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つくり手・生産者を感じることで、 プロダクト開発を加速させるオフィスデザイン

クックパッド コーポレートブランディング部の杉田です。

WeWork オーシャンゲートみなとみらい内、7階と9階に「街やつくり手と一緒に、毎日の料理を楽しみにしていく場所」というコンセプトの新オフィス「Cookpad park」が完成し、そこでの業務もスタートいたしました。

今回、私はデザイン面の監修、クリエイティブディレクションを担当したので、Cookpad parkの見どころをご紹介いたします。最後に動画もありますので是非ご覧ください。


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チーム

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今回の本社移転のプロジェクトは、多くのパートナー企業の方々のご協力があって実現しましたが、オフィスデザインに関しては、
・WeWork(内装、インテリア)
・SOLSO(植栽計画、植栽運用)
とクックパッドの3社共同で行いました。
こちらの2社については、それぞれのカテゴリーにおいてプロフェッショナルであることはもちろんですが、プロジェクトの初期段階からご参加いただき、Japan CEOの福崎の思いや、発散されるアイデアを受け止めていただいていたからこそ、この短期間でのオフィスデザインが実現できたと思っています。


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オフィスデザインコンセプト

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Cookpad parkのコンセプトは前述のとおりですが、それを実現・体現できるデザインコンセプトとして「横浜という場所と、つくり手・生産者を感じることにより、プロダクト開発を加速させるオフィスデザイン」ということを定めました。


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Cookpad parkの見どころ

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1. 食べることができる植物
オフィスに植物を設置することはよくありますが、 Cookpad parkでは観葉植物だけではなく、食にまつわる植物を多く設置しています。
アボカドやアスパラ、アーモンドなど食材としては身近なものでも、収穫前の姿をはじめて知ることができたり、その植物が成長していく過程も日々感じることができます。
またオフィスの一角に「フードナーセリー」を設置。ここにはミントやバジル、ローズマリーやルッコラなど実際に収穫し食すことができる植物を設置しています。社員自らが水やりを行い、収穫し、料理に使用することなどが可能です。
デザインコンセプトで定義しているように、まずはここで働くスタッフ自らが、大げさにいうと生産者となり、身近に感じることでクックパッドの様々なプロダクト開発に活かすことができると考えています。

<Cookpad parkの食にまつわる植物たち>
ミント、バジル、クレソン、ルッコラ、イタリアンパセリ、ローズマリー、コリアンダー、レタス、ミズナ、オレガノ、バニラ、パイナップル、アロエ、アスパラ、ジンジャー、シナモン などなど


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2. 緑のグラデーション
7階の共有ラウンジからCookpad parkへ入ってすぐ目にするのが、天井からメッシュフレームを吊るしたパーゴラエリア。植物に囲まれたこのフリースペースはリラックス効果だけではなく、このエリアの先に見える海へ繋がる緑のグラデーションとしても視覚的に機能します。


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3. シンボルツリー
7階オフィスの中央部分にシンボルツリーを設置しました。ほぼどのエリアからも見えるオフィスの象徴となる木。スタッフ同士でのランチの待ち合わせや軽い立ち話はもちろん、今後は、福崎がお気に入りの横浜のつくり手であるコーヒースタンドのオーナーをお呼びして、みんなにコーヒーを振る舞うといったことなども行われるかも。
このベンジャミンという木はゴムの木の仲間で、はるばる沖縄からやってきてくれました。冬に入る前までは葉も増え成長していくそうなので、日に日にこのシンボルツリーが大きくなっていく様を楽しむことができそうです。


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4. 眺望
9階の専有エリアの窓際に設置されたボックス席からの眺望は開放的で、海も空も大きく感じることができます。作業に集中したり、ミーティングをしたり自由に使用できるエリアです。
もちろんその側には、たくさんの日光を浴びて育つ植物を多く配置しています。


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5. 横浜
つくり手も、街も、そして自然も近く、食や料理に関して多くの刺激を受けることができる横浜という場所を、ミーティングルームの名称としました。
・横浜の海が見える方向にあるプロジェクトルーム「OCEAN
・クイーンズスクエアなどがある方向にある会議室「CITY
・丹沢山方向にある会議室「MOUNTAIN
・眺望が素晴らしい9階にある会議室「SKY


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6. お土産
食べることができる植物がたくさんあるCookpad parkに訪れていただいた方々へ、毎日の料理が楽しみになるよう、自らが生産者となり、料理し食すことができる種をプレゼントしています。手軽に育てることができ、さらに繰り返し収穫ができる「固定種」を選定しました。第一弾はベビーリーフミックスです。


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Cookpad parkの個人的ベストスポット

内装工事の立ち会いや植栽の搬入、竣工撮影などでこのオフィスを独り占めできる時間を過ごせたのですが、やはり植物たち越しに見る海の眺望は最高でした。
窓際ももちろん気持ちよいのですが、個人的にはシンボルツリー越しに海を臨む景色が一番好きです。そしてこの方角はほぼ真東なので、午前中、特に朝早めの時間は最高です。コーヒーがお供だと完璧です。


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さいごに

身近な食材が成長していくのを間近で感じながら、つくり手や生産者の皆さんと共に毎日の料理が楽しみになるよう、サービス開発をこのCookpad parkから行っていきます。
コロナ禍において、Cookpad parkに遊びに来ていただくのもなかなか難しいと思いますので、こんな動画を作りました。前述の個人的ベストスポットも疑似体験いただけると思いますのでぜひご覧ください!!


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クックパッドのこれからの働き方を定義し、あわせてそれらを発信するCookpad Ideasもぜひご覧ください。


Cookpad Design Magazineではいろんなデザイナーが様々な取り組みについて紹介しています。こちらも是非!


そして、つくり手や生産者さんをエンパワーメントするためのサービス開発を行うデザイナーやアートディレクターを募集しています!








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