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一生ものの○○力

同じ志 同じ夢を持った人と出逢い
心を通わせることができた
これこそ我が人生
金も名誉も取るに足りない

こんにちは笑輝です。

今日は私の大好きな本に『貞観政要』という中国の歴史書があるのですが、
そこに登場する魏徴(ぎちょう)という人物が、云ったとされる言葉です。

突然ですが、みなさんは中国の歴史上で最も栄えて豊かだった時代をご存じでしょうか?

諸説ありますが、
それは「唐」の時代だったといわれています。

なぜ唐の時代がそんなにも栄えたか知りたくありませんか?
貞観政要はその唐の時代の政治や、王と家臣たちのやり取りが記された書物になりますので気になった方はぜひ手に取ってみてください。

李世民(りせいみん)と諫議太夫(かんぎたいふ)

まず、貞観政要を読む前に知っておかないといけない情報は2つあります。
1つ目が、李世民というカリスマ的な王様。
2つ目が、王様を諫める係である諫議太夫の存在です。

李世民は兄弟の暗殺や、父親の幽閉によって将軍から王様になった人物です。そんなこともあり、その不名誉な名前が後世に残らないよう、立派な政治を行うことを決意しました。立派に国を治めることで名誉挽回し、賢王として後世に語り継がれるように努めたんですね。

諫議太夫はというと、李世民に選ばれた賢人達で、命がけで李世民を注意するのが仕事です。
李世民は、賢人に自分を注意してもらうことで自分自身を律する環境を作りました。それが諫議太夫というわけです。
その中でも特に魏徴(ぎちょう)は、李世民の1番の相談役で、魏徴とのやり取りが貞観政要には多く記されています。

冒頭の言葉は、魏徴が諫議太夫に任命された際に云ったとされる言葉です。
魏徴がどれだけ嬉しかったか伝わってきますよね。

貞観政要からの学び2選

では実際に私が貞観政要を読んで学んだことを2つ紹介していきます。

Ⅰ.緊張感が必要な時
Ⅱ.兼聴と偏信

まず、『緊張感が必要な時』という話ですが、
結論から言うと、「うまくいっているときこそ緊張感が必要」です。

なぜか、
それは歴史から見ると明らかで、
国が亡ぶきっかけはいつも上手くいっているときに油断が生じ、
足元をすくわれるから
です。

確かに上手くいっているときに気が緩んで大失敗という経験がある方は多いのではないでしょうか。

これは、政治だけではなく、スポーツや私生活、ビジネスにも言えることだと個人的には思いました。
お調子者の私には、肝に銘じるべき言葉です。

次に、『兼聴と偏信』についてです。
なんだそれ?と思いますよね(笑)
それぞれ説明します。

兼聴・・・幅広い人からの意見を聞くこと。また、歴史から学ぶこと。
偏信・・・偏った人の意見しか信じないこと。

ということで、どちらが良いか明らかですよね。
実際に唐の前の隋王朝は、王様が偏信だったことで内乱に気付かず滅びたといわれています

多くの意見を聞いていると耳が痛いこともありますが、
色んな視点からの意見を聞くことで最適な選択が選べるのも1つの事実です。

みなさんは自分のために注意してくれているのに、聞き流したり怒ったりしたことはありませんか?

私もこれを見て、
妻や親や友人の助言はしっかり心を開いて聞こうと、改めて決意しました。

歴史書って宝の宝庫

今日は、とても簡単ですが私の大好きな「貞観政要」について書かせていただきました。
このほんを読むと、「李世民って王様なのにめっちゃ聞く力あるよね。」
と感心させられます。
どんな立場でも、どんな人からでも、
自分にプラスになることはすべて聞くという力は一生ものの力なのでしょう。
ということで、気になったという方はぜひ手に取って欲しい1冊です!!

貞観政要もそうですが、
昔からずっと大切に読み継がれてきた本って、
めちゃめちゃ読むのが難しいですが、本質的
なんですよね。
歴史から学べることって本当に多いなといつも思わされます。

売れるものや、戦略は変わっても本質はいつまでも変わらない。
それがこの世界の真実なんだと思いました。

今日も読んでいただきありがとうございます。
また明日も楽しみにしていてください!



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