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幸福を定義する時代

こんにちは😃
本日は最近感じる現代社会における幸福について話していきます☺️

豊かになりすぎた現代社会


現代社会は、民主化された神により知識やスキルが均質化され、一見すると豊かさが増したように見えます。


確かに、AIの普及により時間と手間がかかっていた作業が簡単になり、誰でも手軽にスキルを身につけることが可能になりました。

しかし、一方で、ホワイトカラーと呼ばれる職種の人々の能力も均質化され、スキルで競うようになった世界ではフィジカルな要素の重要性が増してきています。

また、物質的な豊かさが増した一方で、貧富の差は縮小したように見えます。

しかし、これは「貧富の差」そのものが縮小したわけではなく、お金で解決できる問題が少額のお金でも解決できるようになったからです。

例えば、ユニクロなどのブランドが提供する良質で安価な衣料品や、1000円でもおいしいラーメンが食べられるようになったことなどは、100年前の超裕福層でも経験できなかった生活水準を示しています

さらに、出会いの機会も民主化されています。
インターネットやSNS、マッチングアプリの普及により、今まで出会うことのできなかった人々と簡単にコミュニケーションをとることができるようになりました。

ここまでチャンスや富が民主化されたときに、われわれは、次に何を求めるべきなのか。

幸福を定義する必要性


現代日本人は物質的には非常に恵まれています。食に困ることもなく、憲法で衣食住は保障されています。

出会いや、生活インフラ、世界、最先端のテクノロジーがここまで民主化されたときに、我々は何をすることが幸福なのか?

高度経済成長期には、いい大学に行き、良い会社に入り、結婚し、住宅ローンを組んで家を買うことが幸福とされていました。
しかし、今日の日本社会ではどうでしょうか?

高度経済成長のときに建築されたRCビル群がまだ現役で、地方には空き家が溢れている今、日本人は住宅という概念から解放されつつあります。さらに3Dプリンターの台頭で格安で家が買える時代が間近に来ています。


田中角栄内閣の列島改造計画やメディアの煽りにより、住宅ローンを組むことが美徳とされていましたが、現代の日本人がそれを求める人は少数派でしょう。

現代では住宅ローンが組めるからと言って異性からモテるという事はほぼないです。笑

一方で、どこでも世界最高水準の食を楽しめ、質の良い洋服も手に入ります。

物質的な豊かさをこれ以上求める必要性がないところまで来てしまったと言っても過言ではないのです。

しかし、日本人の自己肯定感は世界的に見ても低い。なぜでしょうか?

この背景には、日本の道徳教育の不足が指摘されています。

具体的には、新渡戸稲造の「武士道」を読んでみれば理解できると思いますが、ここでは割愛します。


日本人は日本人として生きるだけで、マズローの5大欲求の内、安全欲求までは必然と満たされています。

後は、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求を満たすだけです。


健康と人間関係の必要性、知的好奇心の追求


現代の日本人が目指すべきなのは、健康、人間関係、知的好奇心、と私は考えます。

自分自身、ボディーメイクをして思うのですが、健全な身体には、健全な魂が宿ると言われるほど健康は大事です。

日本では医療保険の対象が病気の発症から始まるため、予防医学の意識が薄れがちです。

しかし、日々の健康を意識することで、職業の質や人間関係にも大きな影響を与えます。

健康的な体はお金だけでは買えません。
それは時間と習慣の投資によってしか手に入らない貴重な資産です。


次に、人間関係について語ります。

皮肉にもルッキズムという概念が近年浮上してきている今、見た目を磨くことが重要になっています。

健康的な体は自然と良好な外見を生み出し、それが出会いを増やすでしょう。

しかしながら、人間関係は健康と同様にお金だけでは手に入らないものです。

人と話すことや、人を惹きつける人間性、その人間性を獲得するまでに、様々な経験が必要です。一朝一夕で手に入るものではないです。

マズローの5大欲求における社会的欲求と承認欲求を満たすためには、人間関係の構築が必要不可欠でしょう。

最後に、知的好奇心について触れます。

情報化社会において、物事を多角的に捉える能力は必要不可欠でしょう。

一例としてiPhoneを挙げます。

iPhoneと一言に言っても、その背後にはアップルの歴史、ゴリラガラスの科学、UI設計の工夫など、多種多様な要素が絡み合っています。

これらの知識は、広範な教養から生まれます。知的好奇心はその教養を培うエンジンの役割を果たすでしょう。

情報化社会において、物事を多面的に見るためには選り好みせず、知的好奇心を大事にして、様々なことが経験だと思い体験することが大切でしょう。


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