得ず、メールか電話のみでしか連絡がつかないから、彼にもメールを書いておこうか
私は先日、ネット活動での仕事募集や提供サービスを整備し直したところだが、ネットでアイドル活動ウンヌンで言えば、Twitterで38万以上もフォロワーを集め、独自にネットで経済活動をしている人(コスプレ界では有名な人のようだが)をメールで教えてあげようか。

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特にこれといった金融資産や不動産を持たない一般家庭に生まれ育った、私や彼のような普通の庶民は、昭和の価値観で言えば「金銭を得るのは労働しかない」一択の価値観で平成の30年を働き倒した。
私も彼も同じIT業界で文字通り「死ぬほど働いた」が、得たのは共通してうつ病といった精神疾患や、胃潰瘍に十二指腸潰瘍といった消化器官の持病ぐらいだ。
私は途中で「自分の幸せのために生きよう」と決心し、今は何となく幸せに生活しているが、彼は私から見て幸せそうには思えなかった。
コロナうつ」的なモノもあるだろうが「気の持ちよう、心の持ちようだ、自分が幸せかどうか考える方が良い」とは言ってみても、彼には空疎な言葉なのだろうと電話していて感じた。
大体において自分が金銭的にも、存在的にも、「価値がある」のは「労働だけ」なんだろうか?
では、会社その他を定年退職(または定年後の再雇用が終了したあと)は、「無価値」なのか?
画像と経済活動をしているBOOTHのURLで示した、若くて美人でナイスバディでコスプレ界の有名人は、独自の価値を創造したから多くのフォロワーやファンを獲得し、それで経済活動をしている。
私のような見るべきものが何もない敗残した初老でも、独自の価値を創造し得ないのでは、それこそ老害として社会と若年層を恨むだけのゴミに過ぎなくなってしまうだろう。それに、ネットで自身の価値を売り込むのは限りなく無料で出来る。だったら、今からでも遅くはないから、自分の価値を磨いて売り込む活動をすべきではないのか。
幸い現代はネット社会となっており、しかも私はIT業界で30年も仕事をして来たベテランなのだから、それが出来ないワケがない。
とは言え、「努力」の前に「成果」が出るのは辞書だけだ。
それに「成功」のアントニム(対義語)は「失敗」ではない。「何もやらないこと」である
私でさえ、色々と試行錯誤をして独自にWebサイトを運営し、このnoteでも経済活動の宣伝をしているのだ。

この記事を、旧友に贈ろうと思う。

私はクリエーターではなく栗イーターですが、サポートをいただければ書籍代や保守系勉強会(セミナー)の参加費に充て、さらに勉強して得られた知見を記事としてフィードバックします。