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ベルモット

頭脳は大人、見た目は子供な探偵少年!


の、話じゃなくてリキュールの話を書かせてもらいます。



僕らが想像するよりもずっと遥か昔から、ヨーロッパではワインに薬草を漬け込んで飲む文化は一般的だったのだ。


ヴェルムト=ニガヨモギは高山地域では比較的容易に収穫されており、ワインの香り漬けには日本で言うお婆ちゃんの梅酒のように親しまれていた。

そうなんだ、ワインよりも今ひとつ親しみなくあったベルモットは滋養強壮、食欲増進のために昔から生活の中に親しまれてきたのである。

今では沢山の種類が有り、イタリア、フランスのみならずスペイン、南アフリカなどからも発売されている。日本に入ってきてる物だけでも80種類を越える銘柄がある。

実にグローバルだなぁ。


仲間としてあげれば中国の桂花陳酒などもベルモットの一種として挙げられる。

カクテルで言えば、マティーニ、マンハッタン、ネグローニなどどこでも飲めるいわゆるクラシックに必要不可欠で有り、実は飲んでいる人も多くいる事だろう。

スピリッツも大変に美味しいが、それらを彩る存在としてバーには欠かせない名脇役。

そんなベルモットのお話

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