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映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」はいい意味で後味の悪い映画だった

ゆうべNetflixで「パワー・オブ・ザ・ドッグ」を見たので今日はその感想文をば。

舞台は1925年のモンタナ。正直予告編を見た限りでは「ブロークバック・マウンテン」の二番煎じなのか?と思いましたが、どっこい最後にサプライズが待っています。

この映画は節々に出てくるシーンや独白、これはどういう意味だろう?と思いながら視聴者が見ているうちに最後に「あぁ!あれはそういうことだったのか!」とすべて腑に落ちるものの、その絶妙な苦いような後味にエンドクレジットを眺めつつ「えぇーっ・・・」と無言になってしまうような一本でした。

兄フィルを演じるカンバーバッチさんの演技がまたものすごくいい!カンバーバッチさんはシャーロック・ホームズ役やドクター・ストレンジ役を演じている俳優で、彼の演技の幅の広さには毎回驚かされてしまいます。

フィルは最初出てきた時にはものすごく嫌な奴で、なんだよこいつ性格悪すぎじゃね?たまには風呂くらい入れば、とか思いながら見ているうちにいつの間にか彼の方に感情移入して見ちゃう不思議なキャラクターでした。

なんか何を書いてもネタバレになりそうだし、もしこれから見る人がいたら先入観なしで見てほしいのでここでは詳細を控えますが、大自然の美しさと人間関係の微妙で脆い部分をぜひ見ていただきたい。

見て損はしない一本です。週末のお供にぜひどうぞ。

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