私的、カフェスペースのススメ。会社に創造性と良好な人間関係を生む一工夫

こんにちは、リスペクトの北原です。

今回は、会社に創造性と良好な人間関係をもたらすカフェスペースの魅力についてお話します。

弊社はOA機器の販売・光通信回線のサポートを行なう会社です。オフィスインテリアは専門外ですが、「オフィスワークを快適にする、便利にする」という点では弊社事業とも親和性があるかなと考え、あくまで私的ですが、昨晩調べた「カフェスペースの魅力」をお伝えします。ぜひ、ご一読ください!

正解の価値が薄れた現代において「創造性」と「チームの結束」は差別化要素となる

昨今、「アートシンキング」の価値がビジネスパーソンの中で高まっています。

この「●●シンキング」という言葉は、これまでに「ロジカルシンキング」→「デザインシンキング」という順でビジネスシーンに登場してきました。

そして、以下の山口周さんの著書『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(略)』を皮切りに、最近は「アートシンキング」を題材とした書籍が書店を賑わせています。

「アートシンキング」台頭の背景、その価値の本質、どう鍛えればいいのか?については、私の説明より上の2冊をぜひご精読ください。私も読ませていただいたのですが、非常に勉強になりました。

でもちょっぴりだけ、一部だけ、アートシンキングの要点を抜粋すると以下のような感じです。(『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」』より)

これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない
インターネットによる情報革命のために、"正解のコモディティ化"がおきた現代では必然的に差別化が消失し、論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈しつつある
精密なマーケティングスキルを用いて論理的に機能的優位性や価格競争力を形成する能力よりも、人の承認欲求や自己実現欲求を刺激するような感性や美意識が重要になる

課題の解をネットですぐ見つけやすい時代だからこそ、競合差分をつくるために、”時には『直感』や『センス』で経営を見つめること”が新たな突破口を生むというのです。

カフェスペースが会社に創造性をもたらす理由

では、会社に創造性の息吹を入れるには何が効果的なのでしょうか? 正直、「これ一つで充分」という要素はないと思います(当然ですが)。

個々人の意識の変化、インプットの量・質の変化、ワークショップの導入、評価基準の改変……などなど、創造性を生むための変数は多様だと考えられますが、ことオフィスに焦点を当てると「カフェスペース」が効果的なのでは?と思うのです。

カフェスペースが会社に創造性をもたらすと考えられる理由は、以下の2つです。

1. アイデアは緊張と緩和の往復によって生まれるから

一つ目の理由は「よいアイデアとは緊張と緩和の往復によって生まれる」と考えているからです。事業を0→1から立ち上げる時や答えのない打ち手を決める時、多くの人は集中して何が最適か?と頭を緊張させると思います。

でも、緊張状態だけでは、よいアイデアは生まれにくい。ふとリラックスした瞬間に、何かがガツっと結合する感覚で、よいアイデアは生まれたりします。お風呂やトイレの時間にアイデアが生まれる方が多いのも、このような理由からでしょう。

いつもの固定席から離れ、フリースペースでリラックスできるカフェスペースで考えることで、頭が緊張状態から緩和され、よいアイデアが生まれやすくなるのです。

2. 従業員同士の雑談からアイデアは生まれやすくなるから

二つ目の理由は「従業員同士の雑談からアイデアは生まれやすくなる」と考えているからです。オフィスに固定席がある場合、どうしても自分の部署やチームの人とばかりコミュニケーションしがち。また仕事中ですから、畏まった報告や相談に終始しがちです。

でも、カフェスペースには「ちょっと小休止したい」という従業員が特定の部署に関係なく集まります。そのうえ、コーヒーでも片手に声をかければ雑談に発展するはず。

私は、アイデアは雑多な情報や話から生まれやすいと考えているので、いつも接点のない人と雑談をしやすいカフェスペースは、会社に創造性をもたらしてくれると思うのです。

カフェスペースを作る際のポイント

では、実際に会社にカフェスペースを導入する時、どのような点に注意して作っていけばいいのでしょうか。

カフェスペース作りについて、中小事務所向けのオフィス用品・現場用品の通販サービス等を展開するアスクル株式会社が運営する「みんなの仕事場」にポイントが述べられていました。

「みんなの仕事場」によると、カフェスペース作りのポイントは「別室を用意しない」「水回りの工事をしない」「セルフサービスにする」の3つ。早速、カフェスペースを低コストで始めるためのポイントを解説します。

1. 別室を用意しない

一つ目のポイントは「別室を用意しない」ということ。カフェスペースを初めて導入する時、つい気合いを入れて執務エリアとは別に部屋を設けようとしてしまいがちですが、これはNG。

カフェスペースは従業員がリフレッシュのために集まりやすいことが肝なので、執務エリアの中にあるほうがいい。ちょっと疲れた時に足を運びやすいですし、誰が利用しているのか見えることで利用が加速しやすい、というわけです。

2. 水回りの工事はしない

二つ目のポイントは「水回りの工事はしない」ということ。こちらもつい張り切って、新たなカフェスペース設置に際し、水回りの工事を行ないがちですが、そんなのはコスト(時間とお金)がかかるので割り切ってやめましょう。

水回りの工事をわざわざしなくても、例えば飲みかけのコーヒーは各々が給湯室まで必ず捨てること、など利用ルールを徹底周知することで、低コストで始められます。時間やお金をかけるのではなく、まずはサクっと社内に導入することが重要です。

3. セルフサービス制にする

三つ目のポイントは「セルフサービス制にする」ということ。言うまでもありませんが、カフェスペース設置の目的はカフェ開店ではありません。

従業員の気分転換や雑談を通じて、事業の施策に創造性(アイデア)をもたらすことです。ですから、会社側はコーヒーマシンやお菓子などの軽食を置く程度にして、あとはセルフサービスの運営にしましょう。

補足ですが、コーヒーマシンの導入はネスカフェ アンバサダーになることでお得に利用できます。(コーヒーマシン無料・コーヒー代は飲んだ分だけ)

このようなサービスを導入してみるのも良さそうですね!

創造性が枯渇しないようにオフィス環境に常に変化を

私も日々オフィスで仕事をしていて、どうしても固定席に長時間いると頭が働くなってしまう時間があります。息を長く会社を経営していくためには、適宜リフレッシュしながら、アクセルとアイドリング状態を切り分ける工夫が大事。

さらに、情報自体の価値が低減している現代において、競合他社とアイデア力で差をつけるためには、創造性を育みやすいオフィスづくりを意識する必要があるでしょう。

今回は弊社のオフィスに活かすために私的にリサーチした内容に過ぎませんが、皆さんの会社でもカフェスペースの設置・導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。

・会社名:リスペクト株式会社
・サービスサイトはこちら
・設立:2011年9月
・本社所在地:東京都練馬区貫井1-25-8 NTT西練馬ビル2階
・事業内容:1. ビジネスフォンや複合機などのOA機器販売  , 2. 光ブロードバンド回線のご提案や電話工事 など

・TEL:03-5848-8057

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