見出し画像

Eスタで立ち上がり歌を歌う

チャントを歌うことができない日々が続くことを、誰が想像しただろう。

2020年2月23日のホーム鹿島アントラーズ戦を最後に、Jリーグはコロナ感染症の影響で中断期間に入り、エディオンスタジアムは静かになってしまった。

幸い、2020年リーグ戦初戦を3-0の快勝でスタートできたので、私は「このまま広島が優勝でええじゃろ。」なんて言っていたことを思い出す。

今思えば、あの言葉はJリーグがない寂しさの紛らわせだった。

4か月と11日後、Jリーグは再開された。

声を出せないのはもちろん、

旗は振れない

立てない

手拍子すらもできなかった。

状況を理解しつつも

こんな言葉は運営に非常に申し訳ないが

地獄だった。

冬は尋常じゃなく寒い。

嬉しくても心から喜べない。

訴えたくても何もできない。

一番つらかったのは、選手に声を掛けることができないことだった。

目の前に選手がいるのに

祝福してあげられない

励ましてあげられない

徐々に旗や手拍子が解禁されていく中で、拍手に思いを目一杯乗せて応援するものの、やはりやり切れなさは残ったままだった。

たしかにコロナによる規制を経て、良いこともあった。

小学生ぶりにバックスタンドに座ってみた。新鮮だった。

冷静に見ることでサッカーの勉強ができた。それもまた楽しかった。

でもB6やビジター席に仲間が少ないのは、誰が悪いとかいう話ではなく、ただ寂しかった。

2022年9月3日のホーム清水エスパルス戦で、実に2年6か月と11日ぶりに声出し応援が解禁される。

エディオンスタジアムにVIVA HIROSHIMAが響き渡る日を心待ちにしていた。

まだまだ感染予防はしなきゃいけない。

次の試合の応援もある。

天皇杯もルヴァンカップも残ってる。

選手にリスクを負わせられない。

責任感と、運営をはじめとしたJリーグに関わる各方々へ感謝の気持ちを持って

私は9月3日の試合を迎えたい。

参考

声出し解禁試合に参戦される方は、ぜひ、声出し実験試合だったアウェイ横浜・F・マリノス戦に参戦したときの記事をご覧ください。
準備物等がまとめられています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?