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薬草酒あれこれ

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薬草酒について深掘りした内容を、出来るだけわかりやすくまとめていきます。どうぞよろしくお願いします♪🌿🌿🌿
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ベルモット

ベルモット

頭脳は大人、見た目は子供な探偵少年!

の、話じゃなくてリキュールの話を書かせてもらいます。

僕らが想像するよりもずっと遥か昔から、ヨーロッパではワインに薬草を漬け込んで飲む文化は一般的だったのだ。

ヴェルムト=ニガヨモギは高山地域では比較的容易に収穫されており、ワインの香り漬けには日本で言うお婆ちゃんの梅酒のように親しまれていた。

そうなんだ、ワインよりも今ひとつ親しみなくあったベルモット

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アブサン

アブサン

緑の妖精はスイス生まれフランス育ち

スイスのヴァル・ド・トラヴァースで生まれた地酒であり、近隣の畑で採れたハーブの効能による滋養強壮、食欲増進を期待して作られた。
複数のハーブを蒸留で香り付けしたリキュール。(漬け込みも含むが、銘柄により方法が違う)

収穫されたハーブを選別し、乾燥させる。
マセレーション(浸漬)という工程によりアルコールに味をつける。蒸留する。すごーく省きまくって簡単に説明す

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シャルトリューズ

シャルトリューズ

2020年、フランス。
コロナ禍でも変わらぬ生活を続けてきた修道院による歴史深いお酒です。

お酒と宗教は切っても切れぬ仲なんて言いますが、このお酒はその代名詞的存在の銘柄。
大昔のフランスで、キリスト教系カルトジオ会のメンバーがシャルトリューズ山脈の奥地に辿り着いた。

そこで小さな生活圏を作り出し、収穫したハーブを薬として、また外貨獲得のために作り出したのが上の画像のシャルトリューズハーブリキ

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薬草酒のススメ

薬草酒のススメ

薬草酒、、

なんじゃそれ?

と言う声、聴こえておりますよ🤣

実は世界中でそれぞれの土着の薬草を漬け込んだ、或いは蒸留で香り付けしたものが有るのだ。

日本であれば養命酒がそれにあたるし、最近のクラフトジンブームでは都道府県ごとにローカルハーブを使用したものが見受けられる。

海外へ目を向けると、イタリアのカンパリ、スイスのアブサン、フランスのベルモットなどに代表される"地のものを使って薬効

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